えりあし

思ったこと、残しておきたいこと、いろいろ

A.B.C-Z 5Stars 5Years Tourを終えて

2017年7月30日から始まったA.B.C-Z 5Stars 5Years Tourが9月15日にオーラスを迎えました。
アリーナ公演を終えたときにも記事を書いたので、今回はホール公演とツアーの振り返りをしようと思います。えび座が始まる前に…!!
 
 
例年より公演数が多かったこと、今年は構成の中心が河合くんから戸塚くんへ移ったこと、アルバムをリリースしながらも5周年という節目だったことなど、様々な思いが重なったこともあってか、毎公演毎公演とてもドラマティックで、入る度にオーラスを迎えたような温かな余韻に包まれて、びっくりするほど特別で優しくてとてもとても幸せな5周年ツアーでした。
 
 
 

アリーナからホールへ

ホール公演は2014年Legendツアーぶりで、個人的にA.B.C-Zをちゃんと好きになって初めて参加したコンサートがLegendツアーでした。Legendツアーはお盆の大阪オリックス劇場で始まり、9月の代々木体育館で終わったので、ホールからアリーナへ、小さい箱から大きな箱へ拡大する流れだったのですが、今年の55コンは逆の流れ、大阪城ホール横浜アリーナを経てのホール公演でした。
小さい箱から大きな箱への軌跡は、ジェットコースターを昇るような気持ちでワクワクを募らせていたのですが、いかんせんアリーナ公演がめちゃくちゃ楽しくて幸せでエモーショナルで、例年通りだとそこでもうオーラスって感覚だったので、そこからホール公演って気分になかなか切り替えられなくて、もちろん楽しみではあったのですが、いつもにない流れでイメージが掴めないことへの漠然とした不安があったのですが、そんな不安なんか跡形もなく消し去ってくれる、ホール公演ならではの空間で、より一層5周年という節目を味わい深く噛み締めさせて貰いました。
 
ホール公演はバックがつかずの5人だけのパフォーマンスでした。5人しかステージ上にいないということは、5人しか見る人がいないということで。バックもバック担もいない空間で、A.B.C-ZのファンだけでA.B.C-Zを独占出来るというめちゃくちゃ贅沢な空間を用意してくれました。アリーナ公演がみんなでワイワイ大勢で楽しむパーティなら、ホール公演はそのパーティを抜け出して好きな人たちだけで楽しむ秘密の二次会みたいで、ちょっとだけいけないことをしているような、その背徳感がまた楽しさと幸せに拍車を掛けてくれて、A.B.C-Zの現場は行くといつも幸せな気持ちになりますが、いつも以上にお腹いっぱいにして貰いました。
 
大阪で初日、横浜で関係者各位へのお披露目、名古屋でデルサタコラボ、大宮で抜き打ちGo!Go!5コール、神戸で塚田くんの怪我、福岡で塚田くんの松葉杖スペシャル公演にてふみとつかだ『友だちへ』歌唱と戸ソロに塚イン、仙台も塚田くん松葉杖スペシャル公演仕様でオーラスにて河ソロに五イン、忘年会流出映像と、実に濃密な全13公演でした。
 
アリーナ公演の目玉である5Star Shipはなくなりましたが基本的な演出はアリーナとほぼ変わらずで、ステージ転換のために客席降り多数と、五関くんソロに他メンがセルフバックにイン、などとホールならではのちょっとした演出追加がありました。
アリーナ公演での「大人にお披露目」という大仕事を終え、久しぶりの地方公演や狭い会場など、えびちゃんもまたホールの楽しさをたくさん感じているようで、お互いに幸せしかなくてすごく素敵な時間でした。
 
名古屋では塚田くん橋本くんが隔週出演しているデルサタのカメラが入り、濱口さんと一緒に6人でざえびを披露、その模様が名古屋で特番として放送されました。昨年春からレギュラーで出演を重ねたデルサタが、久しぶりの名古屋公演を機にコンサートとタッグを組むなんてすごいですよねえ…。この辺はネットニュースにもなってましたね。
 
