えりあし

思ったこと、残しておきたいこと、いろいろ

塚田くんと『雨』

2017年1月6日「ダイヤルABC☆E」で放送されたエピソードの文字起こし記事です。

 

自担である塚田くんはKis-My-Ft2の好きな曲として以前からよく『雨』を挙げていました。私自身キスマイに詳しくないのと、キスマイがデビューする前の曲なこともあって、その曲がどんな存在であるかを知らなかったのですが、この日のラジオで塚田くんの心内を初めて知ったので、今一度、記録として残しておきます。

デフォの語り手は塚田くん、()内は相棒の小桜エツ子さんのコメントになります。

 

 

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さて、ここで塚ちゃんの選曲、一曲お送りします。この曲はですね、Kis-My-Ft2がデビューを決めたコンサートで歌っていたんですけども。本当に、先にデビューが決まったっていうのですぅごく悔しかったんですんですけど、この曲を聞くと、当時のことを思い出して、もうちょっと頑張ろうって気持ちになります。お聞きください、Kis-My-Ft2で、『雨』。

 

Kis-My-Ft2『雨』

 

跳ねる感じになってるんですよね。思い出しますねえ、(思い出しちゃう、聞くと)思い出しますねえ。もうね、ファンの人達がペンライト持って振り付けしてるんですけど、雨を表現した振り付けになってるんですね、落ちてくるような。そのねえ、雨の感じ。うん、今でも覚えてます。(いたってことだ?)あ、観に行った。で、そこで、デビューするっていうのも知ったんです、Kis-My-Ft2。それまで、それまではそう、ライバルみたいなね、関係性だったんです。先に行っちゃったんです。で、もう同世代の自分たちとしては、もう、デビュー、目標にしてて、出来ないんじゃないか、っていうのがちょっとよぎって。(年齢的に若い子たちが出てくる)そう、出てくる、後輩がデビューとかも。(‘夢なら覚めてる’っていうところにぐっとくるっていうのは)そう、覚めて欲しいって思ってた!(切ないねえそうやって聞くと)いやでも!その当時の気持ちって絶対大事だよ。忘れてはいけないし、もちろん忘れてはいないし。(それがバネになって)うん、引き締まりますね!身が、気が。そのときの気持ちで、思い出して。(やっぱりジャニーズの皆さんにとってCDデビューってすごいことなんだね。)やっぱり、憧れですね。先輩の方々っていうのが(みんなそうやって出てきてるからね)はい、通過点としてあるんで。そこは通るべき、道で。(そこ行ってやっと一人前っていうか、当初の目的が達成出来たぞって)達成、はい。(いい曲です)はい。Kis-My-Ft2で、『雨』でした!

 

 

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ジャニーズに詳しくないエッちゃんに、キスマイとの関係性から話す塚田くんはいつもの塚田くんの声で、でも、敬語と話し言葉とが混ぜこぜになってて、あんまり聞かない話し方の塚田くんだったことをすごくよく覚えています。不思議な感じだったな。デビュー後からのファンである私には知らない世界で、見たことのない景色の話を、塚田くん本人の口から聞けた事実を大事にしたいなあ、と思って当時に書き留めていました。

ダイヤルABC☆E、また復活して欲しいな。

 

寒い季節にA.B.C-Zボーカルで聴きたい邦楽5選

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塚田くんがプレイリストを組んでいたのが楽しそうだったので、自分でも書きました。

相変わらずとてもとてもとても!主観を反映させた記事ですのでご容赦ください。

 

 

 橋本くん

♬フレンズ『夜明けのメモリー

 現代っ子な橋本くんに今話題のフレンズ。

男女のボーカル曲だけど、言葉数が多い女性ボーカルパートも、その後に続く音符が伸びる男性ボーカルパートも、どっちも橋本くんの歌声で聴きたい。

“終電ギリギリ駅まで見送り 「まだ帰りたくないよ」って振り向いて 明日のこと忘れてくれないの? 忘れたふりしてくれないの?”

橋本くんといえばメロメロになっちゃう甘いボーカルが持ち味だけど、甘さロマンティックさを差し引いて等身大の人間の感情を歌う橋本くんの声を聞きたい。

 

 

戸塚くん

 ♬東京カランコロン『サヨナラ バイバイ マルチーズ

好きな人の物語の中で、自分は相手役ではなくただの脇役だった、と歌うかなり不敏な失恋ソング。でもそんなかっこ悪い男の子を戸塚くんに歌って欲しい。

“ボクが張り裂けそうだよ サヨナラさ”

戸塚くんはどんな物語も似合うからすごい。どんな物語にも戸塚くんはいる。

 

 

 河合くん

エレファントカシマシ『リッスントゥザミュージック』

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 河合くんのボーカルで聴きたいというより、この詞の世界にいる河合くんが見たい。別れが見えている相手と井の頭公園でボートを眺める河合くん…ひやー!見たい!!(欲望に素直)

 “君が僕のこと見つめる目には ひとつの嘘さえも決してなかったのに”

 等身大の男の子な河合くんを見たい欲がずっとある。

 

 

五関くん

星野源『Snow Men』 

『渚のBack In Your Heart』の五関くんボーカルが大好きなので、スローテンポで音符が長めなこちら。

 “迷いながら 笑いながら 海になるんだな 僕らは消える愛だ”

 ここはどこなのか時間はいつなのか、そもそも人なのかが歌詞だけでは掴めないミステリアスさが五関くんぽい。

 

 

塚田くん

坂本真綾『うちゅうひこうしのうた』

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他4人は冬の夜のイメージなんですが、塚田くんは目覚ましよりも早い時間に目が覚めてしまった、陽ののぼり切らない朝方。空気が澄んだ冬の夜空じゃなくて、地球を飛び越えた宇宙の空。

“ちょっと不思議な夢見たの 私は宇宙飛行士で あなたは農夫”

(塚田くんに)遥か頭上の宇宙から地球(にいるわたしたち)を見下ろしながら歌われたい。

 

 

 

 以上です。相変わらずニュアンスしかない記事ですが、お付き合い頂きありがとうございました!

A.B.C-Z 塚田僚一「1人で動物園に行って自分を動物に当てはめたくなるプレイリスト」

 

17年12月14日 TOKYO FM「LOVE CONNECTION」に塚田くんがコメントを送っていたのですが、テーマもコメントも大変素晴らしいものだったので、その際のコメントを文字起こししました。

 

 

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テーマ「1人で動物園に行って自分を動物に当てはめたくなるプレイリスト」

このプレイリストを思いついたのは、この前誕生日を迎えたんですけど、31歳…ありがとうございます!…へへっ。
なんですけどぉ、初体験をしまして。それが、一人動物園。まぁなんだろうな、まー何かを見に行くとかではなく、たまたま時間が空きましてぇ。上野動物園ですね、行ったんですけど。あ、このプレイリストいいなって思って、みなさんに是非試して頂けたらな、いいんじゃないかな、と思って選ばせて頂きました。

 

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この曲はワニが小鳥を食べてしまうという歌なんですけど、ワニって一見強そうだったり、怖いっていうイメージをお持ちの方が多いと思うんですけど。一回小鳥を食べて、次はもう食べないでいるよ、っていう、なんだろうな、その優しさが、ギャップを感じて心を打たれましたね、はい。
自分もやっぱりこう、まあ何気無い会話の中で人を傷付けちゃったりとか、自分の気持ちが先走っちゃって、人を傷付けちゃったり、困らせちゃったり、しているのかなぁーっていうことを考えさせられて。やっぱり、この物語に出てくる小鳥がいなくなってから、ワニは知るんですけども。やっぱり自分も、んー、なんか、もうちょっと思いやりを持って、生きていけたらなぁって、思わせてくれる歌です。

 

 

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この曲、ゾウと、途中で出てくる女の子、の物語なんですけども、一見ファンタジーのような気がするんですが、なんだろうな、清竜人さんの歌での表現だったり、この、世界観を作ってる曲だったり、とか、一気に、ゾウ目線に入っちゃうんですよねぇ、不思議と。何だろう、それで歌に、サビのとこに出てくる“ぼくは【ゾウ】だけど”っていうところで、まぁこれはあくまで妄想ですけどぉ。まぁ、自分はアイドルをやらせて貰ってるんですけど。“ぼくは【アイドル】だけど”って当てはめると、よりなんかこう物語に入り込んじゃうんですよね。…はい。
やっぱりなんか、動物って、動物園に行って見てると、何を思っているのか、何を考えているのか、不思議に思うんですけどぉ。やっぱりこういう曲を聞いていると、あっ、こんな風な目線もあるのかなーーっと思って、ちょっと動物の見方が変わったりして、広がりがあって、すごく面白くなると思います。

 

 

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この曲は、まさにこのプレイリストぴったりの曲だと思います。実際にその、歌の世界の中でも動物園にも行かれますし。そこで、失恋をした、自分を、遠くを眺めているペンギンに、当てはめる、という、そして1人にしておいてくれって語り掛ける、失恋の曲なんですけど。まあ失恋に限らず、なんかぼーっとしたり、っていう、ときには、持ってこいの曲だと思いますねえ。
特にこの時期、年末の残っているお仕事でドタバタしていたり、年始の準備をしたりと、お忙しく過ごされてると思うので、みなさんも、なんだろう、自分の時間を作ってぇ、ちょっと動物園とかに行って、リフレッシュ、してみるのもいかがでしょうか。

