えりあし

思ったこと、残しておきたいこと、いろいろ

A.B.C-Z/JOYしたいキモチの話(おかわり)

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8月29日リリースA.B.C-Z「JOYしたいキモチ」がオリコンビルボード週間ランキング1位を獲得しました!おめでとうございます!!!!!

前記事でもいろいろ話しましたが、A.B.C-Z初めてのコラボソングで1位を獲れたことが本当におめでたいし、今回は大分序盤からえびちゃん本人たちの口(テキスト)から「1位獲りたい」と明言してくれたことも大きかったな。

レポでしか見れてないけど、大宮公演でえびちゃんたちがこの上なく喜んでくれていて、何よりもそれが一番嬉しかった!!!

コンサート期間中にシングルリリースが行われたのも初めてかな?8月公演からMC後に「JOYしたいキモチ」が披露され始めたのも嬉しかったし、オーラス大宮公演では年明けの1月8日にLove Battle Tour横浜アリーナ公演の決定が発表されて、LOVEもJOYもとどまることを知らなくてもーーーー幸せです!!!

絶対年内にアリーナ公演しような!!!!と勝手に意気込んでいたので、年内じゃないけどアリーナ決まったことが嬉しいし、年明けの横アリはセクゾンとWESTで行ったことあるけどえびちゃんでは初めてだから、またえびちゃんと初めての景色を見れることが嬉しい。えびちゃんはいつも新しい初めてのものをたくさん見せてくれるね。大好きだ。

 

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リリース前に曲の立ち位置の話はしたので、リリース後の今は楽曲の話をもうちょっとしようと思います。

 

「JOYしたいキモチ」はA.B.C-Zというグループよりも、JOYPOLISとのコラボソングというオフィシャルな地位が曲を先導しているので、今までのA.B.C-Zの楽曲とは少し在り方が違っています。

今までのA.B.C-Zの楽曲はパフォーマンスありきで作られているため、曲中必ず長めのダンス・アクロバット間奏パートが存在するんですけど、JOYしたいキモチにはそれがないんですよね。

MVメインキングで本人たちも話していましたが、今回MVでのダンスパートは随分と短めですし、いつもならダンスを見せる時間だったであろう間奏には「Let's Joy!」「Enjoy!」のC&Rが組み込まれています。

カラオケでえびちゃんの曲を歌うとき、MVつきだったらまだいいんですけど、MVないやつで歌うと合間にやたら長い間奏が入って時間を持て余すことが多かったので、えび担じゃない人とカラオケ行っても歌いやすそうでいいですね。

そういう意味ではこの「JOYしたいキモチ」では、A.B.C-Zの持ち味であるパフォーマンスタイムが省略されているんですけど、それでもこの曲が他のGではなくA.B.C-Zの曲として輝いているのは、曲に使われている音とA.B.C-Zの歌声がすごくマッチしているからだと個人的には思っております。

 

作詞作曲はバンドnicotenの岡田さんと廣瀬さんが制作していて、バンドの方が作った曲を歌うのも初めてじゃないかな?

廣瀬さんはもう一つの所属バンド・フレンズだと名前の表記がひろせひろせに変わるんですけど、前記事でも話したように塚田くんとは3年前から交流があり、セクゾンの「ぎゅっと」の功績が認められて、ポニキャの制作チームからひろせに指名依頼がきて作られたそうです。

JOYしたいキモチ、曲がとにかくキャッチ―で、ベースや管楽器の効いたバンドっぽいサウンドA.B.C-Zの歌声が乗せられることによって一気にJPOPになって、結果非常に「大衆的」な仕上がりになってます。ひろせはもちろんフレンズでもたくさん曲を書いていて、私はフレンズが大好きなのでフレンズの曲はたくさん聞いていますが、この曲はフレンズが歌うのじゃだめで、A.B.C-Zのボーカルだからこの曲にこの形になっているんだなぁと強く思わされます。うまく説明は出来ないんですけど、5人のボーカルの音色込みで楽曲を仕上げてくれているのが、昔からA.B.C-Zを知ってくれているひろせに依頼した大きな味と価値になっているのではないでしょうか。

 

歌詞もとにかく優しい。アイドルの応援歌って背中を押して勇気づけてくれるような歌詞が多いですけど、JOYしたいキモチは“今しかできないこと 楽しんでこうよ”/“明日遊び疲れたら あさってがんばれば?”/“面倒なことは後回し たまにはいいでしょ?”などと、一緒に頑張るんじゃなくて、ごろんと横になって一緒に休んでくれます。

A.B.C-Z本人たちは大型装置パフォーマンス後にハチャメチャ体力を使うダンス曲をぶっこんできたりするのに、聞き手には“ムリしないでOK”なんて歌ってくれて。めちゃくちゃ頑張ってるひとたちに歌われても説得力ないかもしれないけど、めちゃくちゃ頑張ってるひとたちがこんなにも優しくしてくれる誘惑の甘さが濃密で、誘われるがまま布団の上でだらだらごろんごろん怠ける(甘える)贅沢っぷりは中毒モノです。

 

個人的に「JOYしたいキモチ」は「花言葉」と同じカテゴリに入ります。

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花言葉もろもろA.B.C-Zの楽曲の話についてはこっちで。

 

花言葉」は楽曲の良さから選ばれた曲で、そこに五関くんの振り付けとA.B.C-Zのパフォーマンスが加わっていくことでA.B.C-Zの独自性を伸ばしていきました。花言葉はファンに限らず他のグループからも人気の高い楽曲なのですが、花言葉人気とA.B.C-Zのパフォーマンス人気は比例していないんですよね。 花言葉パフォーマンス<曲の良さが受け入れられていて、極端な言い方をしてしまうと、私にとってそれはA.B.C-Zじゃなくてもいい曲なんです。

だから私は花言葉にはそんなに惹かれないんですけど(disってないよ!花言葉いい曲だよ!)、でもそういう「大衆的」な曲が好きな人の方が間違いなく数が多いんですよね。私の中で大衆的=カラオケで歌いやすい曲で、実際Jr.の夏現場でもいくつかのグループのセトリに「花言葉」が選ばれています。

花言葉」は“ありがとう 愛してる”/“幸せになろう”などド直球なラブソングですが、「JOYしたいキモチ」は社会人応援歌と、それぞれ役割が異なっています。

中でも一番の違いは、これまでのセンテンスでも書いてきたことの繰り返しになるのですが、「JOYしたいキモチ」はA.B.C-Zのために書き下ろされた曲なんです。歌詞もA.B.C-Zのポジティブな明るさや優しさ、曲もA.B.C-Zのボーカルにとてもよく似合うものを作って頂いて、大衆的でありながらもA.B.C-Zが歌うことの意味がしっかりと詰まっていて、現時点でA.B.C-Zの大衆性をスポイトした曲としての最高峰が「JOYしたいキモチ」であることに喜びと誇らしさを強く感じます。

 

デビュー5周年で自分たちの持ち味はパフォーマンスだ!と原点に立ち返り、「Reboot!!!」「テレパシーOne!Two!」「Rock with U」とゴリゴリのパフォーマンス曲を打ち続けながらも、合間に「終電を超えて~Chrismas Night~」「JOYしたいキモチ」といったキャッチーな楽曲がリリースされることも、A.B.C-Zを追い続ける楽しさのひとつですね。

 

 

改めまして、A.B.C-Z結成10周年おめでとうございます。まだまだA.B.C-Zを楽しんでいきたいので、えび座も横アリも、その他お仕事も余すことなく楽しんでいきたいです。

いつもありがとうえびちゃん!愛してるよ!

LOVEでJOYするSUMMERなう

2018年7月10日、A.B.C-Z結成日で結成10周年でもある8月29日に5thシングルCD「JOYしたいキモチ」のリリースが発表されました。

 

 

更にその1週間後、7月18日にA.B.C-Zがお台場にある屋内アミューズメントパーク・東京ジョイポリスとコラボレーションすることが当日の会見で公式に発表されました。

 

A.B.C-Z初のコラボレーション!!初のCM!!!

Love Battle Tourの前後半戦の休戦時期(基コイベビ強化月間)である7月後半に、こんな特大なニュースが舞い込んでくるなんて、完全に不意を突かれました。デビュー5周年だけじゃなくて結成10周年もお祝いさせてくれるの嬉しい~キャッキャ!とはしゃいでいられたのも7日間だけで、今は隙あらばお台場へ行かんとスケジュールを組み立てる日々がスタートしました。開催期間中はレインボーブリッジを渡ればいつでもA.B.C-Zに会えるのかと思うと、こんなうれしいことがあっていいのかな〜〜〜?!(へへへ!)と自然と顔がほころんじゃいます。

 

 メイキングまであるの嬉しい!めちゃかわいい~~~!!

 

情報量が多すぎて嬉しさを嬉しさ分きちんと味わえていない気がするので、ここで一度きちんと整理しようと思います。整理整頓しなくちゃいけないくらい嬉しいことがあるなんて贅沢だな~~!!(にこにこ)

 

 

結成10周年に始まりの地・お台場へ

A.B.C-Zの始まりは今から10年前、2008年にお台場特設会場で開催されていたHey! Say! JUMPのSUMMERYにて、当時15歳だった橋本くんがジャニーさんに任された「明日の為に僕がいる」を1人で歌う場面に、に本人たちに知らされぬまま当時4人のA.B.C.が合流して5人で歌い、そんな彼らの背後のモニターに映し出された文字は“A.B.C-Z”。ジャニーさんからのサプライズプレゼントとして、“A.B.C-Z”の名前と共に5人の物語は始まりました。

2008年8月29日にお台場で始まったグループが、10年の時を経て場所同じくお台場・東京ジョイポリスで初めての広告提携、そして2018年8月29日に結成10周年シングルCD「JOYしたいキモチ」をリリースできるなんてすごい!!そんな美しい再会ってある?!?!

デビュー5周年リリース「Reboot!!!」がデビュー日ぴったり2月1日にリリース出来たことだけでも運命的な数字の巡り合わせに打ち震えたのに、デビューだけじゃなくグループ結成10周年日にまでこんなドラマティックな引き合わせが起こるなんて!