今年は大阪、横浜、名古屋、大宮、神戸、仙台を各1公演ずつ、計6公演入りました。戸塚くんの「無理するときは頑張って」の言葉に肖って、大分無理して頑張ったんですけど、なんにも悔いがないし無理してよかった。回数重ねるとリピ客も増えていくと思うんですけど、どの会場も熱くて、だれたり飽きたりなんか全然してなくて、今までのどのツアーどの公演よりも声が出ててた(個人の体感)し、楽しもう!いいものにしよう!という客席からのアプローチもすごかった。それはえびちゃんたちも感じていたみたいで、公演中そのようなことも言ってくれて、客席とステージ上のキャッチボールがうまくいきまくっててすごい空間でした。
 
神戸では塚田くんが怪我をしてしまって、塚田担としていつの日にか来ると覚悟してた「自担の怪我の現場に立ち会う」も経験してしまったのですが、その話はまた追々…。喜ばしいことではまったくないのですが、そこでまた空気が変わったのは事実として存在して。福岡、仙台では塚田くんは松葉杖をついてのスペシャル松葉杖公演だったりの話もやはり別記事で…。むずかしいね、このへんの話ね…。
 
 
 

河合くんから戸塚くんへ

2014年Legendツアーから総合演出のクレジットに大々的に河合郁人の名前が入るようになりました。ついんくるコンは外部発注だったのかな?Legend、アリサマ、SLTと河合くん演出が続いてからの、この5周年のタイミングで戸塚くんへのバトンタッチは興味深かったです。河合くんが舞台で忙しいから替わった、なんて理由はファウスト再演やってシンガポール行ってMWの制作にも携わって帰国翌日にサマパラに出ていた2015年の方が圧倒的に忙しかったので全然信じられないので建前として、個人的にはみんなに自信がついたからそうなった、という気持ちで受け取っております。
1から100までそうとは言いませんが、A.B.C-Zに何かあった時にまず率先して動いてくれるのが河合くんなのだと思います。
 今でこそ、というか今年がすごかったな。メンバーへ甘え倒す河合くんをたくさん目撃しましたが、2014~2015年あたりはどういう訳か河合くんに対して当たりが強い層が多くて、その時期って河合くんがひとりで背負い込んで頑張りすぎちゃってた(とされた)時期でもあったんですよね。そのときの、というか、A.B.C-Zの河合くんという人そのものを表した記事がこちら。
 やり方がそもそも合わない、っていうのはメンバーいじりや自虐ですね。そのやり方を楽しいと思うか否かは好みの問題になるので一概に悪!と言い切られると、そんなことはないぞと返したくなりますがそこはまあさておき。
Legend、アリサマ、SLT、そして各メンバーの個人仕事の経験を経て、自分の意見を言うことに引け目を感じなくなったんだろうな、と思っています。
みんながみんな「これ!」と意見を断言できる根拠も自信もない中、コンサートという大仕事の責任を一手に引き受けるにはめちゃくちゃ勇気がいることだと思います。ワーホリ旅を見てるとA.B.C-Zは仕事面でメンバー同士の衝突を避けているような節があったし、みんな相手の意見を尊重することを是としているので、これ!と断言するほどの自信も、これ!と道を提示してくれる河合くんの意見を否定することも出来なかったんじゃないかな。
河合くんの意見を尊重して受け取ることの次段階として、自分の意見もそこに乗せていく作業が出来るようになったんですね。A.B.C-Z、成長してる!河合くんも違う意見があるのに言ってくれないのは困る、的なことも何かで言っていたなあ。
そんな中ずっと帆を張り舵を切り、A.B.C-Zという船が進む先を示してくれた河合くんの強さと逞しさを思うと目頭が熱くなります。
 