 

 

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仕事の合間に特に目的もなくふらりと立ち寄った動物園で思いついたという塚田くんの「1人で動物園に行って自分を動物にあてはめたくなるプレイリスト」

私には絶対思いつかないであろうタイトルも、仕事の合間にひとりで動物園という選択肢も、曲を聞く前から独特の世界観を彷彿とさせていますし、選曲も女性ボーカル曲、男性ボーカル曲、ジャニーズ曲と、非常にバランスのいいラインナップです。

塚田くんと塚田くんの挙げた楽曲に対して思うことしかないのですが、この中で一曲だけ、過去に名前を出した曲があります。それは、KinKi Kids冬のペンギン

 

 

塚田くん………………………(こめかみを押さえながら)

 

 

このラジオでひとり忘年会のお酒がガンガン進みそうです。冬の動物園で一人でペンギンを眺めてぼーっとしてる塚田くんを目撃したい人生でした。

HAPPY BIRTHDAY!! 31st☆☆☆☆☆

塚田僚一くん、31歳のお誕生日おめでとうございます!!!・*:.。. .。.:*・゜・*

 

 

例年通り今年もブログ記事を…と思ったのですが、今年は例年以上にブログを頑張ったので新しく書くことがあんまりないので、自分のブログ記事と共に塚田くんの30歳を振り返ってみることにしました。思い出のアルバムをめくっていくぞー。

 

 

1月 Johnnys' All Star Iland

30歳ほやほやの塚田くんのお仕事は、デビュー年から毎年年末年始に行われていた帝劇舞台でした。が、今年1月JAIではA.B.C-Zからは塚田くん戸塚くん二人だけの出演でした。

悲劇の戸塚くんと喜劇の塚田くん、ステージにおける陰と陽が二人に宛がわれていて、二人はサポートの立場にあたりましたが、二人のための役なのかな?!と本気で思ってしまうくらい二人にぴったりな役柄でした。

JAI1月公演でのみ披露された塚田くんのソロ曲『Amaging Story』 は、リカでもだぁくねすでもない、ずっとずっと切望していた“塚田僚一”としてのソロパフォーマンスでした。深夜のスタジオを借りて1人で振り付けた、楽しませる<魅せることに特化した塚田くんのソロパフォーマンス。帝劇に響き渡る塚田くん1人の歌声と、塚田くんの柔軟でパワフルな身体性を発揮したダンス。怪しいマスクを被り奈落から吊り上げられるフライングから始まって、星柄のジャケットに着替えてキラキラと輝いて終わる曲調、『Amaging Story』というタイトル。

ずっとずっとこんな塚田くんが見たかった、ファンになってからずっと夢見ていた景色が、塚田くんのソロパフォーマンスが長年グループとして立ち続けていた帝国劇場で、映像に残らない1ヶ月間だけの贅沢な空間で見れたことを本当に嬉しく思います。

JAIの最後、塚田くんが0番に立って幕が降ります。帝国劇場の0番に、塚田くん。そのことについては塚田くん自身もブログで触れていて、舞台上からの景色を塚田くんも噛み締めていたんだなあ、と思うと、客席から見ているこちらも一層胸が膨らみます。

おたくをやっててしんどいことがあったとしても、この時間を思い出せば乗り越えられそうな、これ以上ないってくらいの幸せと貯金を貰いました。

 

 

2月 デビュー5周年&『Reboot!!!』リリース&お渡し会

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この辺は塚田くんっていうかA.B.C-Zですね!

テレ東フェス、えびしマーケット、ラジオ公録、SLT感謝祭、五つ星イベント、他番協などなど、悉くイベントに落ちまくってる私には生まれて初めてイベントで塚田くんと接触できて幸せでした……(;o;)こんなにたくさん機会があったのに、ファン歴5年目にしてようやく(;o;)(;o;)

1回目のときは塚田くんがお渡し係だったから何もできなかったけど、渡すときに顔を上げてくれて、後々合流した他担の友達に「私のときは顔伏せたままだったから、それきっと塚田担向けの対応だよ」って言ってもらって死ぬほど舞い上がりました!!!!塚田くんに塚田担扱いされたぁ……!!!!!!(うれしい)

えびちゃんみんな頑張ってくれたのが愛おしすぎた…ありがとうA.B.C-Z…。この思い出はあと7年こすれます。

 

 

3月 初単独主演舞台『サクラパパオー』会見&SASUKE出場

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年末に上演は発表されていましたが、原作演出キャストの皆さんも揃った会見は初めてで、そこで塚田くんが髪の毛を暗くして現れたものだからさあ大変!!!*1

3月29日のPON出演時から始まった黒髪期間は6月2日のMステのテレワン地上波初披露では金髪に戻っていました。約3か月間の夢をありがとう、塚田くん…!!

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 3回目のSASUKE出場では目標だった1stステージ突破!!プレッシャーも大きかっただろうに見事乗り越えた塚田くん本当かっこいい。゜:(つд⊂):゜。

今年は舞台と被らないように配慮してくれたのかな?!なんて思っていたら秋の開催も決まっていて。1年に2回もSASUKEに挑戦する塚田くんかっこよすぎてむり…。

 

 

4月・5月 『サクラパパオー』公演

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 この辺のはめっちゃブログに書いた。書きまくった。

おかげで五つ星のこと全然擦れてないです。春は大忙しだった。

 

 

6月 初主演映画『ラスト・ホールド!』発表&『5Performer-Z』リリース

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 『仮面ティーチャー』ぶり二度目の塚田くんの映画出演!仮面ティーチャーはたいぴ主演だし塚田くんの出番は2分くらいだしで私の中では正直あんまりカウントしてないんだけど(塚田くんごめんね)初主演映画がきたぞーーーー!!マジで?!?!

予定では10日間の撮影だったのが巻いて9日間で終わるという信じられない速さの映画撮影期間でしたが、今まだ公開日は発表されていません!そわそわするー!30歳を駆け抜けた塚田くんが映像に残るなんて嬉しい(;o;)おめでとう塚田くん(;o;)(;o;)

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アルバム特典映像の話もしたかったけど結局出来なかったな。

バラエティ企画が飛び抜けておもしろくなっててえびちゃんの成長に感動した(;o;)(;o;)ちゃんずー諸々の経験が実ってるぅ(;o;)(;o;)

個人的に塚田くんの「これSASUKEよりきついわ」がジャニーズデビュー組で塚田くんにしか言えないパワーワードで最高。言葉の重みが半端ねえ。

 

 

7月・8月 5Stars 5Years Tourスタート

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この辺もブログにもりもり。

 

 

9月 27時間テレビ&55コンオーラス

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め、めっちゃ書いてる〜〜〜〜!!!

春夏めっちゃ頑張ってたな私。おかげで今ここに書くことがない。

 

 

10月 ABC座&『さくらの親子丼』&SASUKE

  • ABC座2017『ジャニーズ伝説』

今年のABC座はABC座としての完成度が最高値でした。ジャニーズさんが描く世界に生きるA.B.C-Zの自然さ、2年空いて今一度受け継がれるジャニーズの歴史、ジャニーさんの理想のショーパフォーマンス、全部が最高だった。ジャニーさんは長年ずっとこの世界を描きたかったんだってA.B.C-ZとABC座を通して伝わってきました。

初演・再演は、椅子に腰を掛けたジャニーさんが膝の上に置いた本を、ジャニーさんの周りを取り囲うA.B.C-Zに読み聞かせてくれる物語にただ聞き入っていたのが、再再演では、本の中から飛び出してきたA.B.C-Zが、ジャニーさんを本の世界に連れ行ってくれたような、ジャニーさんとジャニーズの思い出をA.B.C-Zが繋いでくれたように思いました。

今年は役とA.B.C-Zの境界がとても曖昧で、ジャニーズの話をしているのかA.B.C-Zの話をしているのか迷ってしまうくらい、ジャニーズの物語の中にA.B.C-Zが、役と本人とが溶け合っていました。

ジャニーズ解散のシーンでは、他のメンバーは初演再演と少し台詞の当て方が変わっていたけど、真家塚田くんは初演と同じく最後までアメリカでのデビューを諦めない役でした。特に中谷に詰め寄るシーンでは、初演と再演でも台詞に篭る熱量は格段に上がっていましたが、再再演の今年はそこに本人との強いリンクを感じました。

真家塚田くんは、今目の前の帰国や解散が目に入らないくらい、誰も見たことのない景色、本来ならジャニーズに訪れるはずだったアメリカでのデビューを、未来を一番に目に映していたんだなあ、って。そのポジションをあの4人の中で塚田くんに充てがわれたこと、わかるなあって思いました。

そういうエモーショナルなリンクがジャニーさん演出の最高の魅力ですし、そのエモーショナルを充てがわれても違和感なく一際輝く姿に、A.B.C-Zの成長を感じられて、ジャニーさんが描きたい世界の実像を知れた気がします。本当に素敵で最高なABC座でした。

