えりあし

思ったこと、残しておきたいこと、いろいろ

文字で読むフィジカル A.B.C-Z・塚田僚一連載「裏えびブロ」のススメ

携帯/スマートホン向け有料サイト「Johnny's web」内にて、自担であるA.B.C-Z塚田僚一くんが毎日(!)更新を続けている個人連載ブログをご存知でしょうか。その名も「裏えびブロ」

www.johnnys-web.com

A.B.C-Zページから読めます。 

 

 

裏えびブロの始まり

「裏えびブロ」連載が始まったのは2019年1月1日。web担当者に案を持ちかけ、見事採用を果たした塚田くんの持ち込み企画です。

「裏えびブロ」は、2018年に塚田くんが投稿していたブログ記事*1を振り返り、当時の心境を1年越しに綴る、1年前の答えあわせブログになっています。

2018年1月1日の記事で塚田くんが掲げていた目標は、Johnny's webトップページにあるその日に更新されたページを表示される「Artist Corner New Arrivals」に1番登場すること。

毎日全タレントを確認していたわけではないので達成出来たか否かはわかりませんが、有言実行、2018年の塚田くんはほぼ毎日更新を続けてくれました。

 

 

ジャニーズとインターネットと裏えびブロ

「裏えびブロ」連載第1回目の記事によると、2018年当初、ジャニーズのインターネットでの顔写真掲載はまだ解禁されておらず、塚田くんは近い未来にネットへの進出するだろうと見越し、そのためには自分もネットの楽しみ方を知っておかなくてはいけない。いつか来たる未来のためにネットへの馴染みを深めるべく毎日更新の試みを思い立ったそうです。

程なくして塚田くんの目論見は見事的中し、2018年にネットニュースへの写真掲載が解禁され、Johnny's web内でもFC会員のみ閲覧可能な顔写真の掲載が始まり、ジャニーズJr.のYoutube企画も同時期にスタートしました。

 

 

裏えびブロが綴るもの

 「裏えびブロ」では1年前の同じ日付に更新した記事を基に、当時連載していた「塚ちゃん王国」*2の在り方、ブログの書き方への挑戦と模索、それに対するセルフツッコミ、メンバーの話などが綴られており、また、塚田くんは手帳にその日あったことなど日記がわりにメモをつけていて、連載中にも時々その手帳を読み返す記載があります。

裏えびブロには、表のえびブロで使われている顔文字や絵文字は使われていません。背景のと文字の(と、時々写真)。絵文字を使うことで映える色彩の装飾と、顔文字を使うことで察せる心情描写がおそらく意図的に省略されています。

この「裏えびブロ」は塚田くんがより深く言葉と向き合うことへの挑戦、そしてアイドルの心情をどのように、どこまで読み手に伝えていくかを測っていく連載であることが推察できます。

 

 

裏えびブロ塚田くんの武器

塚田くんの武器は、ダンスやアクロバット、それを支える優れた身体能力などのフィジカル面。映画に舞台に音楽にお笑いに旅行に人との集まりにぴょーんと出掛けていく行動力加えて、SASUKEやコンサートのドキュメンタリー映像で見られる、自分の現在の立ち位置や今後の見通しなどを言葉にして語るロジカル思考*3

2019/01/08の記事では、1年前といえど自分の書いた記事を「よくわかない」「恥ずかしい」「載せたくないくらい(笑)」と率直に感想を述べる塚田くん(おたくもよくわからなかったよ)ですが、「どうしたら面白くなるか考えていた時期」と続け、内容に意味はなくとも、行動に意図はあることを改めて教えて貰いました。

ブログに限りませんが、塚田くんの頭で思ったことを直で外に吐き出した思考や言葉は、奇想天外すぎて口の中に含むことすらままならないことが多いのですが、そこには必ず塚田くんなりの意図があるんですよね。だからこそ、「女子アイドルになりたい」*4というジャニーズアイドルがそれ言う?!な夢をコンサートのソロ曲で完成させ、おたく側にもクオリティという力業で納得させるエネルギーに繋がっていくので、塚田くんという人は本当に面白いです。

 

 

裏えびブロとアイドルの発信

塚田くんは現在、アイドル雑誌以外の連載を持っていないので、Johnny's webは塚田くんの貴重な発信媒体です。

「裏えびブロ」の本体であるメインのグループ連載「えびブロ」は、これまでの毎週火曜にメンバーが1人ずつ順に更新していく形式から、2018年2月13日のリニューアルからいつでも誰でも更新できる自由更新に変わりました。「裏えびブロ」の毎日更新同様に、本体である「えびブロ」でも塚田くんは細かく更新を続けてくれています。