河合くんのセトリはジャニオタな河合くんらしいわかりやすい構成で、各パート分けや山場に向けた盛り上がり、最後はバラードでしっとりと、ジャニーズコンサートの王道、遊園地のアトラクションのような構成だったと思います。
一方戸塚くんは、ここ一番の山場を目掛けて上っていくというよりは、戸塚くんが言葉で文で発信するジャニウェブ連載『伝打伝助』や戸塚くんのえびブロなどといった、まるで一冊の本を読んでいるみたいに、あちこちに文脈が散りばめられたとても叙情的なコンサートでした。
河合くん中心でも戸塚くん中心でも、他のメンバーの意見ももちろん取り入れられていると思いますが、中心人物が違うとこうも違ったものになるのかと初日はびっくりしました。
でも、今年はアルバムツアーではなく、デビュー5周年記念コンサートなことをと考えると、思い出のアルバムをみんなで捲っていくような今年の構成はとてもいいアニバーサリーツアーになったように思います。
 
河合くんはわかりやすいけど構成間の流れに情緒がなくて(笑)、DARKNESSの締めの「LOVEです」をラブピを「LOVE」に繋げたりとか、そこも河合くんらしかったけど、戸塚くんのはずっとエモくて、戸塚くん自身は「物語はお客さんのものだからこちらから提示するものは重くならないようにした」って言ってたけどいやいやいや…そんなことは、そんなことはないよ…?
 
前年SLTコンの個人的山場は2つあって、まずはDREAMIN'!!。これはすごく幸せな山場で、センステで円になって踊るえびちゃんと、その外周をマーチングするJr.との立体的な一体感が絵本のワンシーンのように可愛らしくてファンタジックで。第二の山場はえび担大好きダンスパート、しかもSLTではトランポリン技からの屋良くん振付のFly a Flagと、バケツをひっくり返したようなアドレナリンの大洪水が終盤に固まって用意されており、楽しい嬉しい激しい!の三拍子は揃いつつも、えびちゃんの凄まじい運動量と同じくおたくの体力もめちゃくちゃ消耗されました。
今年は序盤からトランポリン技、リリホワ〜whippy〜FRの台湾衣装ダンス、ガツガツ踊るダンス曲でFire in Loveと山場はたくさんあったのですが、SLTで挙げた2つのようなジェットコースターのてっぺんというよりは、コースター中盤の山場を彷彿とさせるふわっとなだらかな波、くらいの感覚だったんですよね。今年の山場は最新MVから順に過去へ遡っていってからの満を辞してのデビュー曲Za ABC 〜5stars〜、そしてそして、ざえびで原点かつ最高点に達したと思っていた向こうに待ち受けていた、5周年コンサートの最後を締めるサポーターズ
サポーターズは今年リリースされたアルバム『5 Performer-Z』には収録されておりません。サポーターズはデビュー年から毎年演目を変えて上演されているA.B.C-Z5人が主演を務める舞台、ABC座2016『株式会社応援屋‼︎〜OH&YEAH!!〜』のメイン曲です。円盤化はしているものの、未音源化の舞台の一曲を5周年コンサートの最後の最後に使うってすごい話だなと思います。おたく的には名曲ですが、えび座を観てない人も知らない人も会場にはいただろうに。
DREAMIN'!!のみんなで楽しい!かわいい!ハッピー!なテンションとは毛色の違う、「君をサポートしたい」から始まるアイドルとファンの応援合戦を据え置いたサポーターズ。目の前に用意された子供でもわかる楽しさと、文脈を読み解くことで琴線をガンガンに揺さぶってくるエモーショナルさ。河合くんと戸塚くんの色の違いはここに一番現れていたように思います。
どちらも素敵でどちらも相手には真似できない構成だと思うので、来年はどんな構成になるのかはやくも楽しみになりました。
 
 

5周年を振り返って

私がA.B.C-Zのファンになったのは2013年4月29日のTwinkle×2 Star Tour代々木公演なので、私が振り返られるのは5周年全部ではないのですが!
名古屋公演で、えびちゃんからの素朴な疑問としてお客さんに、デビュー前からのファンと五関くんファン歴10年以上の人に手を挙げて貰っていたのですが、私の2つ前の人と真隣の人が元気よく手を挙げていました。
この4年でえびちゃんはたくさんのお仕事を経験して、私もたくさんの現場に足を運んで、えびちゃんたちも成長したし自分自身も大人になりました。成長による変化もあれば、付き合いの短さから当時の自分には確信を持てなかったことが、この4年見てきたことでわかってきたこともあって。成長と変化と発見と再発見、それらが入り混じったメンバーの話をしたいと思います。
 
