DKの内に自担と呼びたくなったので、梶山担始めました。
*1:ご縁とかタイミングとかに弱いです。げんきん!
声がかれるまで歌おう
塚田僚一くん、30歳のお誕生日おめでとうございます!!!!!
今回は男・塚田僚一、華の30代突入記念ということで、私から見る塚田くんの好きなところ、素敵なところを勝手にお伝えしようと思います!わー!ぱちぱち!
ただ好きなところの話をすると延々と話し続けてしまうので、どうにか10個に収めました!あんまり収まってないんですけど!
流行りに便乗すると、今回の記事はこういうことですね!
例に漏れず、主観と独断と偏見で抜粋しておりますのでご了承くださいませ。
①発信に貪欲
役割を与えられて、僕自身成長してる。求められるから、その成長過程に気付く。成長するためには、分析するんじゃなくて、何事にもハングリー精神を持ってやって見ることの方が大事なんじゃないかな。/Twinkle×2 Star Tour パンフ
声はね、「伝えたい」って気持ちが大切だと思うよ。ステージ上でも、常にお客さんに伝わるよう、気持ちを込めて歌ったり、喋ったりしているから。とりあえず、「伝えよう」っていう気持ちを強く持ってみて下さい。その積み重ねが大事だと思います。/1301 duet
この記事を書くにあたってデビュー曲であるZa ABCのメイキングを見返したのですが、今の塚田くんの方がよく声が届くな、と感じました。塚田くんの声は摩擦がなくつやっとしていて、キーがやや高めで遠くまでよく通る特徴的な声をしていますが、それとは違う意味で、声量や声質の問題ではなく、塚田くんの「人に届けたい」という意識が、昔より今の方がどんどんと太く強く外に向かっていっているから、今の塚田くんの方がより聞き取りやすく、わかりやすく見ている側に届いてくるのかなあと思いました。
自分の中では今までの活動の延長線上という感じで、あんまり切り替えたとか、新しいこと、実際やらせて貰ってるんですけど、自らやったって感じでもなくて。
(アウトデラックス出演)よかったですよ、いい結果で。イチかバチかみたいなところも。/160825 to base
アウデラ出演は、キャラクター面での「発信」の集大成だったように思います。リスクを背負わなければリターンはありません。塚田くんは自分の決断を正解にして掴み取ってきました。意図的に何かを切り替えたわけではなく、けれどここが勝負所だと、塚田くんをよく知る人は誰もいないあの場所で、塚田くんはありったけの自分をさらけ出しました。放送直後はお母さんにもメンバーにもファンにも、僕がアウトで皆に迷惑を掛けていないかな?と不安そうにしていましたが、新規の私でもよく知っている塚田くんだったので、不安に思っていたことは意外でした。イチかバチかだったんだなあと思うと、いつも以上にいっぱいいっぱいな様子で、手持ちの札を全部表にひっくり返して曝け出した塚田くんの勇気を心から讃えたいです。
②自分のやりたいことが明確
作品の見所はたくさんあるのですが、後輩達がアクションを頑張っている姿がすごくいい。うん…悔しかったんでしょうね。僕もこれまでにたくさんの舞台をやってきてアクションには自信があるので、ああいう形で体を動かしてみたかったって気持ち、正直ありますから(笑)/シネマ☆シネマ No.49
やってみたいのは、アクションもの。舞台でも映画でもいいから…。そうしないと、罰当たりなんじゃないかなって思うぐらい(笑)、親からこの身体を頂いたんだから。/『ボクの穴、彼の穴。』パンフレット
「体操のお兄さんをやりたい」なんて話もしていましたね。SASUKEの出演も、本人の長年の夢が叶ってのジャニーズ初出演を遂げました。塚田くんは過去に習っていた体操でも躓いたことがないと話していました。元々の身体能力の高さはジャニーズ入所当時から遺憾なく発揮され、入所してすぐにテレビやコンサートにも出演し、過去のジュニアの番組や音楽番組、少クラやバック映像から、あらゆる年代の塚田くんを見ることが出来ます。そんな幼い頃から露出に事欠かなかった塚田くんをエリートと呼んでも遜色ないと思います。
塚田くん本人も自分の高い身体能力を武器として、今尚惜しむことなく披露し続けてくれていますが、アクションものに携わりたい といった話は、ここ数年は特に目立って繰り返されているように感じます。TBS感謝祭やSASUKEなど、スポーツとしては何度か出演をしていますが、塚田くんは演技媒体での出演が昔からの長い目標みたいですね。
塚田くんが、自分のやりたいことをすごい主張するんですよ。自分で家でノートにまとめてきて、それを振り付け師さんに相談してる姿を見て、今まで見たことない姿だったんで、こういう人が上にのぼっていくんだなっていうのをすごい感じました、その瞬間。 /松村北斗くん「A.B.C-Z デビュー密着ドキュメント」
実際に出来るか出来ないかはさておき、まず「やりたい」と主張出来る強さは、塚田くんにとてもプラスな作用を齎してくれています。ファンとしても、アイドルが今何を求めているかを知ることが出来るのは嬉しいです。いつか叶うといいなあ。見守ることしかできませんが、実現したときは、本当に本当に嬉しいんだろうなって、今から楽しみです。常に外へ外へとエネルギーのベクトルが向かっている塚田くんの強さ、最高に格好いいです。
③強くてしなやか
僕は当時、いじられるってことに抵抗があったんです。なので、既によくいじられていた宮っちに相談したんですよ。“いじられるって…どうなの?”って。
よくわからないまま、ムチャぶりをされて、最初は戸惑っていたけど、流れに身を任せるようになれたから。自分のことなんて、すごく小さなことなんだなって思えたんです。/TVガイドperson vol.40
アウト×デラックスのふかわりょうさんの回で、今やテレビに引っ張りだこのマツコと坂上忍さんが「周りに流されて此処にいる」と話していたことをよく覚えています。
大人数のスタジオ収録も、一人で地方に足を運んで現地の人たちと触れ合うロケも、塚田くんはグループの外に出たことで様々な新しいお仕事に取り組んできました。見る側としてはその中で楽しめたものも楽しめなかったものも、ここにメンバーがいたらと悔やんだことも、塚田くんってこんなこと出来るんだと目から鱗が落ちたこともありました。塚田くん一人がそこにいただけでは見れなかった姿を、人の手が加わることによって、塚田くんの知らない一面を引っ張り出してくれました。
見ていてヒヤヒヤする企画もありました、見ずに飛ばした番組もあります。けれどそれはあくまで私の好みの問題なので、また違う番組で塚田くんを見たときは、私が好きになった塚田くんがそこにいて、その都度私はほっと息を撫で下ろすのです。
「発信」を繰り返してイメージが定着した次のステップは、「委ねる」こと、なのかなあと思っています。
有難いことに塚田くんのお仕事は、現時点「塚ちゃん」から大きく逸れるものはなく、テレビで見る塚田くんは、私が好きになった塚田くんの延長線上にまだいてくれています。
けれどいつかは、手綱から手を放してしまうほどの大きな力が塚田くんを押し流してしまう日が来るかもしれません。それを世間は「売れる」と呼ぶのでしょうが、塚田くんの手綱を放れた塚田くんを好きでいられる自信が、今の私にはありません。
「僕は……悔しいこともあったけど、覚えてないっていうか。本当に悔しいことはこれからくるような気がするな/1604 ダ・ヴィンチ
いつか「売れる」ときがきても、塚田くんは塚田くんのまま売れて欲しい。世間に塚田くんが合わせるのではなく、世間の価値観が塚田くんをそのままを受け止める。どうか今までのように、塚田くんは塚田くんのまま、そのまんま大きくなっていって欲しい。変わらない強さと、そのままでそこに居られるしなやかさを、どうかこれからもずっと損なわない塚田くんでいてほしいです。
④主観と客観を混ぜ合わせるのが上手