まったく同じ季節の同じ日付に記念日をお祝い出来るのは、デビュー当時やグループ結成に立ち会っていない自分でも、そんな過去の思い出に混ざっていいよって手招いて貰えたみたいですごく嬉しいし、同時にすごく優しいなぁとも思います。過去の出来事はどう足掻いても体験出来ないけれど、デビューしても尚こうやって過去を振り返る機会を用意してくれることで、新しいファンを置いてけぼりにせず自分たちの物語に仲間入りさせてくれる、A.B.C-Zのことが好きでめちゃくちゃ大事だな~~~!!!って何度だって惚れさせてくれます。

 

 

肩を組み合う仲間との作品作り

これは私情をたらふく含むんですけど、「JOYしたいキモチ」の作曲を担当したひろせさんが所属するバンド・フレンズのファンでして!!!!! 

語ると長いので苦渋の思いで省きますが、好きな人と好きな人が一緒にお仕事するのってめちゃくちゃ嬉しいですよね!!!!!!!(ざっくり)

ひろせといえば以前Sexy Zoneの「ぎゅっと」に楽曲提供をしており、自担である塚田くんとお友達でもあります。A.B.C-Z結成10周年という節目、かつ初めてのコラボ楽曲という大きな場面に、私的に交友のあったひろせが今回初めて仕事で関われることも熱いです。

A.B.C-Zはアイドルですが、振り付けや曲選びや衣装作り、コンサートの演出構成、ワンカメ撮影のカメラワークなど制作部分に携わる場面が深く、裏方の大変さを身を以て理解しているからこそ「スタッフさんのおかげ」とよく口にしており、そんな姿は生産者の顔が見えるお野菜みたいです。A.B.C-Zの面白さってメンバー含む、チームみんなで“いいもの”を作り上げていく共作の姿勢にあると思うので、表に出るアイドルと裏で支えるスタッフ、ヒャダインさんやTAKAHIROさんや有名な方もそうだし、ラスト・ホールド!の真壁監督や今回のひろせさんも、お互いがもう一段階のし上がるために“いいもの”をみんなで作り上げようとする前のめりな姿勢と、彼等“らしい”作品作りに強く期待しています。

 

 フレンズの新曲「常夏バカンス」、最高の夜の夏曲なので気が向いたら是非(ダイマ)

 

 

 

A.B.C-Z“らしい”姿

 東京ジョイポリスとの一夏を跨ぐコラボレーション企画ということもあってか、心なしかいつも以上にたくさんのネットニュースに取り上げられていて、各媒体選りすぐりの3枚*1を比較して楽しめるくらいたくさんのA.B.C-Zの姿を見ることができました。

ツイートにも書いたように、コンサートのMCなんかでよく見るA.B.C-Zの姿がそのまま1枚に収まっているこの写真が個人的にすごくお気に入りで、また写真だけじゃなくてテキストでも、各記事媒体にA.B.C-Zらしさを表現して貰っているような印象を受けました。

そしてA.B.C-Z本人たちも、大きな仕事だからと肩肘張って頑張り過ぎて空回ったりすることなく、柔らかくて余裕のある自然な振る舞いをしていて、A.B.C-Zのこれまでの活動の正しさとその証明のようでもありました。

自分たちのキャラクターや在り方を、既存のわかりやすいテンプレートに寄せて重ねていくのではなく、どこか常識外れな、でもみんないい奴そうで、良くも悪くも(笑)思い通りにはいかないA.B.C-Zが“A.B.C-Z”として存在感を深めているんだなぁと思えて感慨深いです。

A.B.C-Zのファンを続けていく上で、私が!A.B.C-Zを!好き!!なんだから、それ以外のことはどうでもいい!!!って根幹は手放さないよう気をつけてやってきたけど、やっぱりこんな風に大きなお仕事として打ち出されると、公式に認めて貰ったんだ、って思えてめちゃくちゃ嬉しいです。すごくすごくすごーーーく、嬉しい。

A.B.C-Zってすごく素敵な人たちだけど、この世にはA.B.C-Z以外にも素敵で魅力的なコンテンツがたくさん溢れているから、誰がどれを手に取るかなんて無限に選択肢があって、そんなだだっ広い世界でもA.B.C-Zが自分たちの陣地をちょっとずつ拡大していって、その証としてここにA.B.C-Zがいるよってファン個人の力では到底及ばない大きな判子を押して貰ったみたいで。

「売れる」って「わかりやすい」と類語だと思っていたから、言葉に形容するのが難しいA.B.C-Zの魅力が「A.B.C-Zらしい」って表現で表されていって、更にはその言葉が元の意味のままどんどん公用語として広く扱われていくのかもしれない。A.B.C-ZA.B.C-Zのまま大きくなる未来は全然あり得るんだ、って勇気を貰いました。

 

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A.B.C-Z 5STARS CIRCUS IN JOYPOLIS”

 

嬉しい。嬉しいねえ。LOVEでSTARでJOYでCIRCUS。A.B.C-Zを飾るアルファベットたちが愛しくてたまらないよ。

お台場で会うA.B.C-Zを楽しみにしています。

 

 

tokyo-joypolis.com

*1:ネット記事に載せられる写真は3枚までだそうです

平成最後の誕生日を終えて

平成最後の誕生日当日はお休みでした。前日に友達とディズニーランドに行ってた(めちゃくちゃ楽しかった)ので、目覚ましは10時にセットして好きなだけ寝ちゃうぞーとウキウキしてたけど、結局仕事がある日と同じくらいの時間に起きてしまった。8時前くらい。布団から足だけ出してしばらくベッドの上でゴロゴロしてたんだけど、寝れそうになかったので起きようと決意。radikoのタイムフリーで村上信五くんと経済クンをスマホ音声で流しながらお着換え。今週のテーマはベーシックインカム。先週だったかな?中国経済の話がすごく面白くて、私もキャッスレス化に肖りたいな~と思っていたら村上くんも試みてたみたいで、でもガラケーだから全然出来なかった、って言ってて今日も村上くんが愛しい。

朝ごはんは超熟8枚切りの食パンにバターを塗ってトースターに。うちのトースターは網の上に置いてダイヤルで時間を調整するやつなんだけど、トースターって5分以内のものは5分以上までダイヤルを回してから2分だったら2メモリのとこにセットするじゃないですか。ちょっと前に7までダイヤルを回してそこから2に戻すのを忘れてこげっこげのトーストが出来ちゃったので、その失敗を無駄にしないようにちゃんと2.5くらいまで戻したのを確認してからマグカップにフルグラを入れます。仕事ある日の朝食も最近はいつもトーストとフルグラ食べてる。フルグラ食べるために8枚切りを買ってるんですよ。前は時短になるからってトーストだけ、フルグラだけってそれぞれ単独で食べてたんだけど、色んな種類食べた方が体に良い気がするので最近はどっちもちょっとずつ食べるようにしてる。2.5を焼き終わってももうひと焼き欲しくて0.8くらいにまたセットしたら今度は焼き色が付き過ぎちゃって、トースト焼くのって地味に難しい。

12時にお母さんと約束をしていたのでそれまで支度と掃除。ちなみに1人暮らしです。引っ越して〇年経ってから一度もどかしたことのない(…)カーペットを今日ついに床から剥がして、〇年ぶりにお目見えした床は…だったので、クイックルワイパー、掃除機、電解水のウェットタイプをワイパー、マイペットをしゅっしゅしまくって手拭きもして、とりあえず床に座れる環境を確保。本当は外に干したかったんだけどずーっと雨だったのでビニル紐でくるんで箪笥の横に立て掛けてる。すげー邪魔。私の身長より余裕ででかい。

インスタで見ていいな、と思って買っておいた、流せるトイレブラシの詰め替え用を使い捨てのビニル手袋越しに掴んで手で便器内の掃除。トイレブラシを床に置くの何か好きじゃないからいいなー。トイレブラシ捨てちゃおう。ブラシはトイレに流してビニル袋もゴミ箱にぽい。楽だわ。

2つもでかい掃除を終えた(当社比)ので満足してお顔作り。昨日ディズニーに行った友達が誕生日プレゼントでくれたシャネルのアイシャドウを今日絶対使おうって思ってたから早速使った。ゴールド系のやつ。シャネル買ったことないけど貰うのは2つ目で、初めてシャネルをくれたのは気付けば約10年前に嵐担として知り合った友達で、今また一緒にえび担やってる子がいつかの誕生日にシャネルのピンクのグロスをくれたんです。当時私は20代前半で、シャネルプレゼントしてくれるのすごくない?!ってめっちゃ興奮した。私も友達にシャネルをプレゼント出来る女になりたかったけど、今尚結局シャネルを買ったことはない。えびで仲良くなった友達がくれた今回のが人生で2つ目のシャネル。ちょう嬉しい。シャネル使う女ってすごくいい女っぽいから、いい女になれた気分になれてテンション上がる。

お母さんからやっぱり12時半にしてほしいと連絡があって、それまでゴロゴロしたり雑誌の整理をしてた。去年塚田くんが出たメンノン。塚田くんがメンノンに載る!って聞いたときは、どんなオシャレコーデ組んでくれるんだ~~?!?!って三日三晩太鼓を打ち鳴らして楽しみにしてたのに、モノクロページで対先輩への後輩としての処世術を発表していて、思ってたメンノンと違う!!!って打ちひしがれたことを思い出した。ファッション業界に塚田くんの自分の体形に似合うコーデスキルを商品化して欲しい。メンズファッジとかどうですか。クルーエルオムでもいいです。最高です。

12時半に家の前までお母さんが車で迎えに来てくれる。雨降ってたから車なの超助かる。お母さんは仕事で外回り中で、車に乗って近くの回転寿司を食べに行った。回転寿司なのにお母さん海鮮丼頼んでて、まじかよって思った。私は炙りサーモン、まぐろの3種盛り、煮穴子、炙りほたてを食べました。海苔のお味噌汁が美味しくて、おかわり自由って言うからおかわりしちゃった。炙りほたて美味しかったなー。お寿司代わりといったらなんだけど、その後お母さんの仕事をちょっとだけ手伝って、その合間に本屋に寄り道して貰って橋本くん河合くんTAKAHIROさんが載ってるTVガイドPERSONと木皿泉の新刊を買った。はしふみインタビューなのにちょこちょこ塚田くんの話が出てて嬉しい、なんか照れた。家の前まで送って貰ってまたしばらくぼーっとする。