 

  • さくらの親子丼

急遽決まった塚田くんの本格的なドラマ出演は、元ヤンの中西俊太くん(32)。サクラパパオーでは黒染めした田原俊夫くんとはうらはらに、金髪頭は塚田くんそのまま、アイドルではなく普通のお仕事に就く塚田くんの姿は、それはそれでくるものがありました…。

ドラマの内容にハッピーさが皆無なので、俊太くんを癒しに乗り換えた。春でも秋でも“きょうこちゃん”が好きな“俊”くん。17歳のあざみは女の子じゃなく子供として扱う俊太くん。いつでもスポーツウェアを着込む俊太くん。ドラマなのに、アイドルではない生身の塚田くんに触れてしまった気がして、ドラマの意図とは違う楽しみ方をさせて貰いました、ありがとうございます。

ドラマ中に更新したジャニウェブ連載のコメントも素晴らしかったな。

 

  • SASUKE

上の記事にも書いたけど、ここが全部2日3日間で行われたのやばくない?やばいよ…(しんどい)

今年2回目のSASUKEもかっこよかったー。ジャニーさんに許可を貰って事務所の稽古場に自腹で装置を作った塚田くん。頼める人がいたこともすごい。

一度1stをクリアしたとしても、次にクリア出来る保証はない中、2ndまで行けたの本当にかっこいいよー!塚田くんえらい!塚田くんかっこいい!

塚田くんの雄としての本能がぶりぶりに表に出てくるのでしんどいです。怪我がなくて本当によかった。

 

 

12月 『‪終電を超えて〜Christmas Night〜/忘年会!BOU!NEN!KAI!』リリース

塚田くんが!個人仕事(?)をグループに!持って帰ってきたぞーーー!!!

長年のソロ曲(リカ)での塚田Pの功績が評価されたおかげか、グループのシングル曲の振付構成演出、今夏にもお世話になったヒャダインさんと一緒に曲作りにも携わったということで、コンサートを飛び越えてシングル曲で塚田Pが発動されました!これぞノンタイアップのなせる技!!

「他のメンバーにはオリジナルソロ曲があるのに自分だけオリジナルソロ曲がないから、作詞作曲演出振付構成、全部自分で作りました☆」ってところから始まった塚田くんプロデュースが、この4年でグループのシングル曲を手掛けるようになっちゃうんだから塚田くんはすごい。塚田くんにいつかグループのプロデュースもして欲しいなあ〜とはGOMYWAYから思っていたことなので、その夢が叶ったことがまず嬉しいです。

かなりのハジケ曲だし隙間ソング*2だしで、『忘年会!BOU!NEN!KAI!』は現時点での評価というより、これからどう成長して忘年会ソングの定番を勝ち取れるかも見所だと思うので、今後の活躍を見守っていきたいです。

 

 

 

30歳の塚田くんを振り返って

サクラパパオーの大千秋楽の翌朝、早朝にはもう、塚田くんは大阪から名古屋へ移動を済ませ、デルサタの生放送に出演していました。『ラスト・ホールド!』のコメントでは「映画初主演にプレッシャーや重圧もありますが、気遅れしている時間はありません。」ともあり、ラジオでは「常に新しく生まれ変わるように(生活用品も)新しいものを使うようにしてる」と話していて、塚田くんは立ち止まって振り返ることをしません。常に前を向いて、これからやって来る新しいことに体も意識も向けています。

今年は“塚田僚一”自身に求められるお仕事が多かったように思います。

去年はアウデラ出演以降の勢いが続いてバラエティ仕事が多く、大家族のもとへお邪魔したり、街中でインタビューを取ったり、海外のジェットコースターをリポートしたりと体当たりな仕事が多かったですが、今年は演技のお仕事が多かったのもまずそうだし、SASUKEに2回とも出演して、居合の挑戦、ここには書けなかったけど競馬のお仕事もありました。

塚田くんのパーソナルに迫った仕事が増えており、塚田くんがアウデラレギュラーに決まったときには、私が見たい塚田くんはどんどん見れなくなるんだろうな、諦める準備をしないとな、なんて思っていたから、諦めなくていいんだ、期待していいんだ、って考えを改めさせられて、塚田くんファンとしては嬉しさしかないです。

30歳の塚田くんには、これまでの答えあわせをさせて貰いました。テレビに出ても舞台は出続ける、バラエティに出ても演技の仕事は来る、後ろを振り返るより前を向いて、これから来る未来のために時間を使う。グループでいるときは力を抜いて、ちょっと口が悪くなって、絶対に許される優しさに甘えて、厳しく熱く弁を振るう。塚田くんってこういう人なのかな、違ったかもしれないな、でもやっぱりそうだ、あれっもしかして変わってきた?ああ、でもこんな塚田くん知ってるなあ、って。

 

 塚田くんは前を向いて先を歩く人で、おたくは塚田くんが作ってくれた道を塚田くんの後ろから歩くことしか出来ないから、塚田くんが歩いてきた道はこんな道で、当時はこんな景色でこんな出来事があったんだよ、って書き残すことが、私が出来る塚田担としての一番の道なのかもしれない、とそんな風に思うようになりました。塚田くんを好きな人の数だけ見える景色があるのはもちろんだけど、その分母いちになれてたらいいな。

 

いつだってどこだって願うのは同じことで、今年もまた1年、怪我なく病気なくトラブルなく過ごせますように。もし起きたとしても、出来るだけ最小限に留まりますように。

塚田僚一くん、お誕生日おめでとうございます!!31歳の塚田くんがどんな景色を見せてくれるか、心から楽しみにしています。

 

 

*1:のちのサタジャニでスプレー染めだったことを発信済み

*2:まだ世に打ち出されてない季節や行事の歌。隙間ソングを作ろう!というヒャダインさん出演『久保みねヒャダ』の名物企画でもありました。塚田くんに出て欲しかったな…

塚田くんと今夏の読点

今年のえび座初日は、塚田くん出演さくらの親子丼第1話放送日でもあり、翌日にはSASUKEの放送日と大忙しな秋の始まりで、個人的な初日も済ませた今、ようやく今夏の塚田くん事に一息吐けました。

春のSASUKEサクラパパオーにと今春も濃密でしたが、間を開けずに夏のコンサートやそれ以外のお仕事とお知らせもばったばったで、これをスルーしてしまったら後々何にも思い返せない気がして恐ろしいので、なんとか今夏の記憶をどうにか記録にしておこうと思います。

 

 

TVガイドPERSON vol.61

A.B.C-Z 1st写真集『五つ星』発売記念連載、塚田くんの番がやってきました。ジャニーズオールスターズアイランド合わせで戸塚くんと二人での掲載はありましたが、塚田くんの最後の単独PERSON登場は2015年の冬なので、約2年ぶりです。

PERSONはインタビューを発売日と近い時期に取ってくれているみたいで、今発売の五関くんのインタビューでは塚田くんの怪我や仙台公演の話をしてくれていて、おたくも聞きたかったけど自発的にはあんまり話してくれなさそうな部分を訊いてくれるので有難いです。

インタビューは『五つ星』でカメラマンを務めていらした荒木さんからのコメント、バラエティの活躍、塚☆リカでのソロ、塚田くんのパンク精神などなど。写真もさることながら、テキストの濃ゆさもPERSON仕事の嬉しいところです。塚田くんのインタビューに戸塚くんの名前出してくるところなんかもさすが。痒いところにめちゃくちゃ手が届きます。

 個人的に好きなテキストがこれ。

計算はできない!きっといろんな現場を経験させて貰って、体で察知できるようになったってことじゃないかな?

 塚田くんってどこまで計算してやってるんだろう?という疑問はワーホリのときから何度も考えていたので、このタイミングで改めて訊いてくれて、そして塚田くんの言葉で答えを聞けてよかった。塚田くんだけじゃなくてメンバーにも言えることだけれど、やはり場数が半端ないんですよね。一つの舞台に立つだけでも平均10〜20公演近くはあるだろうし、毎年のABC座は例年30公演以上ある。そこに個人舞台とJr.時代の現場数を合わせるとーーこんなに直にお客さんの前に立ち続けたアイドルっていないんじゃないかな?って本気で思います。計算も全くないわけじゃないと思うけど、実際に現場で培われた経験値が頭より先に感覚として一番に働く、と言われると納得でしかないです。

まだ5周年だし、本当に泣くようなことは、まだまだこれから先に起こるんじゃないかなって思うし。

 2回目の一万字だったかな。「本当に辛いことはこれから起きるんだと思う」みたいなことを数年前に塚田くんは既に話していたんですよね。そのときとまだ同じ感覚を持って今も仕事をしているんだと思うと、頼もしいことこの上ないです。アウデラ出演を機にテレビ露出が増えて周りからすごいねって褒められたときも「話半分で聞くようにしてる」と言ったり、塚田くんの見える世界はなかなかに冷ややかで、それでも塚田くん自身は大きく暖かく包み込んでくれるから塚田くんはすごい。

 

 