 

戸塚くん

今ツアーの戸塚くんは、愛に溢れていましたね。5ringsで作詞を務めた戸塚くんが、自分に「愛」の漢字を宛がった正しさを年々実感させてもらっています。
横浜初日ではチャップリンモードで殆ど喋らなかったそうですが、私はその日入ってないのでどうこう言えないのですが、その翌日、横浜2日目の戸塚くんがもうむちゃくちゃ可愛かったんですよね。顔がしぬほど可愛かった…。いつも可愛いけど、いつもは戸塚くんの生命エネルギーと顔面が全面戦争を起こして生命エネルギーに軍配が上がることが多いのですが、その日は生命エネルギー棄権につき顔面の不戦勝みたいな、私が見てきた4年間の中でいっちばんつやつやしてた。構成のプレッシャーから解放されたからなんでしょうか、戸塚くんに対してかつてないほどの可愛いという気持ちを持っていかれました。
 神戸公演でバンダナを巻いて出てきたときは、アリサマコンの終盤、上着を脱ぎ捨てて半裸で花道を全力疾走した戸塚くんを思い出してひやっ!となったのですが、塚田くんの怪我もあってか半裸になることもギターを折ることもなくてよかったような残念なような…。
大宮だったかな、戸塚くん、MC終わって立ち上がる客席を見て「可愛いなあ」って呟いたときがあって。J's倶楽部で戸塚くんが胸キュン台詞言うときって、戸塚くんの上にもう一枚、内なるオラオラキャラの洋服を着てからときめかせるけど、そのときはすごく自然に出て来たんだろうな、って声だったんです。可愛いなあ、というか、愛おしいなあ、って慈しんでいるような声。戸塚くんの抱く愛って、母性や父性みたいなものなんだろうな。
戸塚くん、顔面のイメージと本人の生命エネルギーが全然違う主張をしてるというか、こちらが戸塚くんに対して勝手な理想を求めてしまうんですよね。その理想を受け取ることもアイドルとしての形ですが、在るが儘に生きることもまた別のアイドルとしての生き方だと思います。戸塚くんは後者のアイドルとして生きていくんだなあ、とこの4年で勉強出来たので、あとはもう戸塚くんの生き様を見届けるのみです。私自身が戸塚くんに慣れたことも大きいですが、戸塚くん自身もまた、自分自身を楽しむ余裕が出て来たように思います。
あと改めて、戸塚くんって本当に塚田くんのことが好きなんだな…っておもいました。つらい。
 
 

河合くん

河合くん、すっごいバブバブしてた。私、河合くんのことは強くてかっこいいヒーロー!って目で見ていたかったけど、さすがにもう見ない振りなんか通用しなくなってた。河合くん、ちょーーーバブい。
ワーホリを思い返すと、河合くんの塚田くんへの当たりがめちゃくちゃ優しくなってますね。ワーホリ時期だって別にいじめてたわけじゃなくて、男の子って男の子特有のカースト社会があるからその仕組みに乗っかってただけなんでしょうが、今ではその枠組みがすっかりなくなってきました。
総合演出の肩書きを下ろした河合くんが、ステージ作りに徹せられた河合くんが、とても自由で楽しそうで見てるだけで微笑ましかったな。ファンにはそれを悟らせないだけで、いつもたくさん色んな大きなものを抱えていたし、今もまだ抱えているんだろうな。河合くんが一心に背負ってきた責任感を、他のメンバーが「俺も持つよ」って言えるようになった、みんな自分に自信が持てるようになったんだなあ。感慨深い。
 