 

17時を過ぎてからまた出掛ける準備。今日一番のお目当て、新宿ピカデリー19:15からラスト・ホールド!応援上映に向けてアップを始めます。上映時間の関係で最近はなかなか行けてなくって、久しぶりのラスホ。誕生日に自担の初主演映画を応援上映で観れるのハッピーすぎるし、同じくらい神戸で買ったマジカルLOVEスティックを使えることが嬉しかった。カウコンでもすげえドヤ気分でえびペンラ持っていくので、今回もこれがマジカルLOVEスティックやでぇ!!!ってめちゃくちゃドヤ気分でリュックに詰めた。

帰宅ラッシュに巻き込まれながらも新宿に着いて、ルミネでも覗こうかな~と思ってたらルミネエストが休館日だった。残念。新宿地下街を渡ってピカデリーへ。新宿地下街のコイベビポスター、掲載期間終わっちゃったのかなくなってた。ラスホ観に行くときはいつもハシとキクに挨拶してから行ってたからちょっと寂しい。

安室透を100億の男にしたいインターネットの女たちがフードは買った方がいい、って言ってたからラスホを観るときはなるべくフードを買うようにしてる。フライドポテトとカルピス。レジに並んでたら一緒に入る友達とすれ違った。ジャニオタだから列の割り込みよくねえなと思って、そのまま分かれて先に着席。ポテトとカルピスを頂きながらいそいそとマジカルLOVEスティックを取り出して友達とにやにや。何から何まで女児みがすごくて本当に素晴らしいペンライトだ。ありがとう、橋本くん!

今の時期のSMT映画の予告編はもう死ぬほど見て来たので、予告で流れる映画全部観た気分になってる。吉沢亮沢尻エリカのあのシーン泣けたよね~、長瀬くんらしい熱い作品だった~、とか適当なこと思ってた。虹色デイズの主人公の男の子がいつも岸くんに見えるし、アオハルに橋本くん出てるわきっと。

暗転してから黄色を灯す。塚田くんの足首って細くない?思いのほかちいさいな、っていつもびっくりする。塚田くん本体を見てもいつもそう思うんですけど。OPは声出しって感じで、Ryoichi Tsukada(A.B.C-Z)の文字や塚田くんの肉体美にフウ~~~~!!!ってなってテンションを上げていく我々。始まって少しした頃に視界に見覚えのあるシルエットがインしてささーっと前列通路横の席に着席するのを目撃する。同じ縦ラインの後ろの席にいたんですよ。思わず友達に耳打ち。塚田くん来たわ、って。いつかは来るだろうねって話してたけどまさか自分がいる回とは思わなかった。暗がりだし席遠かったしもちろん事前に知ってたわけじゃないから半信半疑で、いやうそ、あれは塚田くんだなって確信があった。不思議だねえ、わかるもんなんだねえ、こういうときって。

久しぶりに観るラスホに胸が躍って、相変わらずずっと楽しくていい映画だった。何回観ても新鮮に楽しいからラストホールドはすごい。塚田くんがいることはあんまり意識に上らなくて、普通に応援上映を楽しんだ。レポで前の応援上映で厳しい言葉が飛んでた、って聞いたからちょっと怖かったんだけど、今回は全然そういうのはなくて、基本的にずっとむすっとしてる大島コーチに\3秒笑って―!/って声出してるおたくがいて良かった。でもコーチは最後の最後まで笑ってくれない。でもほっぺは膨らませる。可愛い。

岡島が面接会場から走って行くシーンに\おっかじま!おっかじま!/って岡島コールが始まったの熱かったから頑張って声出した。小学生の時にソフトボールを習っていたんだけど、監督に「お前は声が出るから内野だ」って言われてセカンド任されてたくらい私は声を出すおたく。塚田くんがいてもいなくても岡島くんいつもかっこいいから応援上映のときは息をするように岡島くんかっこいいって言っちゃう。岡島くんがかっこいいからしょうがない。

どうしても視界に入っちゃうから見えちゃってたんだけど、途中トイレに立つ人が塚田くんの近くの席を通ったりもしたけどみんな気付いてる様子はなくて、通路挟んだ隣の人とかもずっとスクリーン見てたのかざわめき立つことがなくてすごかった。今日は雨だったから帽子をかぶってる子なんて誰もいなくて、そんな中白いバケットハット(名称はぐぐった。フジロックとかで被られてるやつ)は塚田くんの証拠でしかなかった。塚田くん、見つかりたくないときはその形の帽子で金髪隠すもんね。金髪を見せない塚田くんはそっとしておいて欲しいときの塚田くんなので。心配もあったけど、みんなも私も、そしてきっと塚田くんも、最後までいつも通りに映画と応援上映を楽しめてよかった。

エンドロールが始まっても塚田くんはいて、神戸こくさいホールのステージ上にいる塚田くんを客席からマジカルLOVEスティックを振りながら見ていたのはついこの間のことなのに、まさか同じスクリーン内で、客席に座って、同じスクリーンを見上げながらFuture Lightを聞けるなんて思ってもみなかった。そんな人生ってあるんだー、って感慨深かった。Future Lightが終わるまでがラストホールド!って自分で話していた通り、塚田くんほんとにギリギリまで座って聞いてた。“A.B.C-Z 「Future Light」”の文字が流れると、会場がペンラやキンブレを回しながら\Foo〜〜〜〜!!!/って歓声が上がって、塚田くんこれ聞いてるんだ!!!ってそのときが1番塚田くんが同席してることを嬉しく思った。

塚田くんは曲が終わる頃通路に立ったんだけど、ちょっともたもたしてて、さっと立ってさっと出なよ!って見てるこっちが焦ったし笑った。金髪は帽子で隠してるのに、トップスが明るい水色で袖がもこもこしてて半パンで、シルエットが圧倒的に塚田くんでしかなかった。ジャニオタだからみんなエンドロールで退場したりしないから、場内が暗い内は誰も動かなくて、塚田くんだけが動いて帰ろうとしたときに、「ありがとうー!」って声と拍手が上がった。私が気付いたんだからそりゃあそうなんだけど、気付いてる人、他にもいた。塚田くん、ぺこってお辞儀して手振って消えていった。気付いてた人もいたけど気付いてなかった人が大半で、客席がざわついたけど塚田くんを追いかけるような人はいなくて、塚田くんのお忍び応援上映参戦が何事もなく終えられて本当によかった。塚田くんは聞けなかったと思うけど、映画が終わったら客席からアンコールを求める声が上がるんだよ。アンコール、アンコール!って。明転したら声が止んで、最後に拍手して終わるの。本当はそこまでがラストホールド応援上映なんだけど、そこまでいられたら心配過ぎたので暗いうちにはけてくれてよかったです笑。

友達と、やっぱり塚田くんだったね、って顔を見合わせて確認できたのもよかった。1人だともっと良くない方に興奮してたかもしれないから。野生の塚田くんを渋谷じゃなくて新宿で見るとは思わなかった、って話して、ねえ、ほんと。メンバーの観劇にきてた塚田くんは見たことあったけど、自分の初主演映画を観に映画館に来た塚田くんのことは初めて見た。おもしろすぎるでしょー、塚田くん!

 

平成最後の誕生日に自担の初主演映画を観に行ったら自担がいた、なんてことあります?平成最後に誕生日を迎えたのが今日の今が初めてだから前例知らないけど、そんなことふつうなくない?でもどういうことか奇跡的に起こってしまった、予定外予想外すぎる。嬉しいとか楽しいとか幸せとかを突き抜けて、塚田くんっておもしろー!って気持ちを残しておきたくて書きました。

前に塚田くんを目撃したとき私はめちゃくちゃ落ち込んでてべっこべこに凹んでたタイミングで、そんなときに現れた塚田くんは救いのヒーロー以外の何者でもなかった。今私は人生の大規模な節目に立っていて、今回は周りに巻き込まれたんじゃなくて自分の意思で飛び込んだ節目で、これからの人生生きていく上で大きな決断をしようとしている。私はえびちゃんに貢ぎたいのでも担ぎ上げたいのでも育てあげたいのでもなく、えび担をライフワークにしたいとずっと思っていて。東京で己の道を開拓し邁進し続けるA.B.C-Zと一緒に生きていきたくて、だから自分と自分の人生のために東京での暮らしを頑張るしえびごともえびごと以外もちゃんと楽しみたい、そんな風に自分の人生を頑張る理由をA.B.C-Zに貰ってるから、その相手本人がそんなタイミングで目の前に現れてくれたとあったら、背中を押されてる、と思ってもバチは当たらないよね?こんなに頼もしいエールある?ないです!どんなフラッシュモブも敵わない!