(金髪先生との共通点)精神的なことでいうと、自分が“正しい”と信じているものを譲らないで貫くところ、そしてそのやり方が時に空回りしてしまうところは似ているなと。僕も結構、空気が読めない発言をしてしまって、周りをポカーンとさせちゃうことがあるので(笑)/シネマ☆シネマ No.49
自分自身に関しては『怖いもの知らずに、ガンガン斬り込んでいく人』として、伝説を残してみたいです。番組で先輩とご一緒させて頂いた時に、引っ込み思案にならずにいたいと思ってるんですが。引き過ぎることなく、かつ礼儀を欠かない程度に…難しいけど、頑張ります!/14年ABC座パンフ
A.B.C-Zの飛び道具な塚田くんですが、自身もそのポジションにすごく自覚的です。A.B.C-Zはバック時代が長いからか、前に出るより周りに合わせることの方が得意だともいつぞや本人たちが話していました。
A.B.C-Zの外交担当は塚田くんと河合くんだと私は思っていて、殊に塚田くんはアウト×デラックスにレギュラーが決まってからは、今までより格段に自身のキャパシティを広げてきています。状況把握や咄嗟の切り返し、場の空気に身を委ねるタイミングなどの上達がコンサートのMCからも強く感じますが、我が物にしたはずの経験が、突然一切役に立たなくなる瞬間も多々あるのがすごいところです(笑)。イットランズでも、稽古翌日になるとまたゼロに戻ってる、なんて言われていましたね。そんな一見駄目駄目な姿も含めて「塚ちゃん」なのだと、メンバーからファンへ、ファンから一般層へと、「塚ちゃん」の輪を外に広げてきているのだから、感心するしかないです。
⑤解釈の変換が面白い
表現の幅を広げたいって考えたときに「そうだ、女装だ!」って。“アイドルあるある”を歌詞に盛り込みたくて、アイドルの曲を研究したら夢にまで出てきた(笑)。/1411 potato
(次に挑戦したいアクロバットは?)ブレイクダンスとのコンビネーションとか。最近は技より、どうやったらアクロバットを楽しんでもらえるか考えることが多くて。それで辿り着いたのが、“塚☆リカ”なんですよ。/150525 オリスタ
一行目から早速頭の中でハテナマークが飛び交います。表現の幅を広げたい→そうだ、女装だ!とは…?女装に至るまでの過程にはいくつか段階を経たのだと思うのですが、全く予想がつきません。でも結果的に、塚☆リカは大成功を収めました。
アクロバットに限らず、技術って一定のレベルの線を超えると、素人ではその差が殆どわからないものです。塚田くんのアクロバットがすごいことはよくわかるのですが、それがどの程度すごいことなのかは、アクロバット経験のない私には正直よくわかりません。
技術を上げる、技の難易度を上げるのではなく、受け取る側の視点に立って、どうすればわかりやすく受け取って貰えるかを突き詰めた考えた結果、行き着いたのが「塚☆リカ」。自担名義のソロ曲を殆ど聞けてない問題*1は現在進行形の悩みですが、塚田くんが考えて考えてたどり着いた境地、しかも大きな結果に結び付いた場所を、塚田くんのファンである私が大事じゃないはずありません。
手応えが少ないから視点を変える、見える角度を変えることでアプローチを示してくれる塚田くんの発想力は、常人には及ばない世界にあると思うので、塚田くん、次のソロ曲は、頼んだからね…!!
⑥自分の足で現場へ赴く
僕はメジャー、王道も好きだし、サブカルチャーも好きなんです。ジャニーズというすごい先輩たちがいる事務所に入れてよかったなっていう気持ちもあるし、一方でまったく別のコンセプトで活動しているアイドル文化も好きです。/TVガイドperson vol.40
私は東京に住み始めてもう20年以上になるのですが、東京という街の味の濃さを知ったのは、塚田くんを好きになってからでした。
例えば舞台。都心部だけでも大小さまざまな劇場があり、一年を通して様々なジャンルの演目が、そのときその瞬間だけのドラマを生み出していたことを知りました。塚田くんとA.B.C-Zにハマらなければ、舞台の楽しさを知る機会のないまま人生を過ごしていたと思います。
舞台、音楽、スポーツ、様々なカルチャーが生まれ息をする街・東京の景色を、私一人の人生では一生知ることのなかった世界の存在を、塚田くんは教えてくれました。今の時代なら、ネットのまとめ記事や、RTでTLに流れてきたニュース記事、長い本編の一部を切り取った画像や動画など、家にいながらもちょっと指を動かすだけで簡単に何かを知った気持ちになれるのに、自らの足で劇場や会場に足を運び、家賃を危険に晒しつつも、自身の五感での吸収を怠らない姿は、インターネットが大好きで出不精な私にとって、痛いくらいの刺激を受けています。
チケットを持っていないのにグッズだけ買いにライブ会場に足を運んだり、アイドルがこっちを向いてくれたと喜んだり、私たちファンが塚田くんやA.B.C-Zを見るのと同じ視点に自分も立ち、その感覚に近付こうと努力してくれる、その行動力は、簡単に真似できるものじゃあないと思うのです。
そんな塚田くんの姿は野生ポケモンかってくらい目撃されて、ほぼ毎日ってくらいSNSで発信されていることがもはや日常になりつつあるのも面白いです。事務所がSNS禁止のため、自分ではなく他人に自分を発信してもらうという、いいんだか悪いんだか判断に難しいところですが、街のどこで出会う塚田くんも、必ず「塚田くん」のままでいてくれるから、頼もしいです。「悪い人はいないって信じてます」なんて塚田くんは話しますが、嘘でもいい本当でもいい、言い切れるその強さが、私にはとても大切な宝ものです。
⑦興味の幅が広い
⑥を掘り下げる感じになるのですが、まず先に、今までに私が見聞きしたことある塚田くんの音楽/映画・TV/漫画アニメを挙げさせて貰いますね。
音楽
- エレファントカシマシ『部屋』『東京からまんまで宇宙』
- RIP SLYME『remember』*2『Island』
- 桑田佳祐『100万年の幸せ!!』『波乗りジョニー』
- ゴールデンボンバー『片思いでいい』『愛について』*3
- B.B.クィーンズ『ドレミファだいじょーぶ』『しょげないでよBaby』
- 星野源『生まれ変わり』
- Cocco『エーデルワイス』
- WORLD ORDER、小沢健二
女子アイドル
- でんぱ組.inc『くちづけキボンヌ』『冬へと走りだすお!』『Vandalism』 『おつかれサマー!』
- モーニング娘。『わがまま気のまま愛のジョーク』『私のでっかい花』
- 吉田凜音『Fantaskie』
- 私立恵比寿中学『幸せの貼り紙はいつも背中に』*4
ジャニーズ
- SMAP『ひと駅歩こう』『ハロー』
- KinKi Kids*5『99%LIVERTY』*6『冬のペンギン』『鉄塔の下で』
- Kis-My-Ft2『雨』
- Sexy Zone『A MY GIRL FRIEND』
映画・ドラマ・TV
- 『ファイトクラブ』『TOKYO TRIBE』*7『カイト/KITE』『ゼロ・グラビティ』*8『神様の言うとおり』*9『キミに逢えたら!』『ラブ・アクチュアリー』『ニューイヤーズ・イブ』『ハイスクールミュージカル』『ポリス・ストーリー』
- 『ダーウィンが来た!生き物新伝説』『パワー☆プリン』
- 『グリー/glee』『14歳の母』
アニメ・漫画
ジュニア歴が長いA.B.C-Zは、「マッチさん以外のバックにはついたことがある」と以前河合くんが話していた記憶があります。数多くのコンサートに着いてきたことを抜きにしても、塚田くんはジャニーズ内の楽曲をとても手広く聞いている印象があります。それも有線やテレビで流れるメジャーなシングル曲ではなく、CDをちゃんと聞いていないと存在すら知らないような楽曲ばかり。近年は女子アイドル曲を話題に挙げることが多かったですが、ジャニーズ以外の音楽もそんな感じで、何処で知ったんだ?!と尋ねたくなるチョイスばかりです。好きな音楽の話をするときは歌詞の良さを挙げることが多いので、歌詞先行で音楽を聴く人、という意識で上を眺めると、また違った見え方ができそうですね。