FNS27時間テレビ にほんのれきし』

神戸の余韻を引きずり福岡のレポに一安心しつつの同週末、塚田くんは今夏放送の27時間テレビに初出演を果たしました。午前3時台というほぼ早朝なド深夜帯に放送された『免許皆伝』コーナーで、塚田くんは戸山流居合道の初伝獲得に挑戦しました。
コンサートのMCで「危ないことに挑戦する」「ジャニーズの人たちの中で断られて断られて僕のところに来た」とどこまで信じ切っていいのか判断の難しいコメントをしていた通り、ガチの真剣を使っての居合道
これまで数多の危険な装置やアクロバットに挑戦してきた塚田くんですら、初めて持つ真剣に手は震え呼吸は乱れと、凄まじい緊張感が画面から伝わってきました。
居合の練習と本番は、具体的な日程はわかりませんがコンサートと併行して行われていたようで、コンサート会場でキラキラの衣装を着て歌って踊っていた塚田くんは、同じ時期に道着を纏い真剣を振るっていたのだと思うと、アイドルという仕事の幅の広さに息を呑みます。
練習を重ねるごとに猛スピードでコツを掴んでいく塚田くんの吸収力がすごかった。SASUKEやボク穴でも思いましたが、20年近く客前でダンスやアクロバットを披露し続け、自分の体をこれでもかと動かし見直し探求しそしてまた発信し続けてきた経験の積み重ね、今尚現役でその循環を繰り返し、日々洗練されていく塚田くんの身体性と体現性の高さがこの居合道でも発揮されていました。刀を持つのは初めてでも、自分の体を動かすことは仕事でも仕事以外でも日々執り行ってきたことで、元々の身体性の高さプラス、今まで向き合って時間の膨大さ、バック時代どころか私が見てきた4年間だけでさえも途方も無いステージング数と経験の豊富さに、今一度打ち震わされました。

居合のお仕事はSASUKEと同じくドキュメントの類で、見てる人を楽しませる普段のエンターテイメント精神とは分離した、ある種アイドルと最もかけ離れた、一人の人間としての実力と実像を浮き彫りにするお仕事でした。アイドル衣装を脱いだ一人の男性としての塚田くんの姿が、しぬほど逞しく頼もしく格好良くて、ああ、30歳男性……。
塚田くんという人の振り幅の広さをめちゃくちゃ愛しています。アクション仕事やりたいねえ。本当にお疲れ様でした。

 

 

以上二つのお仕事はコンサート期間中に発売・放送され、またおそらくコンサート準備期間や本番中に撮影・収録されたものだとも思います。時間差はあるけれど、一夏を形作るピースとなったお仕事たちは、コンサートでの塚田くんともリンクして混ざり合っていきます。

 

 

9月6日 5Years 5Stars Tour@神戸こくさいホール

ホール公演二ヶ所目。OPは何事もなく始まったコンサーでしたが、序盤の目玉であるメドレーでのトランポリン中に塚田くんの着地がおかしい瞬間を見つけて、あっと息を呑みました。
YOU ARE A FLYERの塚田くんのいつもの煽りの後に下手へさっとハケていく塚田くんの姿をこの目で見たのに、ステージの上に4人しかいない事実を受け止められなくて、いつでも探しているよ どこかに君の姿を…山崎まさよしの歌声が脳裏を掠めつつ双眼鏡を構えるも、探せど探せど塚田くんはそこにいませんでした。しぬほど動揺しました。
戸ソロ河ソロと続いてEndless Summer Magicで出てきたときにほっと息を吐けましたが、それでもいつも通りのキレがないことや、リカの大技が一つ省略されていたり、MWのつかご合わせのアクロバットが簡略化されてたりと心配は尽きず。
MCでは橋本くんがおにいを銃で撃ち殺したりといつも通りのえびちゃんでしたが、ふみとつが先に着替えるタイミングで橋本くんが「塚ちゃんも着替える?」とそっとハケるタイミングを促してくれたことで確信①。塚田くんはそれを断り予定通りのはしつかごっちでの3人のMC。塚田くんの状態について明確な言及はされないまま着替え交代。
着替えから戻ってくるのが少し遅かったけどMC明けからは塚田くん、ちょっと元気になってて、ダンス曲が続くけどさっきより明らかに足元が動くようになってて、ホール公演お楽しみでもある五ソロのバックも予定通りのタイミングで出てこれたし。一時的な痛みだったのかな?って安心しかけてたけどドキナツ2017の客席登場で1人遅れてお立ち台に着いたことで確信②。そこからはもう気が気じゃない。
テレパシーOne!Two!なんて普通に踊っても大変な曲で、最初のバク転は後ろに飛び上がるだけだし、エアジョーダンジャンプ後は左足を床に着けないように踊ってて、側転したのに右足だけで着地したり(それはそれでめちゃくちゃすごかった)、見せ場のアクロバットも簡単なターンだけどそれすらも着地が危うかった。橋本くんが手を切ってたことにも全然気付かないくらいずっと塚田くんのことが心配で心配でたまらなかった。
ダブルアンコールではメンバーの誰よりも早く塚田くんがステージ上に姿を現して「怪我しちゃったーーー!!」って言ってくれました。

全然怪我してない人の声で快活に情報を言い放ってくれて、そこでようやく本当の意味で安心出来ました。怪我しちゃったことはわかってたけど、それを塚田くんの声で塚田くんの姿が見える公演時間中に伝えてもらって、本当によかった。本当に怪我が理由なのか、怪我をしたのなら今現在の程度はどうなのか、全部が全部を教えて貰ったわけじゃないけど、塚田くんのその一言でぐしゃぐしゃしてた気持ちは間違いなく救って貰いました。 

塚田くん怪我後にメンバーで打ち合わせとかせずにその場で修正したみたいで、A.B.C-Zの対応力の凄まじさを目の当たりにしました。コンサートは止まらないし、誰も取り乱さないし、みんな塚田くんのことを尊重して見守ってくれてた。A.B.C-Zの優しさの正体は「尊重」なんだって思いました。

正にShow must Go on。本編とアンコールが終わるまで怪我について一切触れなかった塚田くんと、それを尊重してくれたメンバーとの関係性に胸を熱くした神戸公演でした。

  

 

 

9月9日 5Stars 5Years Tour@福岡サンパレスホール

塚田くん怪我のため松葉杖スペシャル公演。戸ソロ前に河合くん戸塚くんがSMAPの『友だちへ〜Say What You Will〜』を歌ったり、そのまま戸ソロに居残った塚田くんがちょっとだけDolphinを歌ったりしたそうです。私は入っていないので、詳しくは他の方のレポをご参考ください。

神戸後から、自分一人ではどうすることもできないのにいろいろと考えてしまったし、同じくらいなんにも考えないようにして過ごしていました。

 

 

9月14日 5Star 5Years Tour@仙台サンプラザホール

福岡公演同様、開演前に5人がステージに登場して塚田くん怪我のために引き続き松葉杖スペシャル公演になるとのお知らせ。福岡では二本だった松葉杖が一本になり、足以外は本人も元気そうでした。心なしか神戸のときより顔がふっくらしてたので、足以外は本当に大丈夫なんだな〜とほっと一安心。

一曲目のReboot!!!、フォーメーションだけいつもの位置で、その後すぐ脇に避けてダンスは踊らずに「頑張れ頑張れA.B.C-Z!」と拳を振って応援する塚田くんの姿がとても良かった。安静第一にするんだったら塚田くんを出さないって選択肢もあったんだろうけど、5人でステージの上に立つことを選んでくれて本当に嬉しかった。塚田くんのいないA.B.C-Zを楽しめる自信なんか一ミリもなかったから、大変だったと思うけど、衣装もちゃんと着替えて5人で居てくれて本当に本当に有り難かった。

T5Tでは松葉杖を汽車に見立てて可愛かったな!フォーメーションに入れるときは入って、踊るときは横で応援して、全編踊るときはハケてって感じ。塚田くんいないならって4人verで立ち位置取り直すんじゃなくて、5人verのまま踊ってたの胸熱だった…。

塚田くんがいないと始まらない塚ソロでは、映像が追加されてました。

 あくまで塚田くん≠リカちゃんである設定を忠実に守るチーム・A.B.C-Zの皆さん最高でした。

塚田くんの分の決め技を五関くんが担ってくれたり、階段登れないからハケるかステージ下にいた塚田くんの本来の立ち位置を塚田くん不在だけど黄色のスポットで照らしてくれたり、その場に五関くんがさっと入って金髪筋肉ポーズしてくれたり、リカが動かないからぱりぴ橋本くんがリカに襲いかかったり、塚田くんがいつもしてくれてるセットに登って2階3階の人へのお手振りを河合くんと戸塚くんがやってくれたり、すーーーごく優しい空間でした。

 

 

 

最後に、前記事で書けていなかった塚田くんの振り返りをします。

 

 

塚田くん

塚田くんのファンになってから、塚田くん自身に大きな変化は感じないけど、一番びっくりしたのは、私が思っていたより塚田くんA.B.C-Zというグループを大事にしていたこです。

名古屋公演のMCで55コンのWSでリカが多く取り上げられていたことをA.B.C-Zのコンサートなのに悔しい」と言っていたり、最近では個人仕事の会見でもグループと絡めてコメントすることが多いように思います。

