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えりあし

思ったこと、残しておきたいこと、いろいろ

今更Johnnys' Wolrdのはなし

年末年始の時期に、日比谷・帝国劇場に足を運ぶ習慣が根付いてきているなんて、ジャニオタ・えび担をやっていなかったら一生なかっただろうなあ、と思いながら今年も行ってきました、Johnnys' Wolrd。*1

どちらもかなりの新米ですが、えび担かつ錦織さんファンの自分にとって、昨年の新春JW以上のJWなんてこの世に存在しないに違いない!!と床に寝そべって大の字になって駄々を捏ねていた秋口、いざ幕が開いて観劇してみれば、今年のJWもとっても楽しかったです!!!

私は初演JWを観劇していないので、13年トニトニから、昨年新春、そして昨年今年のJWと、JW歴三年目です。薮P・桐山P、錦織P、そして今年は内P

P役が若手から大ベテランになった新春JWを経て、いま一度若手、というか、中堅処にプロデューサーの年齢が若返りました。JWにおいてプロデューサーとえびの関係は、物語の見方に大きく変動してくる、ということを今年で学びました。

今年のJWが個人的にすごく見やすい、というか、今までにない場所への着地点を見つけられたので、せっかくなのでまとめて置こう!と思いこの記事を書いております。

 

 

プロデューサーとA.B.C-Z

JWにおけるA.B.C-Zの立ち位置は「プロデューサーの一番の理解者」です。それはえびの登場シーンで明確に台詞として表されていて、トニトニ、新春、そして今年とその立ち位置は変わっていません。

 

トニトニ薮Pは、今となっては一番若手になりましたね。トニトニではえびも「理解者」と台詞にはありましたが、薮Pに反発の念を抱いているような台詞があり、振り返ってみれば今程Pに寄り添う関係ではないように思えます。「薮P=完全なる孤高の人」という印象です。

 

新春JWの錦織P。A.B.C-Zの舞台において少年隊の存在は欠かせません。ABC座は少年隊PLAY ZONEの系譜だと私は思っています。言うてしまえばA.B.C-Zの大本である少年隊の錦織さんが演じるプロデーューサーの傘下にA.B.C-Zが着くというのは、納得しかない構図です。錦織さんは事務所内でも舞台上でも飛びぬけてキャリアの深い方なので、ジャニーさんの影も投影しやすく、新春JWで私は「プロデューサー=ジャニーさん」が明確にイコールで結ばれて見えるようになりました。

 

そして今年の、内P。薮くんより大人で、錦織さんより若い。薮くん以上錦織さん未満の経歴を持つ、今までのPの真ん中にいるのが私の中の内Pの立ち位置です。

今年の内Pも「SHOW MUST GO ON」の精神は健在で、勝利が事故に合ってもショーを続けることを命令します。そんなPを「狂気の人」と二人が呼んでいるのも例年通りなのですが、内Pは今までのPよりも人間らしさが残っています。今年の内Pは「健人と勝利が自分の気持ちをわかってくれない」ことに悩んでいたのです。

「ショーでは観客を全力で楽しませなければいけない」

「日常では見られない華やかな世界をショーでみせるのが使命」

「狂っていて何が悪い。そんな狂っている俺の頭の中からショーは作られている」

 内Pの台詞は孤高の薮Pともベテランの錦織Pとも違う、まだ何処か迷いがある。ショーのためにすべてを犠牲にしきれていない、人間臭い葛藤を内Pに感じました。

 

A.B.C-Z内P

今回もA.B.C-ZはPの一番の理解者であり、Pの頭の中にあるショーの世界を、観客とPとを誘ってくれる暦の案内人です。

先にも書きましたが、内Pには、自分のつくるショーやその在り方を、プレーヤーである健人と勝利にも理解して欲しい、という人間的な感情のブレを感じました。*2

これは観客の前で披露されている現実世界のショーなのか、内Pの頭の中の世界に健人と勝利が巻き込まれた世界にあるのか段々わからなくなってきて、気づけば12月、完全にショーの世界に取り込まれた健人が勝利に向かって刃を向けます。

12月。そんな2人を高みから冷えた表情で見降ろす内PA.B.C-Z。今年のえびは12月の戦争には参加せず、内Pと共に静観する側に回っています。私はそれが、「A.B.C-Zもプロデューサー側の人間」であることを意味し、内Pの一番の理解者であり時の旅人であるA.B.C-Zショービジネスの世界に憑りつかれてしまった亡霊」のように思えました。