塚田くんという人があまりにも私の知らない世界を生きているので、私は塚田くんの口から出るものが観るもの聴くもの読むものに興味津々です。
女子アイドル好きが塚☆リカの功績を連れてきたように、あらゆる方面にアンテナを張って取り込んだ塚田くんのインプットが、目に見えたり見えなかったりの形で世にアウトプットされていくのだと思うと、その循環の一挙手一投足を知りたくなります。
A.B.C-Zが今までのジャニーズアイドルにない独自の道を進んでいるように、塚田くんの目に映るもの、手に取るものも独特で、塚田くんの目に触れるものたちが、今やこれからの塚田くんやA.B.C-Zを形作っていくのだと思うと、不思議でもあり楽しみでもあります。
⑧したたかでこずるいところ
「河合を蹴落として、頑張るぞー!」/A.B.Sea Market ドッキリ
このドッキリに関しては『A.B.Sea Market』を見てくださいとしかいえないのですが、河合くんにも「こすいところがある」と言われていたように、塚田くんってかなりこずるいです。礼儀正しくて言葉遣いが丁寧で、上下関係を重んじる塚田くんですが、ひとたびグループに帰ってくると途端にジャイアンに様変わりします。人のものを勝手に取るし勝手に食べるし勝手に借りるし、それを注意したら「じゃあ名前書いておいてよ!!」と逆ギレするという反抗期真っ只中な15歳みたいな屁理屈を持ち出してきます。しかもそれが人前に出たときには、持ち前のキャラクター性でそのこすさをカバーできちゃうところが、強くてずるくて最高だな!って思います。塚田くん、生きてる!!って感じがします。
今年のジャニーズ野球大会、塚田くんは野球経験がほぼないのに、マネージャーに尋ねられたときに「出来る」と答えたことで出場の権利を貰いました。「出来ない」と正直に答えて仕事が貰えないことより、「出来る」と嘘を吐いてでも仕事は貰えた方がいいに決まってます。野球大会に合わせて練習もしたそうで、その甲斐あってか、試合中の外野フライを見事キャッチして、チームの守備に貢献することが出来ました。
そんなしたたかさを持つ反面、街で出会う人に「ありがとう」を言ってもらう事にお金を貰うABChanzooのありが島企画では、「芸能人であることを餌にしているような気がして…」と正攻法じゃないことに対して罪悪感を抱いていたりもして。一つの枠に収まらない塚田くんのこと、すごく好きだなって思います。
塚田くんはスポーツマンシップに則った正論と正義心を持ちながらも、「とっつーのものは俺のもの」というテンプレートなジャイアニズムを同時に抱え持つ、両極の矛盾を同時に存在させてしまえるところがすごいです。ちょーかっこいい。唯一無二の自担です。
⑨ プレッシャーもちゃんと感じているところ
塚田さんは優しい、気を遣いすぎなくらい人のことを考える。でもふっと寂しそうな顔をされることもあって、塚田さんもいつも塚田さんでいられるわけではないんだなと。
舞台中だけでもあれ?今日はいつものテンションじゃないな、話しづらいなって時もあれば「秀くーん!」て来る時もある。/渡辺秀くんラジオ「渋谷の学校」161121
今年の春に上演された『ボクの穴、彼の穴。』で二人芝居という、メンバーはもちろん、他のグループの先輩たちも滅多に経験したことがないお仕事に、〈初主演〉の冠を貰って臨んだ塚田くん。裏ではSASUKEの特訓も並行して行っていたのだから驚きです。時期と合わせて仕事の重圧を考えると、今までで一番のプレッシャーだったのではないでしょうか。
そんな大仕事のパートナーが他所の事務所で年下の俳優さんだったからか、メンバーや事務所の人達からは聞けない塚田くんの話を聞くことが出来ました。
メンバーや事務所の人達の間では「塚ちゃんは“塚ちゃん”」と、塚田くんのキャラクターやポジションは十分すぎるほどに確立されています。12歳から今の仕事を始めた塚田くんですが、秀くんは28歳の塚田くんと初めましての状態から舞台仕事を通して関係を築いていった、唯一無二の存在です。秀くんは 塚田くんを「塚ちゃん」とは呼ばず、「塚田さん」「塚田パイセン」と呼んでいます。二人が目指したのは、作品中の役としての「ワタナベ」と「ツカダ」でした。
もちろん「塚ちゃん」は、塚田くんにとって大きな一部です。ひとつの舞台作品を作り上げるために、約一ヶ月を共にした秀くんが見た「塚田さん」の方が稀有な一面だったと思います。だからこそ私は、その滅多にお目にかかることのない塚田くんの姿を、大事にしたくてたまらないのです。
「僕は主演経験がなかったから、他のメンバーを追いかけているような気持ちだった。でも、『どうだ~、主演やってるぞ!』って」/160520 『ボクの穴、彼の穴。』ゲネプロ
塚田くんは今は演技とは違う畑を耕している人だから、と私は別物として考えていたのですが、塚田くん自身はそうじゃなかったみたいです。知らなかったなぁ。 達成したあとに教えて貰えたのが嬉しかったです。そういうところ、あんまり言わなかったりもするから、格好いいなあ、塚田くんは。
⑩「陰」と「陽」、どちらも抱えているところ
体操って、とにかく自分と向き合ってイメージトレーニングをするんですよ。なんでできないのか、どうしたらできるのかを考え抜いて、やるときはぱっと発散する。ためこみと放出、陰と陽両方があるところが、自分でもいい感じなのかなって思います。/1604 ダ・ヴィンチ
アスリートで文化人、 礼儀正しいジャイアン―――矛盾とも受け取れる一見真逆な属性をそれぞれ両手に抱え持っているところが、塚田くんの醍醐味です。
吸った分だけ息が吐けるように、ためこんでは放出する。さまざまな舞台や音楽に触れては、自分たちの色でグループの未来を描き出す。インプットとアウトプット。リターンを得るにはリスクを背負わなくてはいけない。―――今までの項目でも同じようなことを書きましたが、それらは全部ここに集約されます。私が大事にしたいのは、塚田くんがその仕組みを実際の行動に取り入れているところです。
ああなりたい、こうなりたいといった夢想は誰でも簡単に思い描けます。頭の中でどれほど秀逸なプランを企てても、環境も含めた自分自身で実践することの難しさ、リスクを背負うことの恐怖、理想と現実のギャップなどを前にするとへこたれてしまうのが人間としての当然の弱さです。「陰」はどこまでも深く深く掘り下げていくことが出来ますが、「陽」は重力に逆らって、常に摩擦を感じながらでしか上っていくことは出来ません。
12歳で事務所に入所し、黄金期世代のジュニアたちと一緒にテレビやコンサートで輝きを放っていた塚田くん。やがてNEWSのデビューで後輩に抜かれることの辛さを知り、A.B.C.が同期のいるKAT-TUNの二軍ポジションであることに悩んでいた塚田くんが、酸いや甘いを、挫折や葛藤を知らない訳がないのです。
だからこそ、絶え間なくポップでポジティブであり続けてくれる塚田くんが眩しい。塚田くんの人目に晒され続ける「陽」に日々圧倒されて、その強大過ぎるエネルギーに孕んだ「陰」を目にする機会はそうそうないけれど、ゼロじゃない、それは塚田くんの中に間違いなく存在している。そういった「陰」すらも材料に、見えない場所でエンジンを吹かして、高く高く空へと飛び上がる塚田くんの、助走も踏み込みも跳躍も、ぜんぶぜんぶ愛しいです。陰も陽もひっくるめて存在する塚田くんが好き。好きを募らせて、その好きを更新していく日々が、ハマったときからずっと、本当にずっと、その繰り返しです。いつだって好きを上書きされてしまうんです。
塚田くんを応援出来た20代後半、すっごくすっごく楽しくて、それなりに喧嘩もしたけれど、絶対的に幸せな思い出をたくさん貰いました。
愛する自担様、塚田僚一くん、お誕生日おめでとうございます。
塚田くんの30代が、幸せに満ちた日々でありますように。これからも宜しくね!