塚田くんのフットワークの軽さは塚田くんのとても大きな魅力と武器だから、今回もたまたまタイミングが合って、塚田くんが体験してみたくて来ただろう本当にただの偶然で、でもそんな偶然の行いひとつでひとりの塚田担が人生規模で励まされて応援されたことはどうか大きめの声でお伝えさせてください。こんなにも的確なタイミングで私に勇気をくれるから塚田くんは最高の自担様です。何度だって塚田くん自身が証明して私に確信させてくれるから塚田くんってほんと素敵。

 

ものすごい思い出を貰ってしまった。日々の生活やおた活でお返しできるようおたく頑張るね。いつもありがとう塚田くん、愛してるよ。

「ラスト・ホールド!」ティーチイン付舞台挨拶レポ

5月28日、新宿ピカデリー18:50上映回にて、真壁幸紀監督永野宗典さん駒木根隆介さんによるティーチイン付舞台挨拶が催されました。

作り手の方や演者の方から作品のお話を聞く滅多にない機会だったので、個人的な備忘録として書いていこうと思います。具体的な言い回しの違いや誰が喋ったなどの正確性についてはご容赦ください。

 

 

 

本編上映後にまず松竹の方からのアナウンスが入り、お三方が入場してすぐに関係者の方たちによる写真撮影が行われました。永野さんが「挨拶の前に撮影って(笑)」としばし置いてけぼりの客席を気遣ってくださり、真壁監督が「僕もう慣れました。舞台挨拶17回やってきたので」と非常に頼もしい発言があり、次いで客席サイドもSNS用に写真撮影の許可が下りたので、私も撮らせて頂きました。

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左から真壁監督、永野さん、駒木根さん。反射していますが真ん中にはパネルが置いてあります。

 

会本編の進行は松竹の方ではなく真壁監督がしてくださいました。御三方は前方の椅子に腰を降ろして会はスタート。

真壁監督から応援上映が好評で、ピカデリーでの再追加が決まった」と教えて頂き、会場も拍手!真壁監督は公開後の動向も細かく把握なさっていて驚かされます。

 

質疑応答の前に、まずは真壁監督がお二人に話を聞いてくださいます。

 

 

  • 真壁監督「塚田くんとSnow Manと共演してどうでしたか?」

永野さん「OBとしてボルダリングジムでのシーンがあって、塚田くんの上腕二頭筋がすごかった。ぷりぷりしててしゃぶりつきたかったですね、充血するくらい。ボルダリングの楢崎選手も一言だけ登場して、贅沢な使い方だなと」

駒木根さん「この映画の見どころは吹替なし、キャストが自分たちの力でボルダリングを登るところにありますが、唯一僕だけはワイヤーで吊るされました。エンドロールでCGカットの方がいて、どこで使ったかというと、壁と身体とを繋いだワイヤーを消してくれた。ボルダリング部OBともなると、腕に力が入ってないのにぴったりホールドに密着出来ているように見えるけど、実際は違う(笑)楢崎選手からも「あの方大丈夫?」と心配された。」

Snow Manとの絡みは個人戦でOB二人が飲み物やプロテインを差し入れで持ってくるシーンを撮っていたけど、本編ではカット。そのシーンはパンフレットには載っているそうです。カットした理由は

真壁監督「物語に緩急があって、試合シーンでしめて日常シーンではコメディ要素があって。試合シーンと大島コーチ(勝村さん)の緊張感を繋げた方がいいと思ったからカットした」

とのこと。

団体戦では二人が解説役も兼ねているけど、実際の撮影は別で撮った。映らないのに登らせる訳にはいかなかったので。(舞台挨拶で監督も「とにかく怪我をさせてはいけないから7人には極力登らせないようにしていた」と話されてました)実際のプレイを一度見て、そのあと別で指し棒を使いながら「今高井戸登ってます!」「フィギュア4!」などとリアルタイムでの本人たちを見ずに撮影した。‪

塚田くんもSnow Manもめちゃくちゃ忙しく、夜中まで撮影をしてから塚田くんはその後歌撮りに向かっていったそう。駅まで車で送って貰って、先に降りた塚田くんが二人を乗せた車が角を曲がって見えなくなるまで手を振って見送ってくれた。

永野さん「太客を大事にするホステスみたい!そこまでしてくれるんだーって」

永野さんのコメントは度々角度が強めでした笑

 

 

続いて客席からの質疑応答へ。

  • Q.各キャラクターによって衣装からも個性が表現されているが、岡島の私服はどういった意図があったのか

真壁監督「あとの6人が個性的だったので、まずは他と被らないように、主人公なので個性は付けず、内面のお芝居が多いから外見で引っ張られないように色も抑え目にした。筋肉が見えるとき(ボルダリングシーン)と見えないときのメリハリを持たせるために露出も少なめ。衣装合わせで塚田くんの意見も取り入れている」

OBお二人も帽子を被せたりと他のキャラクターとの差を持たせ、本当の私服みたいな服装を。駒木根さんは「社会人になって太った」という台詞があるのでそのシーンはぴったり目の服にした。

 

 

  • Q.OB2人の年齢はいくつなのか

実際のお2人の年齢は、永野さん40歳、駒木根さん37歳。劇中に新社会人を彷彿とさせる台詞があるけれど…

真壁監督「どう見ても新社会人じゃないだろ!という見た目にして作品のツッコミどころを作った。ボーリング場のモニターに回想シーンが映ったり、岡島の髪が金髪になったりと、ツッコミどころを入れておくことで繰り返し見ても飽きずに楽しめるようにした」

解釈を絡めた話になるんですけど、監督から「お2人が実際のOBの年齢ではないように、塚田くんも31歳で大学生ではない」といった発言があって、塚田くんとSnow Man自体も5〜6歳差があるので、新入生すの・就活生岡島・OBお2人の年齢バランスを取っての配役だったのかなあと思いました。

舞台挨拶やインタビューでも監督からリピーター客向けとして画面を分割したり、ひとつの画面に大勢を映すようにしたりと、何度見ても楽しめるようにストーリー外の演出意図もたくさん用意されていて、いざ直に解説をお伺いして納得する部分が多く、とても感動しました…!

 

 

 

  • Q.OB2人は現役時代はどんなキャラクターだったのか

永野さん「映画が決まって実際に初めてボルダリング場に行った。監督からボルダリングに関する指示を受けるかも知れないので。劇中にもあった、初心者が下の方でぷるぷるしちゃって全然登れない、というのを実際に経験した。なので、ボルダリングのことは好きだけどボルダリングの神様からは愛されなかった、向いてないキャラ」

ちなみに永野さん、同日の昼の上映回にピカデリーで本編を鑑賞されたとのことです。

駒木根さん「ボルダリングの試合のシーンは埼玉の深谷で撮影された。隣に座っていた現地の方が岩を20年近く登っているそうで、ボルダリングは試合に出るとか成績を伸ばす以外の楽しみ方もあって奥が深い。だからそういう役」

真壁監督「ツイッターでも話していたけど、ラスト・ホールド!エピソード0があったらそこを描くのも楽しいかもしれない。2人が現役生で岡島が1年生で」

永野さん「なんなら2人が出会うところから。どこの部活入ろうかな〜(2人でうろうろ)」

駒木根さん「もしそうなったら社会人になって太った設定だから痩せなきゃいけない」

真壁監督「(ワイヤーで吊るされた件に被せて)CGで体の線消しますか?」

駒木根さん「全カットCG処理はやばい(笑)」

 

 

  • Q.永野さん・駒木根さんが他7人の役を演じるとしたらどの役をやりたいか

永野さん「新井くん。田舎から出てきた子だよね?(資料を覗き込みながら)」

永野さんのご出身が宮崎なので、新井の方言を使う上京してきた設定が自分と重なったのかな、といった話ぶりでした。

永野さん「あと顔がタイプ」

顔ファンでした。

新井は劇中大きく変化する役でもあって、新井は地方出身だけど深澤くんは東京出身といった違いもあったけど対応してくれた。「深澤くんはいいバイプレイヤー」といった表現がお三方から上ってました。

駒木根さん阿部くんの名前を、ゲームが好きで体力がないので1回勝負なところを挙げていました。役と演者の違いはあったか?といった流れになって

真壁監督「当て書きなのではまらないってことはなかった。みんなゲーム好きで、舞台挨拶の移動中にも塚田くんやみんなでゲームしてた。その時に阿部くんから声を掛けて始めていた印象がある」

役と演者のギャップのなさは監督もご満足でした。ちなみに舞台挨拶でも真壁監督の「館ちゃんは真面目」と宮舘くんの真面目さを讃える言葉をよく耳にしました。

 

 

  • Q.河口桑本は哲学科だけど、他の部員は何学部なのか

真壁監督「河口と桑本が哲学科というのは、ガイダンスで男子が少ないから相手を見つけやすい、声を掛けやすい環境にある学科だから。経済とか法律も考えたけど数が多かったり、理系学部も考えたけど、例えば物理専攻にしてしまったらその設定を物語に活かさなきゃいけない気がしたので却下した。他の子たちは特に決めてないので、次回があったら考えておきます」

大学事情に全然明るくないので、ほ〜と感心しながら聞いておりました。

 

以上5つの質問にお答え頂き、会は終了しました。

 

 

  • 個人的な感想

作品については既にインタビューや舞台挨拶でたくさんお話してくださっていたのですが、質疑応答で教えてくださった答え以上の仕掛けやフックがまだまだ用意されているであろう余白を伺い知れて、改めてとても大きなお仕事なことを実感させて頂きました。

個人的に岡島の私服がめちゃくちゃカッコ良すぎてリア恋極まって倒れるって気持ちで頭がいっぱいだったので、岡島の立ち位置や絵的な差分などの狙いを教えて頂けて己の欲深さを反省しました。でも私服の岡島くん最高かっこいいのでまだ見てない人是非凝視して欲しいです。(欲深)

akeras.hatenablog.com

個人的なラスト・ホールド!の感想を既にまとめていたのですが、改めて真壁監督のキャストに嘘を吐かせない作り方に監督への信頼がぐぐっと高まりました。フィクションだから嘘を吐いたって全然構わないんですけど、それでも「当て書き」に拘ってくださったことはファンとしてとても嬉しいです。

 

 

また何かイベントでお話を伺える機会があれば是非参加したいです。素敵な機会とお時間をご用意して頂き、本当にありがとうございました。「ラスト・ホールド!」の更なる躍進を心より応援しています!