塚田くん、アウデラ前は仕事がなさすぎて困ってるくらいだったから、リカのヒットもバラエティ仕事もやったー!僕めっちゃおいしーい!v(゚▽゚*)vてダブルピースして喜んでるもんだと思ってました。*1

『サクラパパオー』の単独主演に、『ラスト・ホールド!』の映画主演に、『さくらの親子丼』のドラマ出演に、塚田くんの大躍進がバラエティの道筋から演技方面にまで枝分かれして伸びていくなんて思ってもみなくて、予想外の方向に転がっていくのはアウデラに続いて2回目。そして塚田くんの2回目の1万字を思い出します。

家族やメンバーやファンの子が、自分がアウトと言われて嫌なんじゃないかと心配する気持ちを押し退けて臨んだアウデラ。全てをさらけ出したら次に繋がって、その連続が思いの外続いていって、このまま自分は飽きられるんだろうなと思う気持ちと一緒に、自分の露出にメンバーが追いついてこないことに焦って、メンバーを無視して。意外と飽きられないことに気付いて、自分の行く先にメンバーがいると信じて前は進む覚悟を固めた2016年春。

今またあの時と同じように、塚田くんは自身の新たな道の拡張場面に立ち会っているけど、塚田くんはもう1年以上前に覚悟を固めていたんですよね。

 

55コン仙台オーラスの最後の挨拶で塚田くん、コンサートを経て気付いたことを挙げてくれたんですけど、「お仕事を頑張るとか、パフォーマンスを頑張るとか、ドームを目指すとか」どこかで聞いたことある、ぱっと頭に思い浮かぶ言葉にされ易いものたちを「じゃなくて」と切り捨てて、「みんなを悲しませちゃいけないってこと」って、どの目標よりも大きな規模の言葉で包み込んでくれました。

怪我していつもみたいに踊れなくなっても最後までコンサートをやり切って、でも最後の最後には「怪我しちゃったー!」って教えてくれた塚田くん。怪我しちゃったものはしょうがないから、映像を足したりフォーメーションだけ参加してあとは脇で応援したりとその時にできる精一杯を見せてくれた塚田くん。忘年会の密録を流出させた塚田くん。とてもよく知っている、結構酷くて心底かっこいい塚田くんは、体の自由をなくしても変わらずそこにいてくれました。*2

塚田くん、おたくが心配してたことをちゃんとわかってくれてたし、その心配を見ないフリしたり軽んじたりせず、ちゃんと受け止めてくれてました。コンサートの後半はえび座の稽古が始まってただろうし、ほぼ一ヶ月間毎日上演される本番のスケジュールだって頭にあるだろうし、この時はまだ発表されてなかったけどドラマ撮影も同時進行してて。もし私が塚田くんみたいな状況に陥ったら、自分の体と今後の仕事のことを考えていっぱいいっぱいになったり、メンバーやスタッフさんや周りの人への申し訳なさに塞ぎ込んじゃったりしそうだけど、ステージ上のお客さんを前にした塚田くんは、空元気だったりテンションが下がってたりはせず、至っていつも通りの塚田くんでした。

塚田くんが塚田くんであることを証明してくれるのは、おたくのレポでも雑誌のテキストでも自分の作り上げた概念の塚田くんでもなく、いつだって塚田くん自身です。今この瞬間、リアルタイムを生きている現実の塚田くんが一番強くて一番格好いい。私がファンになったこの4年間、幾度となく塚田くんは繰り返し証明し続けてくれました。

前記事でも他メンを振り返ったときに思いましたが、塚田くんも周りを見る余裕が、余裕を持ちながら実行に移せるキャパシティがここ数年で格段に拡張されたんだなあと思います。アリサマコンのときも顕著だったけど、今はもっと、それ以上に。
仮面ティーチャー試写会やトニトニ成人式では、塚田くんそこはちょっと…って冷や汗をかく場面が多々あったけど、最近は自分で自分をコントロールしている余裕を感じます。

ここ最近は、もしそのときには分かり合えないと思ったとしても塚田くん自身がそうやると決めたんだからと、塚田くんの発信を受け取ることに迷いがなくなりました。私がパッと頭に思い浮かんで来そうなことは、すべて塚田くんの頭の中にも当たり前のように思い浮かんで、私が塚田くんについて何かを考えているときに、塚田くんは既にその次の、そのまた次よりもっと先のステージに立って、前を向いて次のための行動を起こしている。塚田くんが歌って踊る姿を見たい人がいることを知っているから今年のソロにDeliciousを持ってきて、いつもみたいに塚田くんが動けていないことを心配している人の気持ちを汲んで「怪我しちゃったー!」と教えてくれて、グループにおける塚田くんポジションの人に仕事が集まっている今のアンバランスさをわかっているから「突き進んだ先にグループがあるといい」と腹を決めている。昔からそうだったんだろうけど、今一度その確信を抱けました。

神戸公演、いるべき場所に塚田くんがいないA.B.C-Zはしぬほど寂しかったけど、踊らなくたっていつもみたいに動けなくたって、A.B.C-Zと一緒に塚田くんがいてくれた仙台公演は、驚くほど幸せな気持ちで楽しめました。動いてる塚田くんが一番好きだと思ってたけど、動けない塚田くんもやっぱり一番好きだった。塚田くんを一番に好きだと思う気持ちが全然ブレなかった。私が塚田担で居続ける理由は、思っていたよりもとても単純なものでした。

 

 

長々とブログを書いていたら、えび座が始まるどころか新曲が発表されてしまいました。夏のコンサートで話していたクリスマス&忘年会ソング。夏の夢が冬に叶うなんて素敵だね。A.B.C-Zがいっぱい頑張ったから、大人からのご褒美だね。毎日日生劇場で秋の暦を刻みながら、もう冬の準備をしているA.B.C-Zが今日もかっこよくてめちゃくちゃ大好きだな。A.B.C-ZA.B.C-Zへの大好きを溢れさせている姿を見れておたくも幸せです。いつもありがとう。愛してるよー!おしまい!

*1:デビュー前の滝様舞台やJWはふみとつの出番が圧倒的に多かったし、ポポロは露骨につかご2人で1ページにするし

*2:でも密録はよくないと思う!!!!

A.B.C-Z 5Stars 5Years Tourを終えて

2017年7月30日から始まったA.B.C-Z 5Stars 5Years Tourが9月15日にオーラスを迎えました。
アリーナ公演を終えたときにも記事を書いたので、今回はホール公演とツアーの振り返りをしようと思います。えび座が始まる前に…!!
 
 
例年より公演数が多かったこと、今年は構成の中心が河合くんから戸塚くんへ移ったこと、アルバムをリリースしながらも5周年という節目だったことなど、様々な思いが重なったこともあってか、毎公演毎公演とてもドラマティックで、入る度にオーラスを迎えたような温かな余韻に包まれて、びっくりするほど特別で優しくてとてもとても幸せな5周年ツアーでした。
 
 
 

アリーナからホールへ

ホール公演は2014年Legendツアーぶりで、個人的にA.B.C-Zをちゃんと好きになって初めて参加したコンサートがLegendツアーでした。Legendツアーはお盆の大阪オリックス劇場で始まり、9月の代々木体育館で終わったので、ホールからアリーナへ、小さい箱から大きな箱へ拡大する流れだったのですが、今年の55コンは逆の流れ、大阪城ホール横浜アリーナを経てのホール公演でした。
小さい箱から大きな箱への軌跡は、ジェットコースターを昇るような気持ちでワクワクを募らせていたのですが、いかんせんアリーナ公演がめちゃくちゃ楽しくて幸せでエモーショナルで、例年通りだとそこでもうオーラスって感覚だったので、そこからホール公演って気分になかなか切り替えられなくて、もちろん楽しみではあったのですが、いつもにない流れでイメージが掴めないことへの漠然とした不安があったのですが、そんな不安なんか跡形もなく消し去ってくれる、ホール公演ならではの空間で、より一層5周年という節目を味わい深く噛み締めさせて貰いました。
 
ホール公演はバックがつかずの5人だけのパフォーマンスでした。5人しかステージ上にいないということは、5人しか見る人がいないということで。バックもバック担もいない空間で、A.B.C-ZのファンだけでA.B.C-Zを独占出来るというめちゃくちゃ贅沢な空間を用意してくれました。アリーナ公演がみんなでワイワイ大勢で楽しむパーティなら、ホール公演はそのパーティを抜け出して好きな人たちだけで楽しむ秘密の二次会みたいで、ちょっとだけいけないことをしているような、その背徳感がまた楽しさと幸せに拍車を掛けてくれて、A.B.C-Zの現場は行くといつも幸せな気持ちになりますが、いつも以上にお腹いっぱいにして貰いました。
 
大阪で初日、横浜で関係者各位へのお披露目、名古屋でデルサタコラボ、大宮で抜き打ちGo!Go!5コール、神戸で塚田くんの怪我、福岡で塚田くんの松葉杖スペシャル公演にてふみとつかだ『友だちへ』歌唱と戸ソロに塚イン、仙台も塚田くん松葉杖スペシャル公演仕様でオーラスにて河ソロに五イン、忘年会流出映像と、実に濃密な全13公演でした。
 
