えりあし

思ったこと、残しておきたいこと、いろいろ

冬生まれのひまわりアイドルさんへ

塚田僚一くん、29歳のお誕生日おめでとうございます!

 

28歳の塚田くんは私なんかが言うまでもなく、大活躍の年でしたね。新春JWが終わる時点ではまだなにも決まっていなかった、と雑誌で話していましたが、そんな真っ白な新春から年末を迎える今、塚田くんの姿をこんなにもたくさんテレビで見る機会が増えようとは…!

ワーホリ旅*1を見たときに「塚田くんはテレビの人だ!」と思っていつかはバラエティに…と夢見てはいましたが、それがこんなに早いタイミング、短期間で実現することになろうとは予想だにしていませんでした。

今までは「A.B.C-Zが好き」と周りの人に話しても、よくて「ワーホリの人」、はたまたまったく心当たりを得られなかったことがほとんどだったのに、今では「金髪筋肉塚ちゃん」「アウトの人」と、A.B.C-Zに繋がる架け橋のような存在になっていて、塚田くんのファンとしてはその感激もひとしおです。

 

テレビに出る機会が増えて嬉しさ半面、このまま大人のいいように使われてしまうんだろうか、はたまたやべーことをやらかしてしまったらどうしよう、巻き込まれてしまったらどうしよう、などなど同じくらい不安もありました。たくさんの人に関わることで、塚田くんという人の良さが曲げられてしまったら、曲げざるを得ない状況に追い込まれてしまったらどうしよう、と今尚びくびくしているんですけど、今の時点有難いことなんですけど、塚田くんが塚田くんのまま、「塚ちゃん」というキャラクターを尊重した仕事ばかりに出会えていて、こんなことってあるのか?!?!といろんなギャップに振り回されて一人疲れることもしばしば。*2

長年出場を希望していたSASUKEに出演、アウトデラックスレギュラー入り、そこからいろいろバラエティ番組に呼ばれるようになって、塚田くんのコーナーまで出来て、長年やり続けた自己紹介ギャグも晴れて世間にお披露目され、初演JWから始まった女装ネタが初めてのオリジナルアルバムに音源化されてCDデビューで、新聞連載もはじまって……はい…塚田くんはすごいな…。

 

そして昨日発売のTVガイドPERSON。表紙は今をときめく星野源さん、表紙に並ぶ名前はどれも旬な芸能人ばかり。“2015な人々”。塚田くん、そんな中に名前が、載っちゃってるんですよ…すごぉい……。中の写真もテキストもどれもとーーーっても素晴らしくて。こんな素敵な雑誌に素敵な面子に素敵な写真に素敵なテキストに、塚田くんが載っているんですよ、びっくりぽんですよ。

 

アイドルなのに。

アイドルだから。

“金髪、筋肉、塚ちゃんです!”。さまざまな番組で塚ちゃんが残すインパクトは、これまでのジャニーズ、アイドルのイメージをいい意味で覆すものだった。「ジャニーズの夜明け」とも評される現代の“革命児”は、王道、サブカルのどちらもこよなく愛す、頭の柔らかい好青年である。

 

―――TVガイドPERSON vol.40

 

 PERSONの塚田くんのページを飾るこのテキストが、個人的に大ヒットです。何度だって声に出して読みたい。

「ジャニーズ」という大手事務所に属しているものの、まだ陽の目を浴びる機会の少ない「A.B.C-Z」。CDではなくDVDデビュー。ジャニーズの根幹である舞台でのショーを中心として活動しているものの、今のメディアの主流であるテレビからは足が遠退きがちなことを否めない。元気ハツラツでちょっとおバカな体育会系キャラでありながら、アイドル音楽芸術お笑い、様々な分野に関心を持ち自らの足で現場にも足を運んでいる塚田くん。

塚田くん自身もそうだし、えびというグループも、王道でありながら邪道を内包している。もしくは、邪道の道を歩んでいるのかと思いきや、人間の肉体や物事の根幹に触れているものだったりする。ひとつのものを見ているのに、全く違う視点の見え方が同時に彼らには存在している。そこがえびの面白さであり、もしかしたらわかりづらさにもなっているのかなーと思うのですが。

塚田くんという人の、見ただけでわかる元気そうな感じ、ちょっとバカそうな感じ、でも憎めない感じ。一見すごく単純なのに、アイドルが好きで女子アイドルになりたいとか言うし、実際にコンサートのソロコーナーにまで昇華させちゃうし、売れっ子俳優と実は友達だったとか言うし、でも親友は宮っちだけって言うし。後輩にすすんでご飯を奢ってあげていると思えば、人のものを無断でとったりもする。

ライターさんにも、「野心があるのかないのか、よくわからない(笑)」と言われていますし、それに対して塚田くん自身も、「そう、僕もよくわからないです(笑)」と答えているのがまた面白いです。