思い返せば、コンサートでの河合くんの言葉はいつも素敵だった。ファンに心配を掛けないように、上手に変換して上手に隠して、でもちゃんと嘘のない言葉で発信してくれた。
横浜では「なんでこの声他のところで出せないの?!」ってストレートに説教されてしまいました。A.B.C-Zのファンは舞台慣れしてるから、コンサートで声を出すのが苦手だからってレジェンドコンでは声を出しやすいように前半にロックメドレーを用意してくれた河合くん。どう聞いたってそんなに大きくは声出てないのに「前より出てた!今一番よかった!」って褒めてくれた河合くん。そんな河合くんに真剣に叱られてしまったから、河合くんごめーん!!ってなった。
いつもより余裕があって自由でばぶばぶしてた河合くんは、ふとしたときの不安も言葉にするようになった。「俺が客席降りたのにきゃーって言ってくれない」「(胸キュン台詞で)いまスタッフさん冷めた目してた?」とか、いきなり自信がない言葉を言うからびっくりする。そんな気持ちを振り切って、ステージ上ではキラキラと輝いてくれてるのかなあと考えると、いますぐあったかいふかふかの毛布に変身して、河合くんのことを抱き締めにいきたい…。河合くんは真面目だし心配性だね。ちょっと過剰に綺麗好きなのは、潔癖症というより心配性からきてるんだろうな。河合くんは河合くんのままで十分素敵で魅力的な男の子だよ、って自覚がもっともっと強く河合くん自身が持てるようなお仕事が河合くんの元に訪れますように。
 
 

五関くん

五関くんって五関くんパラメーターを完ストしてるじゃないですか。
五関くんはA.B.C-Zで一番強くて一番かっこいい人。そんな五関くんが、今年のソロ曲に明るくて前向きな歌詞を歌うことに最初は戸惑いました。五関くんのことを強そうな椅子に座って「努力?苦労?知らない言葉だな」って足を組みながら興味なさそうにため息を吐いている人だと信じて疑わないから、希望や願いや未来を讃歌するMr.Dreamのことをどう触っていいかわからなかったけど、ホール公演で4人をバックにつけたこでやっぱり五関くんは一番強くてかっこいい!!最高!!!!と拳を天高く掲げられました。
メンバーを従えて踊りきって、最後にモニターに映される両拳を握った五関くんの笑顔は、私が信じて疑わない五関くん像とは違う形をしていました。あの笑顔には毎回心の柔らかいところをギュッと締め付けられたなあ。あそこの五関くんは人間味に溢れていて、優しくて、弱さもあって、努力も苦労も知っていて、何よりとても気高かった。これからはそういう五関くんのことも知っていくのかな。ちょっとずつ受け取っていきます。
 
仙台に入ったのですが、忘年会映像が塚田くんによって世に出されてしまいましたが、塚田くん、密録はスタッフにチクるぞ!!!ってきもち。席番控えられて名義止められても庇えないから!!!!!
“泣く五関くん”はさっき挙げた通り宗教が違うので…ずびずびふえ〜〜んではなくてよかった…ほろりと泣いていた…。まさか映像を見れるなんて思わなかったからびっくりしたのと、五関くんを羽交い絞めにする戸塚くんのホールド力が強すぎて五関くんの様子をあんまり覚えてないのですが、あれはいい話というより酔っ払いのやつだから…そういう気持ちじゃないと整理がつかないから…。
 
五関くんといえば、今年も橋本くんのソロコンに携わっていましたね。個人的な欲のみを優先すると、五関くんの仕事の中で橋本くんのソロコン制作が一番好きです。写真集のテキストで「橋本を神格化したい」と話していた通り、今年は橋本くんの客席降りがほぼなく、触るのではなくステージを眼差せ、と五関くんからの天啓が聞こえてくるようで震えました。五関くんのレーザー使いって本当どこから輸入してきたものなんですかね…。
今年のソロコン、今までで一番好きでした。橋本くんの人柄とは分けて考えても、コンサートとしてとてもとても魅力的でした。ぱりぴコンセプトも突然提示したものではなく、以前からの橋本くんの言動行動を踏襲したもので、あれってどこまで五関くんが監修しているんですかね。五関くんのソロステージングが大好きで、サマリーのマーチングも星劇場のミステリアスダンスもえび座二幕のマリオネットも頭蓋骨とダンスも、好みとは別にクオリティの高さが半端なくて平伏すしかない。
橋本くんやジュニアを介して五関くんの存在を色濃く感じられるあの時間は、踊る五関くんを見る以上に五関くんの核心に触れている気持ちになれるので、続けられる限り続けて貰いたいなあ。
 