今、「Rock with U」がアツい

 

5月23日、A.B.C-Z 5thアルバム「VS 5」が発売されました。

今回は塚田くん初主演映画「ラスト・ホールド!」の主題歌「Future Light」と、TAKAHIROさん振付「Rock with U」の二曲をダブルリード曲として打ち出していますが、今のA.B.C-Zを象徴するという意味では「VS 5」の顔は間違いなく「Rock with U」です。

 

「Rock with U」めちゃくちゃかっこいいですよね!どう考えてもかっこいいし強い、おしゃれ、スタイリッシュ。圧倒的に好きしかない。っていう話を整理しながら、個人的な解釈を強めに話していこうと思います。

 

 

 

「VS 5」は6月から始まるA.B.C-Z 2018年コンサート「Love Battle Tour」と連動しています。A.B.C-Zとファンの愛をぶつけ合っていこう!という血気盛んなコンセプトになっており、「VS 5」をリードする「Rock with U」にも

 

 

といった対立構造が打ち出されています。

 

 

 

A.B.C-Z VS 黒A.B.C-Z

アルバムジャケットにもあるように、「Rock with U」のMVでは白衣装に身を包んだA.B.C-Z、黒衣装に身を包んだA.B.C-Zの計10人が対立しあっていて、コンセプトに絡めて格闘ゲームのような絵になっています。

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ストリートファイターみたい!

白はオシャレでスタイリッシュ、ニュースタイルのA.B.C-Z。黒はオラオラでアクロバットもバンバン取り入れるオールドスタイルのA.B.C-Zと、白と黒真逆の要素を取り入れており、ひとつのMVで2タイプのA.B.C-Zが楽しめる、ファンにとっては目が忙しいMVです。

VS構造には「過去の自分に打ち勝つ」との意味合いあり、黒は過去、白は未来を表していて、デビュー5周年を迎えて「Reboot!!!」、再起動したA.B.C-Zが新たな基盤として提示したのが「Rock with U」なのです。

A.B.C-ZデビューDVDの「Za ABC〜5Stars〜」ではミュージカルを意識した一台のカメラでワンカットで撮影を行うワンカメスタイルを取り入れ、初CDシングル「Moonlight Walker」ではA.B.C-Z特有のオールディーズさを色濃く打ち出した曲を世に打ち出したA.B.C-Zが、今作「Rock with U」ではニュースタイルを掲げてきた。

ジャニーズ事務所のタレントで、デビューして尚ここまで長く近くジャニー社長と仕事をし続けてきたグループを私はA.B.C-Z以外に知りません。アメリカのショービジネスを日本で体現する夢を、戦後の東京から50年以上打ち出し続けてきたジャニー社長の一番の理解者・A.B.C-Zが、A.B.C-Z、オールドスタイルなA.B.C-ZニュースタイルA.B.C-Zが倒したという構図。これが何を意図しているのか、今後のA.B.C-Zの活動に更に注目せざるを得ません。

 

 

 

 TAKAHIRO VS A.B.C-Z

 MVのネタバレをしちゃうんですけど、Rock with Uの最後、A.B.C-Zが実は TAKAHIROさんだったっていうちょっとだけSFなにおいのするオチが用意されてまして。

 TAKAHIROさんは昨年リリースされたアルバム「5Performer-Z」のリード曲「テレパシーOne!Two!」の振付も手掛けてくださり、A.B.C-Zの振付は「Rock with U」で2回目。 TAKAHIROさんがこの曲を振り付けたのでA.B.C-ZはTAKAHIROさんだった、ってオチは演出以外だとしてもその通りなんですよね。

「VS 5」初回Aには「Rock with U」の MVとメイキングが映像が入っており、メイキングにはアシスタントの方含めTAKAHIROさんの姿がバッチリ映っています。振付指導以外にもMV演出にもTAKAHIROさんが関わってくださっていて、 MV制作において重要な役割を担っていると推察されます。

 

 TAKAHIROさんが手掛けた前作「テレパシーOne!Two!」はパーティの準備といったコンセプトがあり、掲示板にチラシやオープンカー、パーティ会場には庭園に噴水、たくさんのダンサーさんなど、ロケーションや小道具からこれから始まるパーティのワクワク感が語られていましたが、今作「Rock with U」ではバーチャル空間を彷彿とさせるセットひとつのみで、セット転換、小道具やバックダンサーは一切なく、作品の世界観はA.B.C-Zのダンスのみで語られていきます。

ダンスのハードさもさることながら、Rock with Uは MV演出もめちゃくちゃかっこいいんですよね!!!黒VS白と10人のA.B.C-Zが同時に存在していることもそうだし、そんなA.B.C-Zを10人同時に真横から見れたり、5人が踊っている前をカメラが弧を描くように通過したり、座席に座っているだけでは見れないアングルや画角でA.B.C-Zのダンスが堪能出来ます。

「映像は総合芸術」という言葉の通り、セットはとにかくシンプルなのに撮り方の工夫がすごくって、TAKAHIROさんだけではなくMV制作チームの仕事ぶりがとにかく素晴らしいです。この見せ方って生のパフォーマンスでは絶対に出せない味だと思うので、コンセプトとして謳われている TAKAHIRO VS A.B.C-Z の対立構図は、  MV VS パフォーマンス対決に置き換えられると思うので、 MVチームによるこの傑作にコンサートチームはどう立ち向かっていくのか、コンサートが楽しみでなりません。

 

 

 

ファン VS A.B.C-Z

ファンにも闘うことを要求してくるアイドルめっちゃっょぃ。うちわを持ってペンライトを振ってキャーキャー言うだけではA.B.C-Zは許してくれません。

前記事にも書いたのですが、個人的に「Rock with U」はCDデビュー曲「Moonlight Walker」から繋がった、根強いファン人気を誇る「Fantastic Ride」の系譜曲で、このラインに更にデビュー5周年記念曲「Reboot!!!」を組み合わせて生まれた楽曲だと思っています。「Moonlight Walker」のように音で時代性を語り、「Fantastic Ride」のように夜の都会へ相手を連れ出し、「Reboot!!!」のようなEDMサウンドでダンスを煽る。「Rock with U」はニュースタイルな現代、都会の夜のクラブを彷彿とさせるサウンドもさることながら、注目したいのは歌詞です。

「Rock with U」は MVもそうだし、歌詞の世界でもとにかくずっと踊りっぱなしなんです。“DJがあの曲をかけたらLet's go”以降、“君のことずっと踊らせたい”の歌詞通り、休憩がてらにアルコールで喉を潤したり、腰を引き寄せて愛を囁いてくれたり、ダンスフロアから抜け出して夜の街は消えたりすることもなく、ただひたすらにずーーーーっと踊り続けてます。踊る以外のことを一切してないんです。

アイドルの曲って勇気をくれたり励ましてくれたり、女の子を楽しませてくれる曲や歌詞が多いと思うんですけど、この「Rock with U」は延々と、はたまた永遠に“ずっと踊っていたいから”踊り続けます。“このままMe VS U”っダンスバトルの無限ループに聞き手は誘われているのです。

疲れない?休みたくない?A.B.C-Zどんだけ〜〜〜!!!ときゃっきゃして楽しむのもそれはそれでありだと思うのですが、別視点の楽しみ方として挙げたいのが、「ダンス」が比喩表現だとしたら?

 

ダンスって、リズムに合わせて体を動かして楽しむものです。リズム=鼓動楽しむ=気持ち良くなるという表現に置き換えるとどうなるか。皆まで言わずともですよね、そういうことです。

“君の鼓動に上げてくBPM

“今夜はただDance”

そういうことです。

歌詞では相手への接触は一切明記されてないのに、置き換えるだけであらこんなにも!あらあら〜〜!

そしてこの曲をA.B.C-Zが、1ヶ月間ほぼ休まず舞台に立ち続けるA.B.C-Zが、処刑装置パフォーマンス後ゲッゲッゲッゲッゲルマイハキメちゃう体力おばけのA.B.C-Zが、未だ嘗てないくらいバテながら、小道具に頼らず踊りまくるんです。すごい曲だ〜〜Rock with U!!!

 

暗喩的な解釈はさておき、以前なおたんこと渡辺直美さんがアカデミーナイトでA.B.C-Zのことを「セクシーなグループ」と紹介していましたが、Rock with UはまさにA.B.C-Zのセクシーさ、己の肉体を駆使して、体力の限界を超えたパフォーマンスをし続ける姿が遺憾なく発揮されていて、A.B.C-Zの魅力が正しく美しく楽しくエモくパッキングされている素敵な楽曲、それがA.B.C-Zの最新アルバムのリード曲という素晴らしい条件が揃った名盤なので、 MVだけとは言わずに各音楽番組、コンサートもホールだけとは言わずにアリーナ規模以上の会場で、是非A.B.C-Zの魅力をもっともっと拝見したいですね!!!!!

 

 

以上です。長々とお付き合い頂きありがとうございました!コンサート楽しみだな〜〜!

いち塚田担から見た「ラスト・ホールド!」主人公・岡島健太郎くんの話あれそれ

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新宿ピカデリーにて。

 

2018年5月12日(土)A.B.C-Z 塚田僚一くん初主演映画「ラスト・ホールド!」が公開されました。最初で最後の初主演、おめでとう塚田くん〜〜〜!!!✨ᕦ(゚▽゚)ᕤ✨

 

lasthold-movie.jp

 

公式発表されてから11か月、約1年経っての公開ということで、ついにこの日を迎えられたことが嬉しい反面、まだどこか夢の中にいるような不思議な気持ちでもあります。

 

akeras.hatenablog.com

 

 「ラスト・ホールド!」の話が真壁幸紀監督の元にやってきたのが2016年秋。2016年といえば塚田くんの初主演舞台『ボクの穴、彼の穴。』が上演された年で、秋といえばA.B.C-Zは毎年恒例の日生劇場で『ABC座2016 株式会社応援屋!!~OH&YEAH!!~』を上演している時期です。その時点で決まっていたのがボルダリングを題材とした」「塚田くん主演」「共演はSnowMan」「脚本は川浪ナミヲさん・高見健次さん」「タイトルは『ラスト・ホールド!』」。監督が話を受ける決め手となったのは、昨今珍しい映画オリジナル作品であること、そして関西ジャニーズJr.が長年上映し続けてきた松竹×ジャニーズシリーズの延長であることだそうです。

撮影時期は2017年6月、塚田くん初単独主演舞台を務めた『サクラパパオー』大千秋楽公演から2週間ほどしか経っていない時期に始まり、予定していた10日間から1日巻いて、撮影期間はなんと9日間というかなりのタイトスケジュール。撮影期間前の3日間で真壁監督による芝居稽古期間が設けられ、クランクインまでの3ヶ月間、塚田くんは舞台稽古と本番、アルバム制作や収録、レギュラー番組の撮影等の時間の合間を見つけてはボルダリングの練習に励んでいました。