そしてインタビューの締めに綴られたライターさんのこの文章。

 

ときに予想を超えてくる行動が“アウト”なのだとすれば、彼のそれは、確実に現場を笑顔で満たし、幸せにしてくれるギフトだ。

 強い個性とピュアさは両立する。いや、両立できている人こそが、オンリーワンの輝きを放つのかもしれない。

 

最高じゃないですか?!?!?!なんかもう、これ以上ないってくらい塚田くんの魅力を、過度に飾らず、矛先を違えず記してある文章に出会えて、私は猛烈に感動しています…。

塚田くんって、きっともうずっと塚田くんのままだから、あとは受け取るこちら次第なんだなぁって。塚田くんを良しと捉えるのも悪とするのも、好きになるのも嫌いになるのも、どちらの理由も同時に存在して、しかもそれがこの目でハッキリ見えるのが塚田くんのめちゃくちゃ面白いところだと思います。

元気なところが好きっていう人も、やかましくて鬱陶しいととる人もいるでしょう。まっすぐに好きと言ったり行動をとる様をピュアと捉えることも、周りを気にしなさすぎる無神経な人、と捉えるもできる。そこがいい意味での塚田くんの「わかりやすさ」かなぁと思います。好きになる理由も嫌いになる理由も同じ場所に存在して、そのどちらかを選ぶかは受け取る人次第。

それが今のところ、かなり好転的に働いているなーと思います。すごいことだと思います。大事にされてる、愛されてる、って思えます。塚田くんをいじわるに料理することはきっと簡単なのに、そうじゃなく扱って貰えてるところ。

 

テレビに出始めるようになった当初は、特別ゲストとして招かれているからMCの人に話やギャグを振って貰っていたけど、今ではもう特別じゃない、他のテレビの人たちと同じ土俵に塚田くんは立っているんです。塚田くんはお呼ばれ転校生じゃなくて、もう仲間なんです、メンバーなんです。テレビの中の世界で。これからはテレビに出ることが目標じゃない、テレビの中に出続けることが目標であり日常にさせていくのです。続けること、って一番難しいです。テストで100点とるのも大変なのに、テストで100点とり「続ける」ことってもっともっと難しいことです。テレビに出ていなかった期間を体験しているから、テレビに出ることがまずすごいことであること、そしてそのすごいことを何度も何度も繰り返していかなくちゃいけない。「特別」だった値を今度は標準にしなくちゃいけない。なんてすごいことをこれからやらなくちゃいけないんだ、塚田くんは……!!

って考えているのはまあ私だけで、塚田くんはもっとシンプルな人で、シンプルな言葉を届けてくれます。私がどれだけ重くなろうと塚田くんにはまったく関係ない。劇場に足を運べばこの目で生の姿を実感出来る距離に塚田くんはいますが、それって本当に一方的なものでしかない。

 

 

私はアイドルって、衣装を着るからアイドルになるんだと思ってました。その衣装は、普段に着ていたら悪目立ちでしかないステージの上でのみ着ることが出来るキラキラギラギラの衣装のことでもあるし、見る側が自分の主観を都合よくえらんで与えた虚像の意味でもある。自分でないものが与えられることが、アイドルなのだと思っていました。でも私の中の塚田くんって、衣装を着ていようがいまいが、アイドルなんです。キラキラなスパンコールがついていなくても、一部を都合よく解釈した側面を切り取って眺めていても、塚田くんという人は揺るがなくそこに立ってくれている。衣装を着るし着替えるし、自分でも自分の衣装を持っていて、こちら側が一方的に与えた衣装も、自分のものにしてしまえる人。

 

塚田くんがこれからも、いろんな衣装を着ていく姿が見たいです。そして、それを自分の衣装に染めてしまう姿を。そういう衣装を私はせっせと塚田くんに着せている訳ですが、それなのに塚田くんはその都度、「どう、似合うかな?」とでも言わんばかりににっこり笑ってくれるのです。塚田くんには敵わないなぁ、とこれからもずっと思わされ続けていたいです。

 

 

 

28歳の塚田くん、ありがとうございました。

29歳の塚田くん、また1年、宜しくお願いします!

 

 

 

塚田くんのことが大好きだよー!幸せであれ!!

*1:2013年頭に放送されていた「J's Journey A.B.C-Z オーストラリア縦断 資金0円 ワーホリの旅」のことです。素のえびちゃんが盛りだくさんなので、まだ見たことない方はぜひに!!

*2:今までの人が、ドラマは出るけどあてられる役がコメディキャラクターものばかりだったり、メインMCのバラエティで「お前は人気がない」「ジャニーズじゃない」とされる扱いに凹んできたジャニオタ人生でした。