 

ここで思い出されるのは堂本光一くんの舞台「SHOCK」です。死んで尚ステージの上で踊り続けたコウイチ。内PとA.B.C-Zも、死の描写こそなかったけれど、そちら側の世界へ辿り着いてしまったように私には感じました。しかも、完全に「人間側」である健人と勝利に対する葛藤を抱えたままの内Pを「そちら側」へ手引きをしたのは、他の誰でもない、A.B.C-Zです。

今年のJWのA.B.C-Zは、内Pの一番の理解者でありながらも、内Pより高みの世界、「ショービジネスの世界に憑りつかれた亡霊」です。これが!ジャニーさんの中のA.B.C-Zの位置づけなのだとしたら!!恐ろしい、そして、途轍もなく美しいです。

トニトニでは滝の決壊に呑まれて、新春JWでは勝利を助けて死んだPが、今年は死にません。でも、死なずして内Pは亡霊になったのです。

劇最後、地球へ帰る勝利と健人に対して、内Pは自分は地球へは帰らないことを伝えます。勝利が内に向けて「あなた“も”時の旅人になるんですね」、そしてジェシーは「宇宙はいいところだけど、此処は俺たちの故郷じゃない」と言います。

最初から時の旅人だったA.B.C-Z、自らの意思で時の旅人になることを選んだ内P。内Pがこれから行こうとする世界で、既にそこの住人であったA.B.C-ZA.B.C-Zはプロデューサーの一番の理解者であったと同時に、プロデューサーを「宇宙=ショービジネスの亡霊世界」へと誘う存在だったのです。

 

 

 

JW期間中に発売された雑誌で、河合くんが非常に興味深い話をしていました。内PはSHOCKのウチと同じ世界線にいる」、という解釈です。これは河合くん個人の解釈で、ジャニーさんに特別何か言われたわけではないようなのですが、さすがジャニオタ河合くんです。この解釈、最高すぎます!

内PをSHOCKのウチとして考えると、元プレーヤーである内が、時を経てPの立場になったとしたら。それはつまり、SHOCKのコウイチと同じ立場。内Pが口にする「SHOW MUST GO ON」、事故が起きても怪我人が出ても、「幕が開いたらSHOWを続けなければならない」という強い思念。時には人の感情を無視した残酷にもなりうるその理念に対して納得がいかない。

トニトニ薮P・新春錦織Pにもなかった「健人と勝利が気持ちをわかってくれない」ことに対する葛藤が内Pにあったのは、コウイチの無茶な要求に振り回された過去を持つウチが、勝利たちの立場にかつての自分を重ねていたからではないでしょうか。*3

 

 

ジャニーさんの造る世界、「Johnnys' Wolrd」

JWのプロデューサー=ジャニーさん、と直接イコールで結んでも過言ではないかと思います。舞台のタイトルが「Johnnys' Wolrd」であるように、私はこの舞台を、演劇やショーを見るというより、まさに文字通り、「ジャニーさんの造る世界を知る」という気持ちで楽しんでおります。

そう至った経緯としては、過去記事にも書いたように、ジャニーさんがA.B.C-Zを特別な存在として扱っているところ。そして2015年元日に放送された、蜷川幸雄さんとジャニーさんの対談をラジオで聞いたことが、自分の中でJWの見方を大きく変えた出来事だったと、自分ではそのように思っています。

私は舞台作品を観るようになったのはえびがきっかけなので、「舞台とえび」の往復運動は、どの作品を見るにあたっても切っても切り離せない二つ並びの大事な要素です。

 

 

今年のJWで印象的だったのは、ジャニーズ舞台によく用いられるシェイクスピアの引用がなかったことです。*4ジャニーさん本人が伝えたい言葉を、ジャニーさんの言葉で、演者が口にする。その伝えたいことが今年は例年以上に直接的に綴られていたことが印象的です。

 

 

 内くん、Sexy zoneの健人と勝利、A.B.C-Z、Mr.King―――ジャニーさんの秘蔵っ子たち。今年は更に幼いジュニアも数多く参加して、新しくグループ名もついて、JW=ジャニーさんの世界という図式が一層強調された演目だったと思います。