アリーナ公演の目玉である5Star Shipはなくなりましたが基本的な演出はアリーナとほぼ変わらずで、ステージ転換のために客席降り多数と、五関くんソロに他メンがセルフバックにイン、などとホールならではのちょっとした演出追加がありました。
アリーナ公演での「大人にお披露目」という大仕事を終え、久しぶりの地方公演や狭い会場など、えびちゃんもまたホールの楽しさをたくさん感じているようで、お互いに幸せしかなくてすごく素敵な時間でした。
 
名古屋では塚田くん橋本くんが隔週出演しているデルサタのカメラが入り、濱口さんと一緒に6人でざえびを披露、その模様が名古屋で特番として放送されました。昨年春からレギュラーで出演を重ねたデルサタが、久しぶりの名古屋公演を機にコンサートとタッグを組むなんてすごいですよねえ…。この辺はネットニュースにもなってましたね。
 
今年は大阪、横浜、名古屋、大宮、神戸、仙台を各1公演ずつ、計6公演入りました。戸塚くんの「無理するときは頑張って」の言葉に肖って、大分無理して頑張ったんですけど、なんにも悔いがないし無理してよかった。回数重ねるとリピ客も増えていくと思うんですけど、どの会場も熱くて、だれたり飽きたりなんか全然してなくて、今までのどのツアーどの公演よりも声が出ててた(個人の体感)し、楽しもう!いいものにしよう!という客席からのアプローチもすごかった。それはえびちゃんたちも感じていたみたいで、公演中そのようなことも言ってくれて、客席とステージ上のキャッチボールがうまくいきまくっててすごい空間でした。
 
神戸では塚田くんが怪我をしてしまって、塚田担としていつの日にか来ると覚悟してた「自担の怪我の現場に立ち会う」も経験してしまったのですが、その話はまた追々…。喜ばしいことではまったくないのですが、そこでまた空気が変わったのは事実として存在して。福岡、仙台では塚田くんは松葉杖をついてのスペシャル松葉杖公演だったりの話もやはり別記事で…。むずかしいね、このへんの話ね…。
 
 
 

河合くんから戸塚くんへ

2014年Legendツアーから総合演出のクレジットに大々的に河合郁人の名前が入るようになりました。ついんくるコンは外部発注だったのかな?Legend、アリサマ、SLTと河合くん演出が続いてからの、この5周年のタイミングで戸塚くんへのバトンタッチは興味深かったです。河合くんが舞台で忙しいから替わった、なんて理由はファウスト再演やってシンガポール行ってMWの制作にも携わって帰国翌日にサマパラに出ていた2015年の方が圧倒的に忙しかったので全然信じられないので建前として、個人的にはみんなに自信がついたからそうなった、という気持ちで受け取っております。
1から100までそうとは言いませんが、A.B.C-Zに何かあった時にまず率先して動いてくれるのが河合くんなのだと思います。
 今でこそ、というか今年がすごかったな。メンバーへ甘え倒す河合くんをたくさん目撃しましたが、2014~2015年あたりはどういう訳か河合くんに対して当たりが強い層が多くて、その時期って河合くんがひとりで背負い込んで頑張りすぎちゃってた(とされた)時期でもあったんですよね。そのときの、というか、A.B.C-Zの河合くんという人そのものを表した記事がこちら。
 やり方がそもそも合わない、っていうのはメンバーいじりや自虐ですね。そのやり方を楽しいと思うか否かは好みの問題になるので一概に悪!と言い切られると、そんなことはないぞと返したくなりますがそこはまあさておき。
Legend、アリサマ、SLT、そして各メンバーの個人仕事の経験を経て、自分の意見を言うことに引け目を感じなくなったんだろうな、と思っています。
みんながみんな「これ!」と意見を断言できる根拠も自信もない中、コンサートという大仕事の責任を一手に引き受けるにはめちゃくちゃ勇気がいることだと思います。ワーホリ旅を見てるとA.B.C-Zは仕事面でメンバー同士の衝突を避けているような節があったし、みんな相手の意見を尊重することを是としているので、これ!と断言するほどの自信も、これ!と道を提示してくれる河合くんの意見を否定することも出来なかったんじゃないかな。
河合くんの意見を尊重して受け取ることの次段階として、自分の意見もそこに乗せていく作業が出来るようになったんですね。A.B.C-Z、成長してる!河合くんも違う意見があるのに言ってくれないのは困る、的なことも何かで言っていたなあ。
そんな中ずっと帆を張り舵を切り、A.B.C-Zという船が進む先を示してくれた河合くんの強さと逞しさを思うと目頭が熱くなります。
 
河合くんのセトリはジャニオタな河合くんらしいわかりやすい構成で、各パート分けや山場に向けた盛り上がり、最後はバラードでしっとりと、ジャニーズコンサートの王道、遊園地のアトラクションのような構成だったと思います。
一方戸塚くんは、ここ一番の山場を目掛けて上っていくというよりは、戸塚くんが言葉で文で発信するジャニウェブ連載『伝打伝助』や戸塚くんのえびブロなどといった、まるで一冊の本を読んでいるみたいに、あちこちに文脈が散りばめられたとても叙情的なコンサートでした。
河合くん中心でも戸塚くん中心でも、他のメンバーの意見ももちろん取り入れられていると思いますが、中心人物が違うとこうも違ったものになるのかと初日はびっくりしました。
でも、今年はアルバムツアーではなく、デビュー5周年記念コンサートなことをと考えると、思い出のアルバムをみんなで捲っていくような今年の構成はとてもいいアニバーサリーツアーになったように思います。
 
河合くんはわかりやすいけど構成間の流れに情緒がなくて(笑)、DARKNESSの締めの「LOVEです」をラブピを「LOVE」に繋げたりとか、そこも河合くんらしかったけど、戸塚くんのはずっとエモくて、戸塚くん自身は「物語はお客さんのものだからこちらから提示するものは重くならないようにした」って言ってたけどいやいやいや…そんなことは、そんなことはないよ…?
 
前年SLTコンの個人的山場は2つあって、まずはDREAMIN'!!。これはすごく幸せな山場で、センステで円になって踊るえびちゃんと、その外周をマーチングするJr.との立体的な一体感が絵本のワンシーンのように可愛らしくてファンタジックで。第二の山場はえび担大好きダンスパート、しかもSLTではトランポリン技からの屋良くん振付のFly a Flagと、バケツをひっくり返したようなアドレナリンの大洪水が終盤に固まって用意されており、楽しい嬉しい激しい!の三拍子は揃いつつも、えびちゃんの凄まじい運動量と同じくおたくの体力もめちゃくちゃ消耗されました。
今年は序盤からトランポリン技、リリホワ〜whippy〜FRの台湾衣装ダンス、ガツガツ踊るダンス曲でFire in Loveと山場はたくさんあったのですが、SLTで挙げた2つのようなジェットコースターのてっぺんというよりは、コースター中盤の山場を彷彿とさせるふわっとなだらかな波、くらいの感覚だったんですよね。今年の山場は最新MVから順に過去へ遡っていってからの満を辞してのデビュー曲Za ABC 〜5stars〜、そしてそして、ざえびで原点かつ最高点に達したと思っていた向こうに待ち受けていた、5周年コンサートの最後を締めるサポーターズ
サポーターズは今年リリースされたアルバム『5 Performer-Z』には収録されておりません。サポーターズはデビュー年から毎年演目を変えて上演されているA.B.C-Z5人が主演を務める舞台、ABC座2016『株式会社応援屋‼︎〜OH&YEAH!!〜』のメイン曲です。円盤化はしているものの、未音源化の舞台の一曲を5周年コンサートの最後の最後に使うってすごい話だなと思います。おたく的には名曲ですが、えび座を観てない人も知らない人も会場にはいただろうに。
DREAMIN'!!のみんなで楽しい!かわいい!ハッピー!なテンションとは毛色の違う、「君をサポートしたい」から始まるアイドルとファンの応援合戦を据え置いたサポーターズ。目の前に用意された子供でもわかる楽しさと、文脈を読み解くことで琴線をガンガンに揺さぶってくるエモーショナルさ。河合くんと戸塚くんの色の違いはここに一番現れていたように思います。
どちらも素敵でどちらも相手には真似できない構成だと思うので、来年はどんな構成になるのかはやくも楽しみになりました。
 
 

5周年を振り返って

私がA.B.C-Zのファンになったのは2013年4月29日のTwinkle×2 Star Tour代々木公演なので、私が振り返られるのは5周年全部ではないのですが!
名古屋公演で、えびちゃんからの素朴な疑問としてお客さんに、デビュー前からのファンと五関くんファン歴10年以上の人に手を挙げて貰っていたのですが、私の2つ前の人と真隣の人が元気よく手を挙げていました。
この4年でえびちゃんはたくさんのお仕事を経験して、私もたくさんの現場に足を運んで、えびちゃんたちも成長したし自分自身も大人になりました。成長による変化もあれば、付き合いの短さから当時の自分には確信を持てなかったことが、この4年見てきたことでわかってきたこともあって。成長と変化と発見と再発見、それらが入り混じったメンバーの話をしたいと思います。
 
 