星の瞬きを見て思う
星、雪、ひまわり。⭐️❄️🌻
— KAGAYA (@KAGAYA_11949) 2016年11月25日
11月に咲いた不思議なひまわりたち。
そこにまさかの雪。
夜になると晴れて満天の星に包まれました。
夢中でシャッターを切っていると、さらに流れ星が飛び込みました。
初めて見る幻想的な光景。
(昨夜、山梨県北杜市にて撮影) pic.twitter.com/7EZ3pbyU1d
満天の星空の下で咲く向日葵の頭に雪が被さってるのって、どう考えても冬生まれのひまわりアイドル・A.B.C-Zの塚田僚一くんの30代が奇跡に満ちていることの予言でしょ
— あき (@planetofU) 2016年11月25日
もうすぐだね。
Joyful,Joyful!!A.B.C-Zに幸あれ!
【A.B.C-Z】
— タワーミニ汐留店 (@TOWER_Shiodome) 2016年11月17日
12/7発売 DVD/Blu-ray『A.B.C-Z Star Line Travel Concert』のジャケットが昨日、発表されましたね❗️初回盤、通常盤両方ともかっこいいデザインですね✨✨✨✨✨
絶賛ご予約受付中です(^^)#ABCZ pic.twitter.com/dWd89bdVpX
ABC座2016 株式会社応援屋!!~OH&YEAH!!~
ABC座2016 株式会社応援屋‼︎〜OH&YEAH!!〜、全35公演、お疲れ様でした!
毎年演目が変わっていくえび座ですが、去年に続き今年も演出は少年隊の錦織一清さん、そして今年は脚本・音楽にNONA REEVESの西寺郷太さんが加わり、また一歩、内側から外側に向かって輪を広げていった舞台となりました。
ABC座の基盤はあくまで「ジャニーズ」舞台ですが、今年は遂にクレジットからジャニーさんの名前がなくなりました。それでも初演から続く「ABC座」の名前が付けられたままなのは、ジャニーさんの手元を離れても、A.B.C-Zにはジャニーさんの魂が刻まれている、とジャニーさん自身が感じているからなのかなあ~、と勝手に思っております。
今のジャニーズの中で、A.B.C-Zほどジャニーズクラシカルに特化したグループはいないのではないでしょうか。私自身、ジャニーズを能動的に追いかけるようになって約10年ほど経ちますが、A.B.C-Zのファンになってから知ったジャニーズの歴史や文化が数多くあります。
そんなA.B.C-Zに、外の世界と現代の時間が吹き込まれた舞台、それが私にとっての今年のABC座です。
今年のえび座の一番の魅力はなんといっても「音楽」だと思います。
西寺郷太さんといえばV6の「Sexy.Huney.Buny!」*1他、様々なアーティストの楽曲制作に携わっており、現時点タイアップもCMもないA.B.C-Zにとって、ここまでの外部の方との共作は初めてではないでしょうか。
郷太さんはこのABC座のために新曲を11曲!書き下ろしてくださったそうで、ミニアルバムが作れちゃいますよ~、すごいなあ!どの楽曲もかなり遊びが聞いていて面白いので、今年は楽曲の話をしながら記事を書いていこうと思います。
素人の主観なのでいろいろとご容赦頂けますようお願いします~。
MUSIC NUMBER
~一幕~
#1:マーチングバンド
#2:OH&YEAH!!/A.B.C-Z
BGM ビニ傘 to Real Love
#3:腐れ縁・イン・ザ・レイン/修也、ジョー
#4:将棋 BANG! #1/桂馬、くりくり、A.B.C-Z
#5:人の心はマスマティックス?/いしけん、くりくり、桂馬
#6:We're DIGITAL BOYS/デジタルボーイズ
#7:シンドイシンドイシンドバット/シンドバッズ
#8:Waiting for you/いしけん、A.B.C-Z
#9:Change Your Mind/いしけん、修也、ジョー、くりくり、桂馬
~二幕~
#10:One More Kiss/A.B.C-Z
#11:The Same Birthday/裕美子
#12:サポーターズ #INTERLUDE/いしけん
#13:桂馬のジレンマ/桂馬
#14:人の不幸をクリック、クリック、クリック/デジタルコープスの皆さん
#15:将棋 BANG! #2/桂馬、デジタルボーイズ
#16:Delicious/桂馬、A.B.C-Z
#17:The Same Birthday/裕美子
#18:Change Your Mind Ⅱ/応援屋の皆さん
#19:サポーターズ/応援屋の皆さん
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OH&YEAH!!
グレースーツに身を纏ったA.B.C-Zが歌うこの曲は、昨年「Smiling Again」のような手拍子の似合うポップさとはがらりと色を変えた、大人な曲調になっています。
劇のタイトルを繰り返すサビや、自然と横揺れしてしまいそうなジャジーさは、どことなく「JAM TOWN」のOPを彷彿とさせる曲調で、「JAM TOWN」でも音楽を手がけていた郷太さんのセルフオマージュなのかな、と個人的には思っております。
今年のABC座は河合くんと戸塚くんが、2016年新春にKAAT神奈川芸術劇場で行われていた舞台「JAM TOWN」を観劇して感銘を受け、錦織さんと郷太さんとの共作を直接お願いしにいったことから始まりました。*2
それもあってなのかこの「応援屋」の本編は、今年のえび座の発起人である河合くん演じる修也と、戸塚くん演じるジョーの二人のシーンから始まります。製作者の二人から演者の二人へ、作品をバトンタッチしているようで、感謝と尊敬と愛のある始まりだなあと思いました。
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腐れ縁・イン・ザ・レイン
初日に観た感想は「この曲で客席の半分が死んだ…」でした(笑)。幼馴染である修也とジョー、A.B.C-Z内唯一の同期である河合くんと戸塚くんの二人曲です。
そしてこの楽曲はミュージカルの王道「SINGIN' IN THE RAIN」、「雨に唄えば」の有名なシーン、音楽の授業でも見たことのある、雨に打たれながらの歌とダンス、水たまりのタップダンスも再現されていましたね。
この曲の途中でパソコンを前に椅子に腰を掛けた塚田くん演じるくりくりが登場します。修也とジョーのタップに合わせて、くりくりがパソコンのキーボードをタイピングしており、二つのタップ音が共有されているのです。*3音楽畑の人ならではの小遊びだなーと感動しました!