 

 橋本くん

橋本くん、大人になりました。この5年で、まず10代じゃなくなった。ワーホリで橋本くんのためにビールではなくコーラを飲んでいたおにいたちの方が圧倒的に感慨深いことと思われますが。橋本くん、大人になったねえ~~~。
 
 私は生きてきた世代が橋本くんよりおにい寄りなので、私なんかより難しくて大変な仕事をたくさんしてきているであろうに、橋本くんのことはどうしても世代が下の男の子という目でしか見れなくて、私の中で橋本くんって未知数の存在なんですよね。だから橋本くんに関してはずっと保留にしてました。ジャニオタである前に自分がひとりの大人であることの理性を勝たせたかったので、今すぐに答えを求めちゃだめだって強く自分に言い聞かせてました。それでも塚田くんに当たりが強過ぎるときとかは怒りましたけど!大体は塚田くんの方が悪いからすぐ橋本くんごめん…ってなるんですけど!
一昨年去年くらいはずっとオロオロして、どう見たって痩せ過ぎなのに「大丈夫」って言うし、おにいも橋本くんのダイエットを止めないし、少クラや舞台で笑わずにむすっとしてる顔が多かったり、河合くんに直接言えないからってラジオの電波使って伝えるし、まる子が反抗期になった友蔵のような気持ちで、でも他担だし自分は橋本くんより大人だしでずっとオロオロするしかなくて。そのオロオロは今年になって一気に回収されました。
コンサート中ずっと楽しそうに笑ってて、MCも積極的に話すし突っ込むしフォローするし話してない人に話を振ってあげたり、すごかった。橋本くん、おにい全員を総抱っこしてた。
 
スバラジにゲスト出演したときの橋本くんが、一気にこどもの橋本くんに戻ってたのが印象的でした。相手が干支一回り上で大先輩のすばるくんだから、橋本くんも何の気兼ねなく甘えられたんだろうし、グループやセンターに対する使命感を背負わずにいられる時間だったんだろうな。
デストラップで初めて一人で外部舞台に出演したときも、年上の皆さんからめちゃくちゃ可愛がられて面白がられてて。橋本くんもすっかり大人になったなあ、と思っていたのは、A.B.C-Zでいるときの橋本くんが大人であろうと頑張ってくれていたからなんだな、と外の橋本くんを見てようやく気付けました。
一昨年に痩せすぎってくらいダイエットで自分を追い込んだから、今年のダイエットではどれくらいで止めたらいいのか把握していたようだし、笑わなかったのはかっこつけてたからで、河合くんに直接言えなかったのは橋本くんの気遣いが河合くんを傷つけてしまうことが怖かったんだなあって。「今わかることと後でわかることがある」ルードヴィヒ・Bの台詞を数年を掛けて橋本くんに体現して貰いました。
憑き物が落ちたみたいに、今の橋本くんは身軽で自由そうだなって見てて思います。たくさん笑ってくれるようになって、セットを気にせず眼鏡で髪の毛全部をかきあげるようになって、橋本くんは今の自分が好きなんだろうな。橋本くんが幸せそうなので、私も幸せです。
 
化け物みたいな体力と真面目さとストイックさとスキルを持ち合わせた4人の中に、世代もキャリアもスキルも歴然と差がある中ひとり放られて、自分に置き換えたら全力で逃げますそんな環境。橋本くんがいなかったらまずA.B.C-Zにはならなかったし、私がいまの生活を幸せだなって思えるのは、橋本くんがA.B.C-Zで居続けようと努力してくれたからだと思うから、やっぱり橋本くんは私の恩人です。
 