戸塚くん

今ツアーの戸塚くんは、愛に溢れていましたね。5ringsで作詞を務めた戸塚くんが、自分に「愛」の漢字を宛がった正しさを年々実感させてもらっています。
横浜初日ではチャップリンモードで殆ど喋らなかったそうですが、私はその日入ってないのでどうこう言えないのですが、その翌日、横浜2日目の戸塚くんがもうむちゃくちゃ可愛かったんですよね。顔がしぬほど可愛かった…。いつも可愛いけど、いつもは戸塚くんの生命エネルギーと顔面が全面戦争を起こして生命エネルギーに軍配が上がることが多いのですが、その日は生命エネルギー棄権につき顔面の不戦勝みたいな、私が見てきた4年間の中でいっちばんつやつやしてた。構成のプレッシャーから解放されたからなんでしょうか、戸塚くんに対してかつてないほどの可愛いという気持ちを持っていかれました。
 神戸公演でバンダナを巻いて出てきたときは、アリサマコンの終盤、上着を脱ぎ捨てて半裸で花道を全力疾走した戸塚くんを思い出してひやっ!となったのですが、塚田くんの怪我もあってか半裸になることもギターを折ることもなくてよかったような残念なような…。
大宮だったかな、戸塚くん、MC終わって立ち上がる客席を見て「可愛いなあ」って呟いたときがあって。J's倶楽部で戸塚くんが胸キュン台詞言うときって、戸塚くんの上にもう一枚、内なるオラオラキャラの洋服を着てからときめかせるけど、そのときはすごく自然に出て来たんだろうな、って声だったんです。可愛いなあ、というか、愛おしいなあ、って慈しんでいるような声。戸塚くんの抱く愛って、母性や父性みたいなものなんだろうな。
戸塚くん、顔面のイメージと本人の生命エネルギーが全然違う主張をしてるというか、こちらが戸塚くんに対して勝手な理想を求めてしまうんですよね。その理想を受け取ることもアイドルとしての形ですが、在るが儘に生きることもまた別のアイドルとしての生き方だと思います。戸塚くんは後者のアイドルとして生きていくんだなあ、とこの4年で勉強出来たので、あとはもう戸塚くんの生き様を見届けるのみです。私自身が戸塚くんに慣れたことも大きいですが、戸塚くん自身もまた、自分自身を楽しむ余裕が出て来たように思います。
あと改めて、戸塚くんって本当に塚田くんのことが好きなんだな…っておもいました。つらい。
 
 

河合くん

河合くん、すっごいバブバブしてた。私、河合くんのことは強くてかっこいいヒーロー!って目で見ていたかったけど、さすがにもう見ない振りなんか通用しなくなってた。河合くん、ちょーーーバブい。
ワーホリを思い返すと、河合くんの塚田くんへの当たりがめちゃくちゃ優しくなってますね。ワーホリ時期だって別にいじめてたわけじゃなくて、男の子って男の子特有のカースト社会があるからその仕組みに乗っかってただけなんでしょうが、今ではその枠組みがすっかりなくなってきました。
総合演出の肩書きを下ろした河合くんが、ステージ作りに徹せられた河合くんが、とても自由で楽しそうで見てるだけで微笑ましかったな。ファンにはそれを悟らせないだけで、いつもたくさん色んな大きなものを抱えていたし、今もまだ抱えているんだろうな。河合くんが一心に背負ってきた責任感を、他のメンバーが「俺も持つよ」って言えるようになった、みんな自分に自信が持てるようになったんだなあ。感慨深い。
 
思い返せば、コンサートでの河合くんの言葉はいつも素敵だった。ファンに心配を掛けないように、上手に変換して上手に隠して、でもちゃんと嘘のない言葉で発信してくれた。
横浜では「なんでこの声他のところで出せないの?!」ってストレートに説教されてしまいました。A.B.C-Zのファンは舞台慣れしてるから、コンサートで声を出すのが苦手だからってレジェンドコンでは声を出しやすいように前半にロックメドレーを用意してくれた河合くん。どう聞いたってそんなに大きくは声出てないのに「前より出てた!今一番よかった!」って褒めてくれた河合くん。そんな河合くんに真剣に叱られてしまったから、河合くんごめーん!!ってなった。
いつもより余裕があって自由でばぶばぶしてた河合くんは、ふとしたときの不安も言葉にするようになった。「俺が客席降りたのにきゃーって言ってくれない」「(胸キュン台詞で)いまスタッフさん冷めた目してた?」とか、いきなり自信がない言葉を言うからびっくりする。そんな気持ちを振り切って、ステージ上ではキラキラと輝いてくれてるのかなあと考えると、いますぐあったかいふかふかの毛布に変身して、河合くんのことを抱き締めにいきたい…。河合くんは真面目だし心配性だね。ちょっと過剰に綺麗好きなのは、潔癖症というより心配性からきてるんだろうな。河合くんは河合くんのままで十分素敵で魅力的な男の子だよ、って自覚がもっともっと強く河合くん自身が持てるようなお仕事が河合くんの元に訪れますように。
 
 

五関くん

五関くんって五関くんパラメーターを完ストしてるじゃないですか。
五関くんはA.B.C-Zで一番強くて一番かっこいい人。そんな五関くんが、今年のソロ曲に明るくて前向きな歌詞を歌うことに最初は戸惑いました。五関くんのことを強そうな椅子に座って「努力?苦労?知らない言葉だな」って足を組みながら興味なさそうにため息を吐いている人だと信じて疑わないから、希望や願いや未来を讃歌するMr.Dreamのことをどう触っていいかわからなかったけど、ホール公演で4人をバックにつけたこでやっぱり五関くんは一番強くてかっこいい!!最高!!!!と拳を天高く掲げられました。
メンバーを従えて踊りきって、最後にモニターに映される両拳を握った五関くんの笑顔は、私が信じて疑わない五関くん像とは違う形をしていました。あの笑顔には毎回心の柔らかいところをギュッと締め付けられたなあ。あそこの五関くんは人間味に溢れていて、優しくて、弱さもあって、努力も苦労も知っていて、何よりとても気高かった。これからはそういう五関くんのことも知っていくのかな。ちょっとずつ受け取っていきます。
 
仙台に入ったのですが、忘年会映像が塚田くんによって世に出されてしまいましたが、塚田くん、密録はスタッフにチクるぞ!!!ってきもち。席番控えられて名義止められても庇えないから!!!!!
“泣く五関くん”はさっき挙げた通り宗教が違うので…ずびずびふえ〜〜んではなくてよかった…ほろりと泣いていた…。まさか映像を見れるなんて思わなかったからびっくりしたのと、五関くんを羽交い絞めにする戸塚くんのホールド力が強すぎて五関くんの様子をあんまり覚えてないのですが、あれはいい話というより酔っ払いのやつだから…そういう気持ちじゃないと整理がつかないから…。
 
五関くんといえば、今年も橋本くんのソロコンに携わっていましたね。個人的な欲のみを優先すると、五関くんの仕事の中で橋本くんのソロコン制作が一番好きです。写真集のテキストで「橋本を神格化したい」と話していた通り、今年は橋本くんの客席降りがほぼなく、触るのではなくステージを眼差せ、と五関くんからの天啓が聞こえてくるようで震えました。五関くんのレーザー使いって本当どこから輸入してきたものなんですかね…。
今年のソロコン、今までで一番好きでした。橋本くんの人柄とは分けて考えても、コンサートとしてとてもとても魅力的でした。ぱりぴコンセプトも突然提示したものではなく、以前からの橋本くんの言動行動を踏襲したもので、あれってどこまで五関くんが監修しているんですかね。五関くんのソロステージングが大好きで、サマリーのマーチングも星劇場のミステリアスダンスもえび座二幕のマリオネットも頭蓋骨とダンスも、好みとは別にクオリティの高さが半端なくて平伏すしかない。
橋本くんやジュニアを介して五関くんの存在を色濃く感じられるあの時間は、踊る五関くんを見る以上に五関くんの核心に触れている気持ちになれるので、続けられる限り続けて貰いたいなあ。
 
 

 橋本くん

橋本くん、大人になりました。この5年で、まず10代じゃなくなった。ワーホリで橋本くんのためにビールではなくコーラを飲んでいたおにいたちの方が圧倒的に感慨深いことと思われますが。橋本くん、大人になったねえ~~~。
 
 私は生きてきた世代が橋本くんよりおにい寄りなので、私なんかより難しくて大変な仕事をたくさんしてきているであろうに、橋本くんのことはどうしても世代が下の男の子という目でしか見れなくて、私の中で橋本くんって未知数の存在なんですよね。だから橋本くんに関してはずっと保留にしてました。ジャニオタである前に自分がひとりの大人であることの理性を勝たせたかったので、今すぐに答えを求めちゃだめだって強く自分に言い聞かせてました。それでも塚田くんに当たりが強過ぎるときとかは怒りましたけど!大体は塚田くんの方が悪いからすぐ橋本くんごめん…ってなるんですけど!
一昨年去年くらいはずっとオロオロして、どう見たって痩せ過ぎなのに「大丈夫」って言うし、おにいも橋本くんのダイエットを止めないし、少クラや舞台で笑わずにむすっとしてる顔が多かったり、河合くんに直接言えないからってラジオの電波使って伝えるし、まる子が反抗期になった友蔵のような気持ちで、でも他担だし自分は橋本くんより大人だしでずっとオロオロするしかなくて。そのオロオロは今年になって一気に回収されました。
コンサート中ずっと楽しそうに笑ってて、MCも積極的に話すし突っ込むしフォローするし話してない人に話を振ってあげたり、すごかった。橋本くん、おにい全員を総抱っこしてた。
 