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BGM ビニ傘 to Real Love
ジョーがコンビニのビニ傘を修也に渡してから腐れ縁~が始まるまでのちょっとの時間にオフボーカルでこのBGMが流れるのですが、この曲はそのまんま同タイトルで「JAM TOWN」で使われていた楽曲です。「JAM TOWN」ではヒロインの女の子がイケメンくんと再会して恋に落ちる乙女ティックなシーンで、その時も場所はコンビニ、雨、ビニル傘と、同じシチュエーションだったんですよね。ビニ傘繋がりだとは思うのですが、曲を知っている身としては、こう、ね…ここでこれが流れるの、面白いよね…(笑)
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将棋 BANG!
桂馬の引退のニュースを見て静岡から愛車のミゼットに乗ってはるばる東京・中野のバー「チェリームーン」までやってきたくりくり。将棋盤を挟んで向かい合わせに、モニターに映る小学生時代の対局風景に合わせて将棋を指す桂馬とくりくり。
将棋 「BANG!」=将棋「盤」と道具そのものにも掛かっていますが、駒を指す音がパーカッションとして楽曲に組み込まれているのも面白いです。
歌詞には「矢倉穴熊」「居飛車振り飛車」などわかりやすく将棋用語が用いられており、「腐れ縁」で繋がった修也とジョーと対になる、「将棋」で繋がった桂馬とくりくりを表す楽曲です。
上ステージにOPのグレースーツを着たはしふみとつが一本のマイクスタンドに三人で歌っているのですが、塚田担のため見る機会がありませんでした。今年のえび座の円盤化に託しました。
この曲の最後に桂馬の手をくりくりが掴んで制止させて終わるのですが、くりくりの顔が綺麗すぎて何を表しているかまでがわからなかったので、解釈が固まっている人がいましたら是非教えて頂けると嬉しいです。
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人の心はマスマティックス?
「腐れ縁」の修也とジョー、「将棋」の桂馬とくりくりに対して、橋本くん演じるいしけんを表す楽曲は、いしけんセンターにバックは(大体)Travis Japan演じるデジタルボーイズの皆さんがついています。対になる相手がいないのはもう0番の宿命ですね。
「人の心は数学」「すべて計算、予測出来る」と本気で信じている、おっきなわんわんはちもとくんとは真逆のクールインテリ天才役のいしけん。殊に一幕はいしけんの表情はずっと冷たく、この曲のダンスもロボットダンス調なので、いつものA.B.C-Zの橋本くんの魅力である情感深い歌声やダンスを封じられた、ニッキニッシさんからの次のステップへ上るための課題のようにも感じました。歌に感情という装飾がない分、橋本くんの歌声の綺麗さが改めてよくわかってよかったです。
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We're DIGITAL BOYS
「ワンゼロ・那由多・天・京・一・千・厘・and MIllion」「We're DIGITAL BOYS」合間にラップと、構成にどことなくジャニーズのメンバー紹介曲っぽさを感じました。踊れる子達がこれでもかってくらいかっこいい振り付けで踊っていて、かつメンバーはいないので、心置きなくJrを楽しめて贅沢な時間でした。
メンバーがいるとどうしてもメンバーのことを追っちゃうので、すっぱりいない時間を作ってくれたのが個人的にはありがたかったです。
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シンドイシンドイシンドバット
明確なコンセプト、捉え方によってはどこまでも広げられそうな、日常生活にすぐ用いることが出来る歌詞。最近の女子アイドルの傾向が短いフレーズに見事に表れていて、さすがです。
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Waiting for you
人の心は~とは打って変わって、両親のいないいしけんが社長と裕美子さんに両親の姿を求めて重ねる、孤独と寂しさが染みてくる曲です。
同じ場面に修也とジョーもいるのですが、メインはいしけん。将棋 BANG!のはしふみとつのように、グレースーツに身を纏ったつかごがマイクスタンドと一緒にせり上がってきます。工夫や遊び心というよりは、シンプルに歌と曲の良さで魅せる曲になっているのではないでしょうか。
個人的に一番好きな曲です!!歌い終わってマイクスタンドと一緒に降りていく塚田くんが、伏し目がちにそっと微笑む顔が、いつ見ても綺麗で美しかった…。
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Change Your Mind
桂馬のCATANAとの再戦をお願いしに再度桂馬に会いに将棋会館に訪れるくりくりと、桂馬をスカウトしに来た応援屋の皆さん。修也とジョーに自分の本来の目的を吐露したことで殻を少し破れたのか、桂馬とくりくりに対するいしけんの対応が、修也とジョーのときよりちょっと柔らかくなってます。
すごいタイトルですよね、「あなたの気持ちを変えます」。劇中で一番ポップで可愛らしい曲じゃあないでしょうか。最初は既に応援屋のメンバーであるいしけん、修也、ジョーの三人で歌って踊っていたのが、途中からくりくりも参加して、最後には桂馬もにこにこ顔でタンバリンを掲げちゃいます。ディズニー映画みたいで可愛らしいです。運動会の応援団でも見る横と縦に手を振るあれもありますね、あれ。名前はわかりません!
この場合の応援=音楽で人の心を変える。音楽畑の方の脚本、って感じですね。
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One More Kiss
郷太さんが15年前に少年隊に歌って欲しくて作った楽曲だそうです。編曲は「Sexy.Huney.Buny!」でもタッグを組んだcorin.さん。13年ABC座「ジャニーズ伝説」でもA.B.C-Zはジャニーズ幻の楽曲「Never My Love」を与えられましたね。ABC座は少年隊のPLAY ZONEの継承ともいえる舞台で、A.B.C-Zは過去のジャニーズからのバトンを数々継承されており、こんなところでも“ジャニーズクラシカル”な繋がりを感じられて感慨深かったです。
サビの「One More “KIss!”」の歌詞に合わせて橋本くんが投げチューしてたの可愛かったなあ。
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桂馬のジレンマ
裸足で自身の葛藤を描く、桂馬さんのコンテンポラリーダンスの楽曲はショパン「革命」。Legendコンのソロといい、五関くんとクラシックという、切っても切れない関係…。
この時間、日生劇場の舞台上には五関くん一人しかいないんですよね。他のメンバーやジュニア目当てで来たとしても、客席全員が五関くん一人だけを見ていた時間が、パートが、この舞台にはあった。必要な時間だと、五関くんに任された。…五関くんがかっこよすぎてつらい…。
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人の不幸をクリック、クリック、クリック
将棋 BANG!の駒音みたく、社員証をピッ!する音がテンポとなって始まる専務と秘書の楽曲。多田さんを演じるひのあらたさんの歌がうまいのなんのって!舞台に立つって当たり前に高い技術を持っていないとあの場に立てないんだよな…としみじみしたり。
オラオラ厨二していたデジボの皆さんが音楽にあわせて体が勝手に踊ってた!なコミカルなパートなので、あくどいことをやってきた人たちなのを忘れちゃいますね。CATANAたんもすごい頑張ってた。
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Delicious
CATANAとの再戦兼桂馬の引退試合はニコ生で中継されていたようで、モニター画面には荒ぶるCATANAと、あのニコニコ独特のなんともいえないテンションのコメントたちが映像で流れています。劇中で唯一歌詞が文字としてモニターに表示されていました。
土曜夕方のアニメのような、強そうなアニソンって感じ!「Deliciousな愛」ってわかるようなわからないような、意味のあるようなまったくないような歌詞を歌えるのはアイドルの特権だと思います!いかちー!