 

塚田さんってすごく明るくて、みんなから愛されてるというキャラクター。映画の中でもそれを崩したくないとは思っていたのですが、それだけだと面白くないので、「実は葛藤がある」という形で表したかったんです。テレビのイメージをうまく取り入れつつ、ギャップを見せたいと思いました。

 参照記事:塚田僚一には、周囲が"会いたくなる"魅力? 監督&Pが見た塚田&Snow Manの姿 (1) 『ラスト・ホールド!』現場で士気を上げる主役に | マイナビニュース

 

映画オリジナル作品ということで脚本は基本当て書き。塚田くん初主演舞台『ボクの穴、彼の穴。』以降塚田くんは“他人が書いた塚田くん”役を演じる機会が多く、初外部舞台出演、初主演舞台、初単独主演舞台、そして今回の初主演映画と、最初で最後の自担の初めてに立ち会った思い出を、映画の感想整理を通して書いていこうと思います。

 

 

 

 

 

―――――以下、本編のネタバレを含みますのでご注意ください。―――――

 

 

 

 

ラスト・ホールド!」の物語は塚田くん演じる島健太郎くんが大学4年生になる春から始まります。幼少の頃からボルダリングに打ち込み、大学2年時にインカレ2位まで成績を上げた岡島くんですが、怪我のため1年間治療に専念することになり、映画冒頭、医者の承諾を得ていざボルダリングを再開しようと練習場に顔を出したら、自分以外の部員はゼロ。ほぼ廃部状態のボルダリング部は練習場をも差し押さえられてしまい、練習すら満足に出来ない環境に置かれてしまいます。まずは部の存続のために岡島くんは勧誘活動を始め、実際の事務所の後輩でもあるSnow Manが演じる6人の新入部員を獲得していきます。

 

  

 

岡島くんと塚田くん

A.B.C-ZSnow Man、先輩と後輩、実際の事務所歴としても映画としても、岡島と部員たちの関係は基本的に1:6の構図に分かれています。

入部後初めての公式試合を迎えようとしている6人に岡島がボルダリングの醍醐味は自分との戦い、個人戦にある」と説いていたように、本編前半の岡島は初心者&ブランクのある6人とは別に、一人個人練習に黙々と取り組んでいる姿が繰り返し描かれています。

秋の団体戦を終えた後、他の部員は来春の個人戦に向けてまた特訓を始めることでしょうが、そこに岡島の姿はありません。大学4年生である岡島は次の春を迎えた頃、大学を卒業して社会人になります。*1

物語のスタート時点で岡島が大学4年生である以上、それは抗いようのない展開で、私はその事実が無茶苦茶寂しいです。

怪我から復帰した岡島を迎えてくれる部員は誰もいなかったこと。長年自分自身と戦い続けてきた岡島が仲間の存在、仲間の大切さに気付けたと思ったら、その仲間とは道を違わなければいけない、いや、岡島は実質引退している身なので、仲間たちとはすでに道を違っているということ。岡島は在学中にインカレ1位の夢を達成出来なかったけれど、他の部員はその夢を達成できる可能性が十分にあること。青春を共に過ごせる仲間に出会うこと*2も、インカレ優勝の夢も、どちらも岡島は在学中に叶わなかったことが、とにかく悔しくて寂しいんですよね。

就職活動という、大学生なら通らざるを得ない人生の分岐点に立っていることもそうですが、この1:6の構図もプロデューサーの語る「岡島と塚田くんのギャップ」の全体像になっているのではないかと思います。

ただそれはあくまで一連の過程を見て来たこちらの感情にしか過ぎなくて、岡島自身は孤独であることに寂しさを感じるどころか、自分が孤独であるという状況すら認識していません。

部員の話でいえば、部の存続には部員が7人必要という条件さえなければ、岡島はたった1人でもボルダリング部の活動を続けていたことでしょう。岡島の視界はボルダリングで埋め尽くされており、ボルダリング以外の存在が視界に入る余地がありません。もっと強くなりたい、もっともっと登れるようになりたいという岡島のボルダリングに対する熱い探究心を前にすると、河口のルール違反の罪すらも岡島の記憶には残りませんでした。 *3

自分の決めたものに一直線、ネガティブなものに思考を割かない、過ぎてしまった過去に悲観をしない岡島の姿に私は塚田くんを強く感じるので、葛藤はあるけどあくまで薄味に、基本はポジティブで前向きなキャラクターとして岡島が描かれていることが、塚田くんを大事にしてくれてるんだなあと思えてとても嬉しいです。

 

 

 

岡島と河口の表裏関係

主演は塚田くん演じる岡島ですが、岩本くん演じる河口の過去のトラウマからくる葛藤と脱却は、この物語の大きな核を担っています。

河口と岡島に共通するのは、ボルダリングとの別れ。

河口がボルダリングと離れることになった理由は、中学生時に大会でルール違反を犯してしまったこと、過去の出来事として描かれているのに対し、岡島は就職活動という現在の現実。また、過去の自分の過ちを責める周りの声を気にしてしまう河口、1年越しの復帰戦で敗戦するも自分で決めたことだからと引退を決める岡島――過去現在周り自分といったように、二人は対極の位置にそれぞれが視点を持っています。

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部室の壁に取り付けられた部員の名前が記された色違いのホールド、河口はで岡島は黄色になっているんですよね。色相環の一番遠くにある2色が2人に充てがわれたことは河口岡島の表裏関係そのものを表しているようにも見えます。

岡島のまっすぐすぎるボルダリングへの執心は、自身の過ちへの罪悪感からくる周りからの批難に苛まれていた河口の心に一筋の光を与えたように岡島もまた、自分自身と戦っているつもりがいつの間にか過去の自分に勝つことが目的になっていたことを、河口へ向けた言葉が自分自身に返ってきたことで岡島は自分の間違いに気付かされます。

河口と岡島の合わせ鏡のような関係性の面白いところは、「自分の行動が相手のためになった」という事実が相手に伝わっていないところです。表と裏、近いようで遠い関係の二人がその事実を交わし合うことは今後もないと思います。河口は岡島が就活のために髪の毛を黒く染めたことにも興味を示さなかったですしね。河口という対の存在があっても一人で突き進んでいく岡島にも塚田くんの色を強く感じて、非常にいい距離感だと思います。

 

 

 

陽の岡島、陰の河口

河口は河口を通じて岡島や大島コーチ、他の部員たちと繋がりが広がっていきますが、先に挙げたように岡島は1で動くキャラクターなため、岡島の深みを得るためには河口からの反射光が必要です。

長年続けてきたボルダリングで怪我をして、治療に1年掛かることもそうだし、治療を終える頃には就活が始まっているし、復帰しても出場出来る公式戦は春の個人戦の一回きり。怪我した時点で退部を決意してもおかしくない状況にある中、実際に描かれていないので過程の葛藤はあったのかもしれませんが、結果として岡島は1年を掛けて1回の春のためにボルダリング部へと返ってきます。更に、怪我だけならまだしも今度は自分以外の部員がおらず、ボルダリング部は廃部寸前。けれど岡島はたった一人で宣伝動画を撮影し、勧誘に励み、部の存続のために必要な6人の新入部員を集めることに成功しました。岡島、全然挫折しません。怪我したから治す、部員が必要なら勧誘して増やす、勝っても負けても個人戦を最後に引退して就活を始める、などなど、岡島、めちゃくちゃ代謝が良い。

岡島の精神性は常人のそれではないので、主人公であるにも関わらず岡島に共感するのってすごく難しいんですよね。心が折れてもおかしくない環境に置かれても岡島がボルダリングを諦めかったのは、そもそも諦めるという選択肢すら持ち合わせていなさそうなのって、やっぱり岡島を演じているのは塚田くんだから。橋本くんが「塚ちゃんはA.B.C-Zの太陽」と例えるように、塚田くんというポジティブでアクティブでとにかく明るいキャラクター性を前に、役を通したと言えど塚田くんという人が何かを諦めたり挫折している姿に説得力を持たせる方が難しく、けれど物語を大衆的に面白くするにあたって展開の勾配は必須事項だから、岡島の影は岡島に当てるのではなく、河口を掘ることで作品の深みを作ったのではないでしょうか。岡島が太陽なら河口は。岡島と河口、二人のキャラクターが揃うことで陰陽のバランスが取られているんだと思います。

 

 

 

 岡島健太郎の人生の一部としての「ラスト・ホールド!

 塚田くんは自身のブログ*4で映画「ラスト・ホールド!」における岡島について「僕の人生で大きなターニングポイントになった」「僕の人生の中で一番見てもらいたくない場面」と語っています。岡島健太郎の人生において、大学4年生前後の時期はいつもの自分ではなく「弱い部分」が表に出ていた時期だったのです。

最初は部の存続のために集めたメンバーですが、みんな辞めずに練習を頑張ってくれるとってもいい子たちで、春に引退した岡島も頻繁に顔を出したり、初心者ばかりで不安も多いであろう部員に目指す先を指示したり、部員が他大と揉めて怪我をしたと聞いて就活スーツのまま病院に駆け付けたりと、非常に面倒見のいい先輩ぶりを発揮していますが、個人戦までは単独行動が多かったこともあり、笑顔もあまり見られません。塚田くんは振付師に何もしてないのに「ニヤニヤするな」と怒られてしまうほど、いつでも笑顔で楽しそうに周りを明るく照らしてくれるキャラクターですが、作中の岡島はずっと抑え目に描かれており、そんな岡島の感情が解放されるのはなんといっても最終面接のシーンです。

 塚田くんはこの面接シーンについて度々話題に挙げていて、舞台挨拶で監督も「表情を引っ張り出すために何回も撮った」と話されていました。

「仲間」や「絆」というテーマはあらゆる媒体で何度も語り続けられている王道のテーマですが、個人的には岡島が仲間の存在に気が付くのが、ボルダリングの試合中でも練習中でもなく、ボルダリングからも部員からも縁遠い場所、自己と向き合う作業を強いられる就職活動期間、それもこれに落ちたら就職浪人かもしれない崖っぷちの最終面接会場というのが、この映画のすごーーーく好きなところです。