 

A.B.C-Z

 橋本くんが昔よりしっかりしたのはもちろん、おにいもメンバーに対して委ねる部分が大きくなったんだなあと今年のMCを見てて感じました。MC始まりの「俺たちがA.B.C-Zです」の自己紹介を今までは塚田くんが言っていたのが橋本くんが言うようになったり、河合くんの自分喋りに塚田くんがぐいぐい突っ込むようになったり、話してないメンバーに橋本くんが声かけてあげたり、五関くんはみんなの話を拾ってくれるし相槌打ってくれる、戸塚くんはメンバーの言葉を否定しないし、突然ガッとテンションが上がったときも自分で自分を楽しんでいる余裕を感じて、塚田くんは前以上にメンバーを見る目が優しくなった。挙げるときりがないなあ。
私が単に今まで気づかなかっただけだったり、前からそうしたい気持ちはあったけど周りから見たらその関係性がわからなかったり、みんなに変化があった。それが5年という月日の長さなんだと思うと、なんて素敵な5周年なんだろう。どんどん優しく魅力的になっていくのに、変わらないところはずっと変わらなくて、迷うときもあったけど、それは未来に繋がる迷いなことを証明して貰いました、A.B.C-Zの5人に。
ファンはもちろんA.B.C-Zのことが好きだし、A.B.C-ZA.B.C-Zのことが大好きなことがビシバシ伝わってくるコンサートでした。
 
河合くんが仙台の挨拶で「俺たちはまだ大きな記録は残してないけど」と話していて。他のジャニーズグループと比べてしまうと、確かに大々的な記録はないしドラマやCMにも出ていないけど、そんな中でもA.B.C-Zのことがいいって選んでくれる人がこんなにたくさんいるんだなあって、コンサートに参加してファンの立場である自分自身も改めて気付かされたし、コンサートやシングル・アルバムのリリース制作にも大きく関わっているA.B.C-Zの高い純度を頻繁に浴びて尚、A.B.C-Zのことを好きだと思う気持ちや、A.B.C-Zを好きでいる自分のことも好きだと肯定出来る空間は、他のグループでは絶対に味わえないものだから。
この言葉はファンにしか言えない言葉だと思うから、大手を振って主張したい。A.B.C-Zのファンは本当に本当に幸せだってこと。大人だから他所と比較するような物言いで角が立つ言動は極力避けたいし避けてきてるけど、それでも書く。幸せの濃度は絶対に負けないって、心から思います。胸を張れます。
 
仙台でWアンコールが起きてメンバーが出てきてくれたときに、橋本くんと河合くんに「今はまだその声取っておいて」って窘められて笑いました。今はまだ出し切るときじゃないよ、って。そうだね、ゴールじゃないもんね。えび座もあるし、本人たちはもう次の仕事の準備を始めているんだもんね。
 
悔いのない人生だった、って大往生して、このまま墓に入ってもそれはそれで楽しいおたく人生だったと思えるけど、えびちゃんはもう次の仕事を始めているし、今ツアーで心からもっと大きい会場でやって欲しい、もっともっとたくさんの人から眼差されて欲しい、そんな風に思えるようになりました。ホールは近いし濃いしおたくとして楽しむには最良の箱だけど、この空間のこの純度と今後どんな付き合い方をしていくんだろう、という楽しみもできました。
ずっとずっとこの幸せが続きますようにと祈りながら、いつか来るかもしれない崩壊への懸念も忘れずに、でももしかしたらA.B.C-Zなら既存の概念を覆してくれるのかもしれない。そんな期待と不安を両手に握りつつ、これからもA.B.C-Zの活動を追っていきたいと思います。
 
デビュー5周年おめでとうございます。初めてA.B.C-Zを見たときからずっと幸せで、見るたびにどんどん好きになっていくよ。塚田くんの話はまた改めて!怪我なくトラブルなくいじわるなく、A.B.C-Zのご縁が繋がっていきますように。
 
 
長々とお付き合い頂きありがとうございました。