桂馬のピンチに訪れた応援屋の皆さんと5人で歌うときは、いしけん=橋本くんがセンターの布陣でしたが、4人がハケた後は同じ曲を桂馬さん一人のボーカルで聞けるのが最高でした…深く息を吐くことしか出来ない…。
CATANA戦の前にミリオンのマイクパフォーマンス中に流れる、パイプオルガン調の「アメージンググレース」も最高でした。将棋の神様に道を拓かれた桂馬さん…!!
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The Same Birthday
「嫌い」から始まる曲って、生まれて初めて聞きました。
女性アンサンブルを除くと、この舞台で唯一の女性である裕美子。背負わされるものが多すぎて重すぎて、つか育ちのニッキさんを恨まずにはいられませんね!!!
裕美子を演じる鈴木ほのかさん、びっくりするほど歌がお上手で、どの公演に入ってもクオリティにアップダウンがなく、さすがでした。女性として母親として、とにかく辛くて悲しくて、そして透き通るように美しい一曲です。
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サポーターズ
「君をサポートしたい」Change You Mindとはまた違った応援の曲。
劇中いしけんが一人で歌っていたときはピアノとグロッケンだけのシンプルな演奏だったのが、ラストに全員で歌う「サポーターズ」は、野球応援にもそのまま使えそうな打楽器管楽器の音も加わっており、OPの最初の最初にマーチングバンドが流れたのは、ラストのこの曲に繋げるための演出だったんですね~!
昨年のえび座から演劇色が濃くなってきたえび座ですが、今年は演劇パートの中でも音楽がたくさん使われていたので、複数回見ても飽きや慣れは殆どなかったです。散りばめられた小ネタは、多すぎるオマケとして気軽に楽しませて貰いました。「ショー」と「演劇」の配合が「和製ミュージカル」という、「JAM TOWN」で錦織さんと郷太さんの二人が目指した形にまた近付けたのではないでしょうか。河合くんも公演前の雑誌で「JAM TOWN」を超えるくらいの作品にしたいと話してましたもんね。
ジャニーさんが手を付けない以上、純正ジャニーズの世界はどうしたって得られないことがよくわかった年でもありました。
ジャニーさんの世界を内部、それ以外を外部と呼ぶなら、摩擦というか異物感というか、分かり合えない要素は今もこれからも確実に出てきてしまうのでしょうが、作り手の皆さんがジャニーさんへの愛と尊敬を絶やさずに作っていることはどの方面からも伝わってきました。
正直ストーリーの線で見ると決定的に共感出来ない部分がどでかくいくつかあったのですが、「A.B.C-Zにしか作れない世界」であることは揺るぎない事実だったので、そこを大事に抱えて、また来年のABC座を楽しみにしたいと思います。
グループ全員が出演する、グループ名がついた舞台が毎年開催されているのって、本当にすごくて立派で、A.B.C-Zでしか味わえない最高の贅沢だと思っているので、来年も更に力をつけたA.B.C-Zの皆さんが、新しくより一層強い世界を作っていくのを楽しみにしております!
覚書Legendツアーあれそれ ②
★Jr.コーナー
ダブルダッチ
限界メーター(野澤&真田&橋本)
曲が終わって暗転。
★シャッフルコーナー
♪まいったネ、今夜(戸塚&五関)(この2人のJazzが見れたので感無量です)
★後半戦
♪BIG STAR
あいさつ(橋、五、塚、河、戸の順)
W Enc.(大阪ラストのみ)
Early Summer 塚田くん
昨年のアウト×デラックス出演から気づけばもう一年が経っていました。塚田くんは相変わらずコンスタントにテレビに出続けているので、上半期はJWが終わってからしばらく直(=現場)の塚田くんを目にしていなかったことを忘れてしまうくらい、塚田くんはテレビに、誰かの目に留まり続けていることが日常となりつつあります。
A.B.C-Zの上半期は今年も個人舞台の時期でした。毎年恒例のつか×錦織×戸塚舞台『寝盗られ宗介』、8ヶ月前から発表があった橋本くん河合くん主演舞台『コインロッカー・ベイビーズ』、CDとアルバムとツアーも決まってて、夏に向けての準備期間だなあ~とのんびり構えていたところに、流星の如く降ってきた塚田くん初主演舞台『ボクの穴、彼の穴。』。千秋楽日に被ってるから今年は無理だね~と呑気に流していたら、まさかの今年もSASUKE出場。そして放送も無事に終了して、夏本番を前にひと夏を終えたような充足感と疲労感を先取りしている今年のEarly summer。
穴もSASUKEも、塚田くん側の準備はもうちょっと事前にあったと思うんですけど、私が心の準備をする余裕が全然なくって、死角から銃で撃たれたような衝撃にじわじわやられ、語彙も奪われ、いろいろと思うところはあれどなかなかうまく言葉に出来ず、でもこの感覚を文字に起こさないまま流してしまうのは、私のオタクの性分が勿体ない!と騒ぎ立てるので、ぜえぜえと肩で息をしながらも頑張ってまとめていこうと思います。
塚田くんとお芝居
ボク穴に対して私の中で一番に出てくる感想は、まずノゾエさんがすごい、ということ。ジャニーズ畑アイドル畑とはおそらく無縁だったであろうノゾエさんが、客席の大半が若手俳優オタとジャニオタという若い女性が占めるであろうこの作品で、この舞台を成功させたことが、本当にすごいなあと…。
穴の中という行動を制限された空間の中で尚、塚田くんの体は自在に動かされていました。
昔 誰かに言われた「塚ちゃんは筋肉で芝居してる」って言葉は強ち間違いじゃなくて、塚田くんって体の使い方がとにかくうまい、というか自在。自分の体を自分 の意思でコントロール仕切ってるように見える。そのコントロール力にロジックや技法を与えられたのが、この舞台の塚田くんな気がする。
— 現場メモ (@_akintbre) 2016年5月25日
私が学校の先生だったらここ間違いなくテストに出すぞってくらい、twitterでも前記事でも散々繰り返してる、ノゾエさんインタビューの「体のポテンシャルが高い二人の《出したいエネルギー》をどうギュッと抑えるか。それによって漏れてくるものがあるので」という言葉がすごくすごく好きで、この舞台を見るにあたっての私の最大のキモです。
この『ボクの穴、彼の穴。』という作品の原作は絵本です。デフォルメの効いたイラストと子供にもわかりやすい簡潔な文章で構成されています。原作がある作品を舞台化・ないし映像化する際の脚本作りにおいて、最も重要視される作業って「どこを削るか」だと思うのですが、ボク穴においてはそれが真逆で、「どこをどれくらい付け足すか」が重要な工程になってきます。
「塚ちゃん」と「ツカダ」
ノゾエさんはインタビューで「二人に嘘を吐かせたくない」と話していましたが、ボク穴の兵士・ツカダは、名前こそツカダリョウイチと本人と全く同じ役名ですが、「インドア派で、スイーツ好きで、観葉植物に話しかける」「24歳」「いじめられっ子」という、金髪筋肉塚ちゃんとは異なるプロフィールを宛がっています。
この設定もまた、ノゾエさんの話す「ギュッと抑える」行為なのかな、と私は思っていて。