大学生として最後の個人戦を終えて、今までは自分のためにしていた練習を引退してからは部員たちのためにサポートとして協力・牽引し、団体戦優勝という目標に向かってみんなで邁進している映像が走馬灯のように頭の中に再生されて、個人戦で掴み損ねたホールド、その後のジムではしっかりと掴み取れたホールド、あちこちに散らばった点がひとつの線として結ばれて、岡島の視界が、世界が、大きく広がるあのシーンが私は大好きです。大事なことって、渦中にいるときには気付かないもので、過ぎ去って振り返ったときにようやく気付くんですよね。

現役中にインカレ1位の夢は叶わなかったけど、大学生活最後の個人戦は過去の自分に囚われて目の前のホールドに向き合えなかったけど、気付いたものはある。夢が破れたから気付けたんじゃなくて、夢が叶ったって叶わなくたって、気付きはあるし世界は広がる。全部がうまくいくハッピーエンドじゃなくたっていい、何かを手に入れるために何かを犠牲にする必要だってない。生きていれば、人と関わっていれば、そこに意志があれば、自然と人は変わっていく、進化していける。

A.B.C-ZSnow Manも、すべてがうまくいっていまに至る子たちじゃないから、そんな2つのグループに嘘を吐かせない展開が優しくて嬉しい。

面接のシーン以降、本編の流れだと団体戦ですね。岡島が今までに見たことのないくらいすごく楽しそうな顔でボルダリングに取り組むんです。心からワクワクした表情で壁を見上げる岡島の笑顔は、普段からいつも目にしている塚田くんの笑顔とおんなじなんです。岡島の感情が解放されたと同時に、塚田くんって本当にいつも楽しそうにしてるんだな、って当たり前のように塚田くんが放っている優しい柔らかな雰囲気の特別さに、岡島を通して改めて気付かされます。

ずっと拘っていた片手のジャンプではなく、絶対掴みにいける両手でのジャンプを成功させ、最後のホールドをそっと両手で包み、楽しくって仕方ない表情で破顔する岡島の顔を見てしまうと、岡島と塚田くんの境界がわからなくなって、ひどく満ち足りた表情でスクリーンに映っている自担の姿に、塚田くん初主演映画だという事実を改めて噛み締めさせられて、いつも心の中をぐしゃぐじゃに濡らされます。

そんな映画の主演に自担がいるなんて、こんな幸せなことって生きてて早々ないことなので、塚田くんと塚田くんを取り巻く環境には毎度のことながら感謝しかないです。

 

 

映画の最後にエンドロールとともに流れる、A.B.C-Zの「Future Light」。まさか塚田くんがA.B.C-Zに初めて映画主題歌を持ってくる日が来るなんて夢にも思ってませんでした。

塚田くんは「映画中はSnowManに、最後はA.B.C-Zに背中を押して貰っているみたいで頼もしい」と話していて、そんな、そんなこと言ってくれるんですか?!?!って動揺がすごい。2回目の1万字で「自分が突き進んだ先にA.B.C-Zがあればいい」と話していた言葉通り、塚田くんはぐんぐん前へと突き進んで、いろんな初めてを見せてくれます。全部全部、塚田くんのおかげです。塚田くんのファンになれてよかった、って何年経っても思い続けてるよ。

 

 

 

長々とお付き合い頂きありがとうございました。塚田くんの初主演映画が「ラスト・ホールド!」で本当によかった。ファンは幸せ者です。いつもありがとうございます。次はコンサートで、A.B.C-Zの塚田くんに会えるのを楽しみにしています。

 

 

 

 

 

<追記>

5月28日、ティーチイン付舞台挨拶に参加してきました。

akeras.hatenablog.com

記事にも書きましたが、真壁監督の「何回見ても楽しめるように“ツッコミどころ”を作っている」というキーワードについて悶々と考え始めまして、面接のシーンと合わせてもう1シーン、クローズアップして追記させて頂きます。

 

 

島健太郎というヒーロー

塚田くんの魅力って長所と短所が同時にぶん投げられてくるところだと私は思っていて、監督の言う「ツッコミどころ」って塚田くんがデフォルトで備え持つステータスの一つなんですよね。「塚ちゃん天使!」と褒め讃えた次の瞬間「塚田くんひっでーww」と容易く手のひらを返せるアクションとそのアップダウンは塚田くん最大の魅力だし、塚田くんを塚田くんたらしめる塚田くんの大事なオリジナリティ要素です。

パンフレットで真壁監督がお話されていた、就活で髪を黒く染めた岡島が団体戦会場に着くときには金髪に戻っている演出ですが、監督はそれを「ヒーロー」と表現しています。

こんなこと現実には起こりえないので、ラスド・ホールド!いちツッコミどころ溢れるシーンで、加えて走った衝撃で襟足からちょっと金髪が見えていて、塚ちゃん金髪見えちゃってるwwwwと草も生やせる。監督ほどくまなく演出をしかけている方が金髪が映り込んでいるのを見落として使ったとは思えないので、この偶然の産物もツッコミどころとして残してくれたのかなあと勝手に思っています。

でも、このシーンがあることによって、塚田くんのトレンドマークである金髪頭がとてもよく生かされているんですよね。岡島が髪を黒く染めてボルダリングウェアからリクルートスーツに着替えることは、ヒーローがヒーロースーツを脱いでただの一般人にしてしまう侘しさを描いていて、スーツ姿でボルダリングに向かう姿はスーツに頼らずとも敵に立ち向かう素の強さの象徴。そして雨の中駆けて行くシーンですが、ここってすごく王道な見せ方をしていて、岡島=主人公=ヒーローという図式からの、ヒーローは遅れて到着するの体現、びしょ濡れになりながら仲間の元へ到着したときには黒髪から金髪に変わっていて、この一連の件は正に島健太郎というヒーローの変身シーンでもあるんですよね。ここ一番で男の子心をくすぐる絶妙な盛り上げだと思います。

個人的に私は塚田くんのことをヒーローだと思っているので、映画館のスクリーンで塚田くんがヒーローとして存在している姿にめちゃくちゃ感動します。何から何までありがとうございます、真壁監督!!!!

 

このシーンについてはずっと書きたかったけどあと一押しが足りなくて書けなくて、ティーチインに入らないと書けなかったところので、書く機会を設けて頂けて感謝感謝です。まだまだ盛り上がって欲しいなあ、ラスト・ホールド!

*1:本編最後「んな訳ないだろ」の台詞を無視して岡島は就職するものとして話を進めます。岡島くん、就職して!!!!(規定外うちわ)

*2:作中では描かれていない大1大2で出会っていたとしても、早くも在学中に袂を分かってしまったことは更に寂しい…

*3:真壁監督はラスト・ホールド!エピソード0として、退部してしまった部員をA.B.C-Zで」と話していましたが、怪我した岡島を置いて他の4人が岡島の元を去ってしまうのかと思うと寂しくて寂しくて堪らないので、キャー!見たーい!♡と素直に言えない複雑な心境です…。

*4:Johnnys' web連載えびブロ5/11更新分より

A.B.C-Z今夜はJ's倶楽部「リスナーが選ぶ!ベスト7!」企画を勝手に解釈します

5/15放送「今夜はJ's倶楽部」で発表された「リスナーが選ぶ!ベスト7!」企画のランキングが「わかる〜その曲いいよね!」から「えっ、私の好きなこの曲がこんな上位にくるんですか…民意〜〜!!(万歳)」もあれば「私なら絶対この順位にしないけどこの結果は事実なのでよく考えて噛み締めよう…」まで、自分の感想の振れ幅が大きく非常に興味深かったので、ランキングに上がった楽曲たちについて個人の解釈たっぷりに話していこうと思います。

 

 

 

 

第7位「世界一」

2016年リリース「Take a “5” Train」に収録されているカップリング曲で、同年コンサート「A.B.C-Z Star Line Travel Concert」では本編最後に位置付けられ、その模様は同タイトルBD/DVDにメンバーのマルチアングル特典でも収録されています。

コンサートでは屋良くん振付の激しいダンスナンバー「Fly a Flag」の後に位置され、メインステージでのパフォーマンスを終えて肩で息をしながらセンターステージに移動しつつ締めの挨拶を述べる橋本くん、さっきまでの激しいダンスパートが嘘のように穏やかな表情で橋本くんや客席を見つめる河合くんの姿が印象的でした。

A.B.C-Z Star Line Travel Concert」はCDシングル「Take a “5” Train」アルバム「ABC STAR LINE」の連動企画で構成されたコンサートで、アルバムは楽曲の良さを中心に選ばれたこともあり、特にこの「世界一」は、コンサート前からメインボーカルである橋本くんがA.B.C-Zの曲の中で1番好き」と何度も繰り返していたこともあり、この年のコンサート構成を担った河合くんもその言葉を受けて世界一をコンサートの最後に持ってきたのではないでしょうか。

メンバーカラーのコートを纏ったA.B.C-Zがリフターに登り、客席を見下ろし見渡しながらしっとりと歌い上げる。普段はダンスにアクロバットにと、視覚的な見せ場の多いA.B.C-Zによる、曲の良さ音楽の良さを会場に響かせる、耳に効かせる演出がA.B.C-Zの新たな一面を覗かせてくれた曲になっております。

A.B.C-Zはバラードにもいい曲がたくさんありますが、その中でもこの「世界一」がピックアップされたのは、やはりメインボーカルを務める橋本くんの「好き」のひと押しが強いのかなあと個人的には思っております。おたくはどうしたって橋本くんに弱い。

 

 

 

第6位「Shower Gate」

2015年リリース、A.B.C-Z初めてのオリジナルアルバム「A.B.Sea Market」のリード曲です。

これまでのA.B.C-Zは、DVDシングル曲やデビュー前のジュニア時代の楽曲が主な手持ち曲だったのですが、このアルバムで一気にどばっと増えました。この時点ではCD形態でのリリースもまだされておらず、オリジナルCDとしても初めての円盤です。前人未到のDVDデビュー、その後もDVDでのシングルリリースと、常に新しい形でのリリースに挑戦し続けてきたA.B.C-ZにとってShower Gateは、“初めて”の“CD”リリースで“普通のMV撮影”でした。

