えりあし

思ったこと、残しておきたいこと、いろいろ

「塚田担的に今年の塚田くんソロはどうなの?」と訊かれたので書き留めさせてください

 

A.B.C-Z5周年ツアーが始まっていますね。アリーナ公演を終え、このあとはホール公演を控えた間の期間です。

自担であるA.B.C-Z塚田僚一くんの今年のソロは、1年ぶりの塚☆リカでのパフォーマンスです。

(リカ誕生の経緯やその他諸々は『DARKNESS(LOVEです☆ver)[feat.塚☆リカ]』記事に書いたので、55コンでリカに初めて会った方はよろしければこちらをご参照ください。)

 

えび担の友達(他担)にこのような訊かれ方をしたのは今回が初めてではありません。

忘れもしない2014年8月14日、Legendコン初日。昼公演が終わり大阪オリックス劇場を出て、劇場前すぐの新町北公園で打ちひしがれていた私に、会う友達会う友達がほぼほぼ同じ言い回しで「私は楽しかったけど、塚田担的にどう?」と尋ねてくれました。Legendコン初日は、リカが公的に女子アイドルになった最初の日です。

私は確か「結果的にみんなが楽しかったからオッケー!」と答えた気がします。何目線の答えだよ!って自分でも思いますが、塚田担目線の話です。

 

過去の記事でもでかでかと書きましたが、私は塚田くん名義の塚田くんのソロ曲がずっと見たいんですよね!!!!!!!*1

 

結論としては今年も楽しかったし、前記事にも書いたように塚田くん本人が出てきてくれたことで私の中の塚田担メンタルのボーダーラインは救って貰えたので、塚田くんとの和解は成立しているのですが、デビュー5周年という節目に便乗して、これを機会にちょっと自分の心の内訳を整理展開していこうと思います。

 

 

私の中の今年の塚田くんソロ曲で大事なことは、①楽曲提供が入ったこと、②パフォーマンスとして面白かったこと、③アクションシーンが復活していたこと。主にこの3つです。

 

 

①楽曲提供が入った

今年の塚田くんのソロ曲は、現代の女子アイドルソング界のスター・ヒャダインさんの提供です。今年のコンサートはまずソロをやるかやらないかも未定だったらしく、アルバム制作にあたってヒャダインさんに曲をお願いするのはどうか」とポニキャ側からの提案が始まりだったそうです。

塚田くん自身、ももクロやでんぱ組を聴いている話はコンサートで塚☆リカを初披露する前から雑誌で話していたし、『気にせずGo My Way』も『DARKNESS(LOVEです☆ver)[feat.塚☆リカ]』もどちらも曲の切り替わりが激しく、楽器以外に様々な音が組み込まれているところはヒャダイン楽曲を彷彿とさせたし、ソロ曲作りにおいて塚田くんは「やりたいことがありすぎて全部詰め込んだらこうなった」と話してもいて、それはヒャダイン楽曲におけるヒャダインさんの思想とも見事にマッチもしています。

塚田くん本人も前からヒャダインさんに曲を作ってもらいたい!」と雑誌でラブコール送っていましたね。それがポニキャを通す前にファンのリプライからヒャダインさん本人に届いていたことは驚きでした。その辺のくだりは塚ソロ制作のPON!密着の様子にて。

何が言いたいのかというと、今年のリカのスタート地点は塚田くん本人ではなかったんですよね。ヒャダインさんにお願いするのはどう?」なんて言われたらそりゃ~「できるんですか?!」って食いつくし、実現出来るんだったらリカ一択だな!って自分の中ですとんと納得がつきました。塚田くんの一存でリカへと舵を切ったわけではないなら塚田くんと喧嘩する理由はないですし、今まで自作*2で済んでいたものをわざわざ他所の、しかも界隈でかなり有名な方への依頼をポニキャ側から提案してくれるなんて、今までの塚田くんの実績を買われてのことだと思うので、よかったね塚田くんー!と塚田くんのおたくはにこにこぱちぱちです。

自作からの楽曲提供は喜ばしいステップアップではありますが、同時に塚田くんの手元を離れる、塚田くんの世界観の純度が下がることの懸念も連れて来ましたが、その話は②に繋がります。

 

 

②パフォーマンスとして面白かった

PON!で塚田くんが「水着でレゲエダンス(逆さになって腰振り)したい」とか言い出すもんだからこちらはそれはもう喧嘩態勢に入るしかないですよね!!!!!!塚田くんすぐ脱ぎたがる!!!!見せたがる!!!!!!自分の体を安売りしないで!!!!!!!!

つかブロで塚田くんが「みんな変態~!」とかいうのでスマホ片手に「うるせえ!!!!!」って怒りました。大喧嘩です。

それでもまあ塚田くんのことだから、初日が明けたらなんやかんや楽しいんだろうな~とは思っていたので、塚田くんの露出癖との喧嘩だけにどうにか留めてウキウキ大阪へと足を運んだのですが、ポールダンスまでの演出がすごすぎて、喧嘩どころじゃなかったですね……。

過去の積み上げがあってからの楽曲提供は嬉しかったんですけど、私はリカのファンではなく塚田くんのファンなので、塚田くんが作るリカのことは好きだけど、塚田くんじゃない人が作るリカに対してのモチベーションがいまいち上がらなかったんですよね。でも蓋を開けてみると一億パーセント塚田くんの世界だったので、いらぬ心配でした。

「外が暑くて家から出たくないからおうちでネットサーフィン=動画サイトを回って夏フェス気分を味わう☆彡」と現実味のある楽曲のストーリー展開を、冒頭の映像*3で一気に打ち砕くその豪快さ。塚田くんの世界って本当に唯一無二だし、自分の追求するパフォーマンスのために他人に作って貰った楽曲を初お披露目時点であそこまでいじれる塚田くんの強靭な精神性めちゃくちゃシビれました。