塚田くんの今の主な仕事はバラエティです。あれから一年経ちましたが、今尚塚田くんはアウト×デラックスのレギュラー席に座り続けています。
少クラでバラエティで活躍する秘訣を尋ねられたときに塚田くんは「ありのままでいる」と答えていました。塚田くんはありのままの塚田くんでいることを今現在一番求められています。だから、そんな渦中に演技のお仕事が舞い込んでくるなんて予想だにしてませんでした。塚田くんに演技のお仕事が来るのはもう2、3年先になるかね、なんてお酒の席でオタクと話していた矢先に穴の仕事が決まったので、喜び以上に衝撃が強かったことを今でも鮮明に覚えています。バラエティ売り出し中の真っ只中にいる塚田くんに、お芝居、つまり、他人が描いた塚田くん像を宛てがうというのは、塚田くんの「ありのままでいる」精神とは確実にズレが生じます。でも、それがいいのです。そのズレこそが、ノゾエさんのいう「漏れてくるもの」なのです。
塚田くんは「塚ちゃん」であることが一番の魅力で一番の武器です。そんな塚田くんから「塚ちゃん」というキャラクター性を削ぐ、あるいは制限させる。それが、ボク穴というお仕事が私に見せてくれた最高のドラマでした。
制限と報酬
塚田くんが「塚ちゃん」を制限される、と書きました。何に制限されるかというと、舞台を作る上で重要な「セリフ」「演出」「時間」という基本的なルールです。「塚ちゃんが塚ちゃんであること」を武器として活動していた塚田くんに、お芝居という仕事そのものがまず大きな制限です。塚田くんの武器である「突飛さ」「自由さ」「サービス精神」は、ツカダの人生において求められているものではありません。まず、ツカダにはツカダを求めてくれる人すらいないのです。更に場所は「穴の中」「戦場」。戦場だから、ご飯も自由に食べられないし、コンビニだってない、話し相手もいない。ボク穴の世界そのものが、環境的・精神的に強い制限が設けられた世界です。
塚田くんにとってこのお仕事を受けたこと、そのものがまず「ギュッと抑える」演出の始まりです。
それでは「漏れてくるもの」は何か。 私が感じたのは、塚田くんの体の自由さでした。「戦場」「穴の中」に置かれた塚田くんは、制限された空間で、どこまでも自由に体を動かしていました。天井の低い穴の中でのしなやかな身のこなし、体の柔らかさ、声の伸びやかさ。普段は「見せる/魅せる」ことに広く発揮されている塚田くんの体が、高く飛ばなくても、ここぞというタイミングで難易度の高いアクロバット技を披露しなくても、塚田くんは塚田くんの体の中にノゾエさんの意思を汲みながら、自由に、伸びやかに筋肉を弛緩収縮させていました。
顔を顰めて喉を絞って、戦場での孤独と恐怖を体と声で表現する塚田くんの姿を見て私は、体から気持ちが作れるのだとしたら、塚田くんはどこまでいける人なのだろうか、とまだ見ぬ仕事に思いを馳せました。
クラップ「決して勢いに流されない塚田の丁寧で繊細な表現は、声、筋肉…体の全てを的確にコントロールしており、肉体という入れ物の中に“ボク”という人間の魂を置いてステージに立っているよう」
— みる (@planetofU) 2016年6月15日
🙏🙏🙏🙏🙏🙏
ボク穴関係の雑誌は、見落としてない限りはすべてに目を通してきましたが、QLAPのこのテキストが私の解釈にドンハマりでした。塚田くんにとって最大の武器はやはり「塚田くんの体」なのだな、とこの作品と、そしてのちのSASUKEを見て、塚田くん自身の働きっぷりによって今一度噛み締めさせられました。
ノゾエさんのすごいところは、真逆の設定を与えられたからこそ際立つ、塚田くんとツカダの巧妙なリンクです。
塚田くんは雑誌で「いじめられた経験がないから映画を見て勉強している」と話していましたが、劇中のツカダに実際の塚田くんが濃く重なるシーンは何度もありました。
「ハブられたこともない癖に!」
私は当時リアルタイムのファンではありませんでしたが、この台詞から、いじられキャラで悩んでいた時期の塚田くんのことが頭を過ぎりました。
「誰にも言ったことないけど、僕はもっと出来る子です!」では、本質的なことをたくさん考えている塚田くんが、うまくそれを外に発信できないが故に《周りとうまくコミュニケーションを取れていない≫と葛藤する塚田くんを思い出します。A.B.Sea Marketのドッキリが一番わかりやすい例ではないかと。
「おじいちゃんだったら、もし流れ弾に当たっても、大往生だった、って心の整理がつくし…」では、ツカダは本気でそう思っているのでしょうが、文字だけで見るとなかなか残酷です(笑)。塚田くんも時々バッサー!と正論で打ち切るときがあるので、悪気のない残酷さに塚田くんの気配を感じました。
「君がハブられていた理由がわかったような気がする」これは秀くんのセリフです。つまり、塚田くん以外の人から見た塚田くんを指す心情。塚田くんって長所と短所を両手で同時に抱えている人だと私は思っているので、いいことも話してたけど、喜び過ぎてワタナベにウザ絡みするツカダに対してのワタナベのこの言葉は、生きてきた世界の違う二人が本質的な疎通をはかることが出来た、素敵なセリフだと思います。
私が一番好きなシーンは、八場、お互いが<彼の穴>へ潜入したときにワタナベが「彼も仲間を亡くしたのかもしれない」と言うシーン。モンスターだと思っていた相手が、自分と同じ人間だった、彼とボクは同じだったんだ!と敵同士の二人が手を取り合おうとした瞬間、ツカダがワタナベに「それは違う」と言い放ちます。それがこの二人舞台中の終盤、二人が初めて会話を交わしたシーンです。
今までずっと個々の独白で続いていたのに、セットの上では確かに二人は地続きの同じ板の上にいるんですけど、《それぞれの穴にそれぞれがいる》という設定をいきなり無視してツカダがワタナベに話し掛けるんです。ひどいですよね、今までの一時間くらいずっと、そういう程で進めてきたのに(笑)。でも、それってすごく塚田くんっぽいなあと思うんです。決められたセリフ、決められた演出、決められた時間通りに決められた設定で決められた物語を進めていたのに、その全てをツカダがワタナベに話し掛けたことで、今まで演者と観客の間に敷かれていた暗黙のルールを一瞬で破ってしまう。そしてツッコミ不在のまま二人の会話劇は始まります。何故なら、それも物語の一部だから。
ノゾエさんはボク穴で「塚ちゃんの内面を掘り下げたい」と塚田くんに話してくれたそうです。ボク穴のツカダは実際の塚田くんとは真逆の属性のキャラクターですが、ノゾエさんは現実の塚田くんを透かして役に落とし込んでいます。他人が描いた塚田くん像が、こんなにも見事に本物にハマったことって今までになかったです。
セルフプロデュースが主なA.B.C-Zの中でも、ON/OFFのスイッチングが全くない塚田くんを、他人の主観に縛り付ける。そんなことが出来るのって、お芝居というお仕事ならではですよね。
ノゾエさんの世界の中で、塚田くんはやっぱり塚田くんでした。自由で突飛で、それがちょっとずるくて、でも許せてしまう。真逆だったはずの設定が、いつの間にか本人へとすり替わっていて、でもこれは物語の中の話なんだとまた軌道が戻される。虚構が事実に、事実が虚構とリンクし合う。その妙がすーっごく心地良かった、気持ちよかったです。
塚田くんとSASUKE