A.B.C-Z初オリジナルアルバムのリード曲として「Shower Gate」が発表された時はそれはびっくりしました。MVもワンカメじゃないしめちゃくちゃオシャレで清涼感があって、端的に言ってしまうと「売れそうな曲」だったから。これまでの曲が売れないって意味じゃなくて、でもA.B.C-Zの魅力ってジャニーズらしいちょっとダサいところでもあるので、なんて言ったらいいのか、とにかくすごくセンセーショナルな曲でした。、衣装に布が多いし一曲の中に違う衣装や場面、彼女目線の個人カットもあったりと、A.B.C-Z、売れにきてる?!とそわそわしてました。

曲の良さダンスの良さ、そしてそれが洗練された映像美として表現されていて、A.B.C-Zがこれから進む道筋はこの路線なのだと指し示して貰えたことが頼もしくて、でももうあの独特のダサさは見れないのかと思うと寂しくもありました。

以前戸塚くんがA.B.C-Zにはまだ世に出てないけど、これから育んでいきたい曲がある」みたいなことを話していたときに、私は真っ先にこの「Shower Gate」のことだと思いました。結果戸塚くんとは答えが違っちゃったんですけどね。

個人的に2017年アルバムリード曲「テレパシーOne!Two!」は「Shower Gate」の系譜曲だと思っているんですが、ランキングには上らなかったですね。もちろん素敵な曲だし大好きだけど、やっぱりシャワゲの初オリジナルアルバム曲インパクトが勝つのかな。A.B.C-Zがもう少し熟れた頃にシングルカットなり何なりで打ち出される未来もありだし、また新たに違う系譜曲が生まれることを期待しております。

 

 

 

第5位「メクルメク」

「Shower Gate」同じく「A.B.Sea Market」からのアルバム曲。メクルメク大好きだけど、こんなに上位に食い込んでくるとは予想外でした!嬉しい!!

2015年「Ealry Summer Concert」の2曲目、アルバムオリジナルとしては1曲目の登場で、個人的には大大大好きな楽曲「Twinkle×2 A.B.C-Zの系譜曲だと勝手に分類しています。

管楽器の高音がギャンギャン鳴り響く中、おもちゃ箱をひっくり返したかのような子供心に還らされるワクワク感たっぷりの楽曲で、胸元に「A.B.C-Zロゼッタをつけてメンバーカラーのギラギラ燕尾スーツで歌い踊る姿はディズニーランドの世界みたいで、「Shower Gate」とはまた違った色のA.B.C-Zらしさが表現されております。

 

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衣装が可愛い!

 

曲のポップさとは裏腹に、歌詞はかなり情熱的な恋を歌っていて、ラジオでも話していましたが河合くんの「結局なぜか誰も愛せないんだぜ」パートはキラキラと哀愁の融合が最高でした!誰も愛せない河合くん、最高ー!ラジオでは歌詞全然覚えてなかったけど!笑

 

 

 

第4位「Moonlight Walker」

こちらも2015年リリース、A.B.C-Z初めてのCDシングル曲です!CDデビューおめでとうえびちゃーん!

「Shower Gate」が発表されたときに感じた物寂しさを見事に吹き飛ばして貰いました。A.B.C-Z 第2のデビュー曲ともいえるCDシングル第1弾にMWを選んだA.B.C-Zポニーキャニオンの皆さんには感謝しかないです!!!

オールディーズさが漂う世界観、ギャンギャンに鳴らした管楽器に、通常ではあり得ないシルエットから始まる得体の知れなさ。ど頭から視覚からも聴覚からも圧倒的な戦闘力の高さを見せつけてくるA.B.C-Zそこにシビれるあこがれるゥ!!

メンバーカラーのベロアスーツに顔が隠れるほど深く被ったハットという出で立ち、怪盗みたいじゃないですか?!

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ルパン三世というかむしろ、

 

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キャッツアイみたい!!(※公式はスパイ設定)

A.B.C-Zのいい意味でちょっとダサいところが絶妙に取り入れられていて最高の楽曲です。

 

 

第3位「サポーターズ」

2017年、A.B.C-Zデビュー5周年記念ツアー「5Star 5Years Tour」の最後に置かれた、アイドルとファンの関係にドンピシャでハマる最高の応援ラブソングです。

元々は「ABC座2016 株式会社応援屋!!〜OH&YEAH!!〜」のメインテーマとして作られた楽曲でしたが、この年のツアーは戸塚くんが構成を担ったことでA.B.C-Zのデビュー5周年を象徴する楽曲にまで押し上げられ、2017年「‪終電を超えて〜Christmas Night〜/忘年会!BOU!NEN!KAI!」のカップリング曲として音源化に至りました。「Shower Gate」で話していた戸塚くんのA.B.C-Zにはまだ世に出てないけど、これから育んでいきたい曲がある」はこの「サポーターズ」のことを指していました。

「サポーターズ」に関しては好みどうこうではなく、2016年秋に日生劇場で繰り広げられた、物語りを締める音楽と景色が今度はコンサート会場で見れたことなど、今までの感傷や思い出を鷲掴みにされて揺さぶられるような、兎にも角にもエモーショナルの一言に尽きます。2016年秋、2017年夏の景色をA.B.C-Zと一緒に見てしまったからには、挙げざるを得ません。

そういう意味で6周年、7周年と歳月を重ねていったときにこの曲はどうなっていくのか。聴くたびに5周年に立ち返らされるのか、また新たな思い出をこの曲と共に築いていくのか、今はまだ未知数なのでこれからが楽しみです。

 

 

 

第2位「花言葉

2015年は初オリジナルアルバム、初CDシングルとCD形態のリリースが続いたこともあってか、2016年第一弾リリースのこちらは久しぶりのDVDシングル曲です。

正直こんな上位にくるとは思ってませんでした。好きだしいい曲だなーとは思うけど、A.B.C-Zの曲として1位に選ぶことは私は絶対にしないので。

でも花言葉が好き!って人の気持ちもめちゃくちゃわかります。花言葉ってA.B.C-Z特有の癖がなくて、シンプルに良い曲で、誰が歌っても、究極カラオケでおたくが歌っても楽しいし曲の良さは伝わるんですよね。そこが花言葉のいいところなんだと思うし、だからこそ私は物足りないです。

他担の方がA.B.C-Zの好きな曲として花言葉を挙げる機会が多いことは耳にするし、A.B.C-Zのファンでも花言葉が好きという人がこんなにいるってことは、私が花言葉を選ばない方のおたくだからこそ忘れちゃいけないなって思います。ここから先は宗教戦争みたいな話になってきちゃうのでここで打ち止めるとして…

世間的なアイドルのイメージからは少し違った色を持つA.B.C-Z“だからこそ”花言葉という大衆的な良曲を握っていて欲しい、という解釈もあるんだろうな。私は様子がおかしくて唯一無二なトンチンカンA.B.C-Zに興奮してしまうから、偏りすぎそうなときは「花言葉」を思い出して深呼吸しようと思います。

55コンでは花言葉の終盤で橋本くんが次のソロ曲のためにハケてしまうため、橋本くんソロパートである「幸せになろう」を公演毎に他のメンバーが歌うという粋な演出がありました。えびちゃん、特におにいはそういうの不得意なのに、おかげさまでラッキー合法プロポーズをいただけてサンキューサンキューです!!!

この企画を発表したラジオでは「メンバーのこのパートを歌いたい」企画なんてのもあって、河合くんが花言葉の橋本くんソロパート「ありがとう、愛してる」を選んでいたことから、えびちゃん(おにい)もやっぱそういうのやりたいのかな〜ジャニーズだもんな〜えびちゃんジャニーズ大好きだもんな〜〜と考える部分が大きかったので、心の中の宿題にしておきます。

 

 

 

第1位「Fantastic  Ride」

2016年「ABC STAR LINE」より。ファン投票でも人気は根強かったですが、でもわかる!!!楽曲としての好みもさることながら、ファンからのA.B.C-Zにはこの路線でいってほしいという強い圧を感じます。笑

個人的に「Fantastic  Ride」は「Moonlight Walker」の系譜曲で、この2曲に共通するのは「夜のネオンに照らされながら歌い踊るA.B.C-Z。FRはMWよりは戦闘力とオールディーズさが控えめに、その分オシャレさと爽やかさを足されていて、MWに比べると口触りがよくなり、かなり食べやすく進化しています。

A.B.C-Zには夜が似合うと常々思っているので、FRに拘らずともこの路線を大事にして欲しいな〜と思っていたら、次回アルバム「VS 5」のリード曲「Rock with U」が、MW・FRを受けて更にブラッシュアップされたA.B.C-Z最新の夜曲になりそうな気配がビンビンでめちゃくちゃ期待しております。アルバムが出たらまたこの話したい。絶対します。

 

 

 

 

VS 5(ヴァーサス ファイブ) 初回限定盤A

VS 5(ヴァーサス ファイブ) 初回限定盤A

 
VS 5(ヴァーサス ファイブ) 初回限定盤B

VS 5(ヴァーサス ファイブ) 初回限定盤B

 
VS 5(ヴァーサス ファイブ) 通常盤

VS 5(ヴァーサス ファイブ) 通常盤

 

 



同意も感謝も疑問もあるランキングでしたが、すべては過去の感情を基にしたファンとA.B.C-Zとの思い出が作り上げたランキングなので、ファンが抱えている過去は参考になんかしないで、今と未来を生きるA.B.C-Zには新しいA.B.C-Zを更新していって貰いたいです。A.B.C-Zは常に最新の今が一番かっこいいグループなので。

 

そんな感じでこのブログは終わります。たくさん話せて楽しかったー!

 

 

 

 

楽曲の話大好きなので、別の楽曲記事もリンク載せちゃいますねへへへ。

akeras.hatenablog.com

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