スバラジにゲスト出演したときの橋本くんが、一気にこどもの橋本くんに戻ってたのが印象的でした。相手が干支一回り上で大先輩のすばるくんだから、橋本くんも何の気兼ねなく甘えられたんだろうし、グループやセンターに対する使命感を背負わずにいられる時間だったんだろうな。
デストラップで初めて一人で外部舞台に出演したときも、年上の皆さんからめちゃくちゃ可愛がられて面白がられてて。橋本くんもすっかり大人になったなあ、と思っていたのは、A.B.C-Zでいるときの橋本くんが大人であろうと頑張ってくれていたからなんだな、と外の橋本くんを見てようやく気付けました。
一昨年に痩せすぎってくらいダイエットで自分を追い込んだから、今年のダイエットではどれくらいで止めたらいいのか把握していたようだし、笑わなかったのはかっこつけてたからで、河合くんに直接言えなかったのは橋本くんの気遣いが河合くんを傷つけてしまうことが怖かったんだなあって。「今わかることと後でわかることがある」ルードヴィヒ・Bの台詞を数年を掛けて橋本くんに体現して貰いました。
憑き物が落ちたみたいに、今の橋本くんは身軽で自由そうだなって見てて思います。たくさん笑ってくれるようになって、セットを気にせず眼鏡で髪の毛全部をかきあげるようになって、橋本くんは今の自分が好きなんだろうな。橋本くんが幸せそうなので、私も幸せです。
 
化け物みたいな体力と真面目さとストイックさとスキルを持ち合わせた4人の中に、世代もキャリアもスキルも歴然と差がある中ひとり放られて、自分に置き換えたら全力で逃げますそんな環境。橋本くんがいなかったらまずA.B.C-Zにはならなかったし、私がいまの生活を幸せだなって思えるのは、橋本くんがA.B.C-Zで居続けようと努力してくれたからだと思うから、やっぱり橋本くんは私の恩人です。
 
 

A.B.C-Z

 橋本くんが昔よりしっかりしたのはもちろん、おにいもメンバーに対して委ねる部分が大きくなったんだなあと今年のMCを見てて感じました。MC始まりの「俺たちがA.B.C-Zです」の自己紹介を今までは塚田くんが言っていたのが橋本くんが言うようになったり、河合くんの自分喋りに塚田くんがぐいぐい突っ込むようになったり、話してないメンバーに橋本くんが声かけてあげたり、五関くんはみんなの話を拾ってくれるし相槌打ってくれる、戸塚くんはメンバーの言葉を否定しないし、突然ガッとテンションが上がったときも自分で自分を楽しんでいる余裕を感じて、塚田くんは前以上にメンバーを見る目が優しくなった。挙げるときりがないなあ。
私が単に今まで気づかなかっただけだったり、前からそうしたい気持ちはあったけど周りから見たらその関係性がわからなかったり、みんなに変化があった。それが5年という月日の長さなんだと思うと、なんて素敵な5周年なんだろう。どんどん優しく魅力的になっていくのに、変わらないところはずっと変わらなくて、迷うときもあったけど、それは未来に繋がる迷いなことを証明して貰いました、A.B.C-Zの5人に。
ファンはもちろんA.B.C-Zのことが好きだし、A.B.C-ZA.B.C-Zのことが大好きなことがビシバシ伝わってくるコンサートでした。
 
河合くんが仙台の挨拶で「俺たちはまだ大きな記録は残してないけど」と話していて。他のジャニーズグループと比べてしまうと、確かに大々的な記録はないしドラマやCMにも出ていないけど、そんな中でもA.B.C-Zのことがいいって選んでくれる人がこんなにたくさんいるんだなあって、コンサートに参加してファンの立場である自分自身も改めて気付かされたし、コンサートやシングル・アルバムのリリース制作にも大きく関わっているA.B.C-Zの高い純度を頻繁に浴びて尚、A.B.C-Zのことを好きだと思う気持ちや、A.B.C-Zを好きでいる自分のことも好きだと肯定出来る空間は、他のグループでは絶対に味わえないものだから。
この言葉はファンにしか言えない言葉だと思うから、大手を振って主張したい。A.B.C-Zのファンは本当に本当に幸せだってこと。大人だから他所と比較するような物言いで角が立つ言動は極力避けたいし避けてきてるけど、それでも書く。幸せの濃度は絶対に負けないって、心から思います。胸を張れます。
 
仙台でWアンコールが起きてメンバーが出てきてくれたときに、橋本くんと河合くんに「今はまだその声取っておいて」って窘められて笑いました。今はまだ出し切るときじゃないよ、って。そうだね、ゴールじゃないもんね。えび座もあるし、本人たちはもう次の仕事の準備を始めているんだもんね。
 
悔いのない人生だった、って大往生して、このまま墓に入ってもそれはそれで楽しいおたく人生だったと思えるけど、えびちゃんはもう次の仕事を始めているし、今ツアーで心からもっと大きい会場でやって欲しい、もっともっとたくさんの人から眼差されて欲しい、そんな風に思えるようになりました。ホールは近いし濃いしおたくとして楽しむには最良の箱だけど、この空間のこの純度と今後どんな付き合い方をしていくんだろう、という楽しみもできました。
ずっとずっとこの幸せが続きますようにと祈りながら、いつか来るかもしれない崩壊への懸念も忘れずに、でももしかしたらA.B.C-Zなら既存の概念を覆してくれるのかもしれない。そんな期待と不安を両手に握りつつ、これからもA.B.C-Zの活動を追っていきたいと思います。
 
デビュー5周年おめでとうございます。初めてA.B.C-Zを見たときからずっと幸せで、見るたびにどんどん好きになっていくよ。塚田くんの話はまた改めて!怪我なくトラブルなくいじわるなく、A.B.C-Zのご縁が繋がっていきますように。
 
 
長々とお付き合い頂きありがとうございました。

A.B.C-Z・戸塚祥太くんに押し付けたい小説3選

このシリーズ、どんどん深掘りしていってる感が否めませんが、楽しくて堪らないので書きます。

今更ですが、端的に言うと個人の好みを押し付けている記事なので、イラっとする人は見ない方がいいです!!!!

 

 

 

 

 ①大槻ケンヂ『ロッキンホースバレリーナ

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「18歳で夏でバカだった。」から始まる、バンドマンとゴスロリ女の子の青春小説。

こんなの書き出しからもう好きしかないし、デビューが掛かった夏の全国ツアーをワゴン車で回る、バカでエロくてロックでパンクな小説だなんて、戸塚くんこういうの好きじゃない?!?!(押し付け)

贔屓のV系バンドに抱かれるためにワゴン車に乗り込むロッキンホースバレリーナを履いた暗い過去アリな女の子・七曲町子、戸塚くん絶対好きじゃない?!?!(押し付け)

戸塚くんが10代ならどんな手段を使ってでも読んで欲しかった〜〜どんな手段を使えば読んでもらえるかはわかりません。

 

 

こんな感じですすんでいきます。

 

 

 

 ②嶽本野ばら『変身』

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ブサイクな漫画家がある朝起きたらハンサムになっていた!フランツ・カフカの『変身』のパロディから始まる、生まれと育ちがブサイクな突然変異ハンサムな男のかっこ悪くてみっともない恋愛人生小説。

現実にはあり得ないようなシンデレラ設定なのに、中身がブサイクなままハンサムになったところで…と、人間中身は簡単に変わらないんだな、と痛いほど傷口を塩で擦りつけられる小説です。

おまんじゅうに生まれてハンサムに育ったのに、そのハンサムを弄ぶかのような振る舞いを見せる戸塚くんのほっぺたにぐいぐい押し付けたい。

戸塚くん起用の映像化も是非ともお待ちしております!

 

 

 

③柚月麻子『伊藤くんA to E』

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えび担ならドキッ☆とするタイトルですね。本屋で見かけてドキッ☆としたので買いました。

ハンサムだけど性格に難ありな伊藤くんに振り回される、伊藤くんとAからEまでの5人の女の子たちとの連作短編集です。

伊藤くんに振り回される女の子たちのいじらしさ憎らしさ愛おしさもさることながら、当の伊藤くんはとにかくひたすらにお姫様気質なんですよね!!!現実にいたら1センチも近寄りたくないけど、小説のキャラなので「伊藤くん可愛いわ〜〜」って酒の肴に愛でたい。

 

少女漫画の王子様とは真逆な位置にいる戸塚くんも是非見てみた〜〜い!と思っていたのに岡田将生くんで映画化が決定していました(泣)でもそんなの絶対面白いやんけ…観に行きます…(泣)

 

 

 

 

以上です。楽しさしかなかった。