塚田くんのSASUKE出演が発表されたのは、SASUKE公式とまったく同じタイミング。SASUKE収録の前日5月21日、ボク穴千秋楽前日のことでした。
二兎追う者二兎を得ず、ということわざがありますが、塚田くんは初主演舞台とSASUKEの仕事、どちらも掴み取りに行くことを選びました。
個人的には、もし怪我なりトラブルが起きて舞台に支障が出たらどうするんだ!とリスクについて考えました。社会人なので…。少し落ち着いた頃にパンフレットを読み返すと、塚田くんの自身の体を限界にまで挑戦させたいという強い強い意思を改めて見つけてしまいました。「アクションモノに出たい」「出ないとバチあたりなんじゃと思うくらい」「この体を授かったんだから」
渡部秀くんが出演する『みんなのニュース』でボク穴の練習風景が放送されました。劇中二人で歌を歌うシーンがあるのですが、塚田くんは「いつもより歌いやすい」と話していました。いつも、というのはアイドル仕事での歌唱のこと。アイドルとして歌うときには、まずかっこよくあることを意識して、音程を合わせる、他のメンバーに合わせる、と言った言葉が塚田くんの口から出てきていました。塚田くんはボーカルメインの人ではありませんが、グループで活動するということは、私が想像しているよりも「合わせる」ことに対する意識や労力には強いエネルギーが必要なのかなとそのとき初めて気付きました。そして、グループを離れ一人になったときだからこそ得られる「自由」もあるのだと。
ボク穴が<制限>を課されたお仕事なら、SASUKEはその真逆、ひたすら<解放>しなくてはならないお仕事です。
SASUKEはグループとしてのアイドル仕事とも、グループを離れた個人舞台仕事とも違う、けれど塚田くんという人間・個人に最も近い距離にあるお仕事だと思います。SASUKEはファンや観客を喜ばせる・楽しませるパフォーマンスエンターテイメントではなく、人の手によって作られた目の前の障害に打ち勝つという、リアルタイムアクションドキュメントです。
SASUKEのスタートが鳴ってからの塚田くんの目の前には数々の障害と、自分自身しかありません。「気持ちで負けないように」。本番後のインタビューで塚田くんは噛み締めるようにそう答えていました。
結果だけみると、塚田くんは1stステージ敗退でした。塚田くんに限らず、SASUKEへの挑戦はひとりひとりにドラマがあるのでドキュメンタリーとしてつい見入ってしまうのですが、やはりこの番組がスポーツだなと思うのは、明確に勝敗があるところです。
塚田くんが跳べなかったこと、内心、結構ショックでした。塚田くんを責めたい訳じゃなくって、私が今まで見てきた塚田くんって、全部成功していたんです。どんなにきつい日程を組まれても、見ているだけのこちらがかなりの体力を消費したタイミングでのアクロバットでも、塚田くんが飛べなかったり失敗したことって、今まで見たことなかったんです。着地とかちょっとしたミスはあっても、取り返しのつかないような事態になったことは一度もないです。1stステージといえど、あそこまで行けただけでめちゃくちゃすごいことは言うまでもありませんが、明確な勝敗を突き付けられると、なかなか胸にくるものがありました。
私はボク穴千秋楽日はどーーーーしても仕事が外せなくて、SASUKEの収録を終えた後の塚田くんの演技を観れていません。楽日に入った人にしかわからない感覚がきっとあったことでしょう。私にはこの先一生知ることのない感覚です。
プライベートで街を歩いても、観劇に行った先の劇場でも、旅先で出会っても、塚田くんは名前も知らない目の前の人に快く接してくれます。人目に触れている瞬間ずっと、塚田くんはアイドルなんです。
そんな塚田くんでも、SASUKEのあの時間中ばかりは、グループとかメンバーとかファンとかファン以外の人とか、心の内に仕舞いつつ、それより何より目の前の障害と自分とにだけ集中していたのだと思います。だって、あんな風に神経を研ぎ澄ました、どこかひやりと冷たそうな塚田くんの表情、普段じゃ絶対見れません。周りのために、ではなく、自分のために。
主演舞台の千秋楽日と重なっても、怪我をするかもしれないリスクを背負っても、舞台稽古とSASUKEの練習とレギュラー番組のロケを同時にこなさなくちゃいけなくなっても、塚田くんはSASUKEの出演を諦めなかった。諦めてもいい理由は十分に揃っていたのに、塚田くんは大変な方を選んだ。そんな姿に、胸を撃たれない訳ないです。怪我したらどうするの、バカ!っておもいましたけど、怪我しなくても時間までに劇場に着けなかったらどうするの、バカ!とかもおもいましたけど、そんなことを百も承知で塚田くんはそれを選んだのだし、そしてどちらもちゃんとこなして、劇場に帰ってきた。怪我をせず、泥水にも落ちずに、無事に最後の公演を終えてくれました。ステージクリアという兎は獲れなかったけど、私は舞台の最後を見届けられなかったけど、塚田くんにはそれ以上のものを貰いました。目の届く範囲に塚田くんの姿がなくたって、ちゃんと、受け取りました。
アイドルである塚田くんが、人に見られることを仕事にしている塚田くんが、自分とだけ向き合っている、その時間を私たちに見せてくれたこと。アイドルがファン以外に全力を注いでいる姿っていうのも、そうそう見れるものではないですよね。それもね、塚田くん、スタートのブザーが鳴るギリギリまで、笑ってくれました。実況席からの声援に、にこって笑って応えてくれました。
そして、衣装。胸に「A.B.C-Z 塚田」のゼッケンがついた体操着、下はメンバーカラーである黄色のジャージ。もっと動きやすいスポーツウエアなんていくらでもあるのに、大好きなスパッツも履かずに、グループの看板とメンバーカラー、アイドルの象徴を身に着けて競技に臨む塚田くんの姿は、間違いなくアイドルでした。意識や集中がこちらを向いていなくたって、誰かの目に留まっている内は、塚田くんはずーーーっとアイドルでした。
今までも知ってたつもりでしたけど、今までに見たことのない景色からでも、塚田くん自身がそれを確信させてくれた。こんな頼もしい人って他にないです。塚田くんがアクロバットを成功することって、当たり前じゃないんです。失敗するか成功するか、常にその選択肢と危険に晒されて、毎回毎回、成功の旗を掴み取ってくれていたんです。忘れちゃいけないことだ、って思っていたのに、また忘れかけてました。そして、またちゃんと、思い出せました。大事にしたい、塚田くんのこと。ファンが出来ることなんてなんにもないけど、それでも何度でも繰り返し思い続けます、塚田くんが何度でもそう思わせてくれるから。
塚田くんのことが好きです、大事です、これからも長く応援したい。何度でも好きにならせてくれる、いつだって最新の塚田くんが一番かっこいい。そんな気持ちにさせてくれるアイドルって他にいません、塚田くん以外を私は知りません。塚田くんが初めてだよ。これからも宜しくお願いします。次に会う塚田くんはグループでの塚田くんだから、また見たことのない新しく進化したA.B.C-Zの塚田くんに会えるのを、とってもとっても楽しみにしています。ツアー頑張ってね!家賃はちゃんと払おう!キラキラ衣装を身に纏った塚田くんに会えるのを、首を長くして待っているよー!