過去の苦い経験から、自担がバラエティ班として活動を続けていくと、いつかは世論とかいう雑で強大な力に個のキャラクターを無責任にいじくられてしまう危惧に日々怯えながら過ごしているのですが、塚田くんの空前絶後なキャラクター性と塚田くんの発信力が凄まじすぎて、ソロ曲の楽曲提供くらいではくるっとまるっと自分の世界観で全部を包み込んでしまえるくらい、塚田くんには風呂敷が大きいことを見せて貰って、未来への不安をちょっとだけ解消させて貰えました。

心配していた過剰な露出も、露出は高いけど水着ではなくなっていたし、目玉のパフォーマンスがレゲエダンスではなくポールダンス*4にスライドしていて、かつそのパフォーマンスが塚田くんの身体の特性にとてもよくハマっていて、普通に圧倒されました。塚田くん、やっぱりすごいなあ…。三浦春馬くんの『キンキーブーツ』のパフォーマンスも感動したけど(リハ風景を動画で見た)、男性であの柔らかさが出せるって本当にすごいです。塚田くんの身体遣いは運動学的にとても正しいので、見ていてとても気持ちがいいです。

リカとしての目玉はポールダンスですけど、個人的に一番大事なのは次の③。

 

 

③アクションパートが復活していた

塚田くんソロといえば、星劇場もサマリーもついんくるコンも、一貫してクロバットを絡めたアクションが目玉でした。

塚田くんがコンサートのソロでリカを執り行ったのは2014年と2015年のコンサートツアーで、リカをお休みした昨年の2016年春夏は、塚田くんは初の主演舞台『ボクの穴、彼の穴。』の真っ只中でした。

戦場の兵士という心身共に極限状態にある役を演じた影響からか、初めて塚田くん自身がリカではなく自分のために作詞作曲した楽曲『へそのお』は全部で90秒という驚異的な短さの他、様々な要素を削いで作られた非常にシンプルな楽曲になりました。SLTコンサートで披露された『へそのお』はリカというキャラクターどころか、塚田くんの歌もダンスもアクロバットも全てを削いで、ほぼ全編をお客さんに歌ってもらうという斬新すぎる演出になったのですが、それはさておき。

そんな舞台『ボク穴、彼の穴。』のパンフレットで塚田くんは「アクションモノに出たい」「出ないとバチあたりなんじゃと思うくらい」「この体を授かったんだから」と、自身の身体能力の高さをアクションで生かしたいことを明言しています。

そもそも塚田くんがソロ曲でリカを始めるようになったのも、自分のやりたいことではなく、みんなが喜ぶものを追求して辿り着いた先のキャラクター*5なので、そういう意味でリカは塚田くんのアイドル性そのものなのだと私は思っています。「みんなが見て楽しいもの」を塚☆リカとして昇華させ、コンサートで二度目のリカに臨む最中アウト×デラックスに出演し、以降バラエティ番組に呼ばれる機会がぐぐっと増え、A.B.C-Z=塚ちゃんのいるグループ」が成立するほどの一般知名度を獲得しました。

 自分のやりたいものよりみんなが楽しむものを選ぶ、って大事なことだけどなかなか難しくて、女の子に置き換えていったら、自分の好きな洋服より自分に似合う洋服を選べるか、に近いかな。「みんなが楽しむもの」を考えながらも塚田くんは、自分の好きなもの・やりたいこと・見せたいものをソロの表現に込めてくれているから、受け止めたいって思えます。

私は塚田担なので、リカより塚田くん自身に歌って踊って欲しいけど、でも塚田くんがリカを選ぶなら、リカに塚田くんの意思が宿っているなら、私はそれを受け止めて咀嚼したいです。って書くとなんだかリカのことが嫌いっぽく聞こえちゃいそうだけど、そうじゃなくて、私は!塚田くんが!好きなんだ!!!

そんな風に、一度はお休みしていた塚田くん自身の「やりたいこと」であるアクションが、今年にまた復活していたことがすごく嬉しかったんです!!!

主に映像だし、闘う相手がhyde五関さんとDJトッツーだし、レコードや靴裏から炎が噴き出てくるから大分コントなんだけど、それでもやっぱり「闘う塚田くん」ってきっと、塚田くんの中でも「バチあたりなんじゃと思うくらい」大事な部分だと思うんです。

塚田くんのやりたいことと、コンサートでみんなが楽しめる気安さとが、ちょっとずつ重なって混ざり合ってきてて、塚田くんも自分や自分の表現にどんどん自信が持ててきているように感じています。アクロバットの難易度を上げても、そのすごさや難しさ分の反応を自分や客席が返せないことがもどかしかったから、「楽しい」を切り口にまた塚田くんのやりたい仕事に近付けていったらいいな。

 

 

そんな5周年と塚田くんのソロ曲についての話でした。おしまい! 

 

 

 

名古屋公演のMCで塚田くん、「リカじゃなくしたらスタッフさんが寂しがってた」「WSでリカばかり取り上げられてしまって、A.B.C-Zのコンサートなのに悔しかった」と話していたそうで、つ、つか、塚田くん……!!!(:o;) (:o;) (:o;) 

*1:って散々言い続けてたから、きっと友達も私に気を遣ってくれたんだよね…いつもありがとうね…。

*2:リカちゃん☆ファクトリー=塚田くんとポニキャスタッフの共作

*3:ハワイからバク転で会場に駆け付ける

*4:ポールダンス自体は一度5人でLegendコンでやってたけど、あれはポールダンスというより装置のボビンがメインだったもんね。

*5:当時アイドルにハマっていたので目標と好みが見事に合致したんだと思います