毎日ブログを更新をするということは、毎日何を書くか考え、どのように記すか構成を練り、実際に文字に起こし間違えを直したり調節したり…という手間と時間を×2掛ける必要があります。

自分の話をすることは努力をひけらかすこととも紙一重で、自分の内面や裏側を語る行為はともすればみっともなさを露呈することにもなり得ますし、このご時世、何がきっかけで炎上するかもわかりません。大人になっていくと「何を話すか」よりも「何を話さないか」の方が重要になってくる中、自ら発信の数を増やした塚田くんの行動力と、ただ発信するだけではなく面白くわかりやすく伝えてくれる筆力、途中抜ける日があってもまた連続更新を再開できる持続力

塚田くんが手間を掛け時間を掛け様々な篩や天秤に掛けた思考の形を、たったの月額315円で毎日読めるなんて贅沢極まりねえ〜〜〜〜!!!!(大の字)

1年時間を置いたことで塚田くんがふと、新しい気付きに辿り着いた瞬間をリアルタイムで目の当たりに出来ることも楽しみの1つです。

 

 

裏えびブロから見える塚田くん

とある作家さんが、「人は口では何とでも話せるけど、行動には手間と時間が掛かるから、行動を起こせる人は信用出来ると話していて、真っ直ぐに塚田くんのことを思い出しましたし、これまで行動で示してくれた塚田くんが、今度は言葉で気持ちを伝えてくれてようとしていることへも塚田くんの内面の変化を感じます。

少し前の塚田くんは、言葉で語ることに窮していた印象がある*5ので、行動を積み重ねてきたことで自信もついてきて、今の自分なら思いの丈を言葉にして伝えても大丈夫だと、思えるようになったのではないでしょうか。

2018年の塚田くんを振り返る2019年の塚田くんを私は、私が塚田くんを好きになってから今に至るまでの塚田くんを透かせて見ています。その楽しみ方が出来る自分であることが嬉しい。長く見ているといいことがあることを教えてくれたのはA.B.C-Zと塚田くんです。

それと同時に塚田くんは、新しく知った人にも1年前の自分の記事をサルベージすることで、当時を知らない人にも過去の自分を見せて、そして今の自分の言葉でそれを伝えてくれる。そういうA.B.C-Zの、誰も置いてけぼりにしないでいてくれるところが、本当に優しくて大好きです。

 

 

Johnny's webに登録してる方もまだの方も、宜しければ是非塚田くんの記録を覗きにいって、そして塚田くんという人を文字から体験してみてほしいです。

t.co

塚田くんは楽しいし、何よりも飽きない。そう、飽きないんです。もう6年追ってるのに全然飽きない。

デビューしたのは20代後半、初めて個人でバラエティレギュラー番組が決まったのは30手前。アイドルとしては遅咲きだけど、社会人としてはまだまだこれから。大人になってからも、人は変われる。

私がA.B.C-Zに夢と希望を感じる1番の理由です。

 

 

 

 

 

 

「裏えびブロ」はファン向け有料コンテンツであると同時に、外部に連載を持たない塚田くんのポートフォリオも兼ねていることを思うと、私が願うことは1つです。

 

 

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塚田僚一くんのムック本が発売されますように!!!!!!!!!!!!!!!!(※画像はイメージです)

 

 

 

 

 

*1:2018年2月5日現在は「塚ちゃん王国」より引用

*2:記事を書いているのはA.B.C-Z塚田僚一くんではなく、塚ちゃん王国の王様・塚ちゃん王が書いているという設定の連載。我々読み手はその国民です。普通にキャラブレする。

*3:【ここ読み飛ばしていいやつです】人間の体って本当に不思議で、でもその基礎は解剖・生理学などの学問として説明されています。身体を動かすことに長けている人、プロのアスリートは人体のロジックを人に教わったり自分で勉強したりと個人でも把握し、論理的な思考回路と行動のトライアンドエラーを日々積み重ねているんですよね。塚田くんもその一人だと思っています。好きです。

*4:わからない人は「塚☆リカ」で検索してみてね

*5:コンサートでSASUKEの宣伝やイットランズの告知を渋っていた時期がありました。それが今では他メンの舞台日程まで把握している宣伝番長になってる!経験と月日!