新春JWでは錦織Pから直接鍵を渡された勝利、今年のJWで内Pの考えに賛同出来ないといいつつショーの魔物に取り憑かれて勝利に刃を向けた健人。ジャニーズ舞台の代表であるSHOCKの世界とJWの世界の糸を紡いだ内くん。出番や番手は一番ではないけれど、プロデューサーの一番の理解者という立ち位置で毎年出続けているA.B.C-Z。帝国劇場という歴史ある舞台に立つには幼すぎるちびジュニアたちは、明るい未来の象徴であり、未来に賛歌を送るジャニーさんからの平和を願うメッセージです。

 

 

舞台期間中にはシーンの追加がありました。その追加シーンにはA.B.C-Z個々に役割を与えられています。

倒壊した家の下敷きになった兄・戸塚くん、神風特攻隊・橋本くん、米兵に立ち向かった兵士・塚田くん。

贅沢は敵だ、御国の為に全てを差し出せ。砲弾が足りない、家中の金物を工場へ運ベ。食糧は前線の兵士達に送るのだ。学生諸君へ告ぐ。制服を脱ぎ、今すぐ軍服に着替えろ。良いか、何があろうと、敵から祖国を守るのだ。

マントのような衣装に身を包み、地球儀を手にした河合くんは同じような出で立ちのたくさんのJrの真ん中に佇んでおり、上に書いた米兵に立ち向かう塚田くんに発破をかけるかのような台詞を喋る様は戦争を統べる者、とでもいうのでしょうか。

そして突然現れる宙に吊るされた五関くんの「戦争はあってはならない」といういつになく直接的な訴えを以って戦争パートは終了し、次のオリンピックパートへ繋がります。

 

えびちゃんたちの出番は確かに少ないんですけど、JWにおけるA.B.C-Zの重要さとその地位は年々上がっているように感じます。

今年はついに内Pが台詞で「俺の理想のショーは少年隊」と明確に断言していましたが、昨年錦織さんの後ろで踊ったのも、今年内Pと一緒に隊メドレーを踊ったのもA.B.C-Zです。

昨年は大ベテラン・錦織Pの直属の傘下にいたA.B.C-Zは、中堅・内Pを上へと引っ張り上げる存在でした。

ショービジネス界の亡霊度合いは、錦織P>SHOCK・コウイチ>A.B.C-Z||宇宙と地球の壁||>内P>健人・勝利他Jrたち、という認識です。錦織Pとコウイチは株式会社・時の旅人に所属するA.B.C-Zの上司に当たる人だと思う。そこに内Pを中途採用ヘッドハンティングしたんじゃないかな。

 


出番の多さではおいしくないのでしょうが、JWというジャニーさんの色が存分に発揮されるこの舞台においてのA.B.C-Zの使われ方は、個人的には申し分なく大満足です。

今年のJWでプロデューサーによって演者の関係性や立ち位置がちょっとずつ変わっていくことを知れたので、来年のプロデューサーは誰かなぁと今から楽しみです。いつからA.B.C-Zからプロデューサー役が出てもいいのでは?順当にいくなら戸塚Pか河合Pでしょうが、橋本Pがおにい四人を従える図も見てみたいな~~~!!夢が膨らみます!!!

 

ジャニーさんの魂が純度高く注がれているJohnnys' Wolrdという舞台が今後どうなっていくのか、これからも楽しみにしています!

*1:最初にこの記事を書き始めたのが2月のことだったのでかなり時差のある書き出しになってしまいました…^O^

*2:「今年はJWに内くんが初めて参加するから、改めてどういうストーリーなのか、新鮮な質問をされたので刺激になった」とJW関連の記事にえびのメンバーが答えていました。今までの公演に参加してきた人が内くんに教えたように、内Pも演者へ教えわからせたかったのだと思うと、現実と物語が繋がって感じられてドキドキします。ジャニーズ舞台っぽい!

*3:そして毎年恒例の見学に来た光一くんが今年はOPで内Pにだっこされてフライングしたと聞いて、SHOCKのコウイチがPになったウチに抱かれてフライングしてるーーー!!!とあまりのエモさに卒倒するかとおもいました…見たかった……。

*4:昨年もそうだったのかもしれないけど、昨年は公演期間が1か月と短すぎて、きちんと租借する時間がなくてあまり覚えてないのです…^o^残しておけばよかった~~~