えりあし

思ったこと、残しておきたいこと、いろいろ

DARKNESS(LOVEです☆ver.)について真剣に考えてみた(※5/22ちょっと追加)

2015年5月13日。A.B.C-Z初めてのオリジナルアルバム『A.B.Sea Market』が発売されました。

前回の『ABC from to Z』はJrの頃の曲を含めたデビュー以降の曲のCD音源化でしたが、今回はほぼ新曲!プラス既存曲のアルバム収録!

初回特典のメンバーの様子から、メンバー皆がとっても楽しそうに撮影しているのを見て、ファンとしても嬉しさが募るばかりです。

今回のアルバムにはメンバー五人全員のオリジナルソロ曲も収録されています。コンサートも決まっていますし、どの曲がコンサートでやってもいいように、DVDではなく、CDで!目ではなく今回は、耳で!予習が出来る幸せを噛み締めております。

 

そこでとある問題がひとつ。

自担である塚田くんのオリジナルソロ曲は、今回収録されておりません。

 

というのも、塚田くんのソロ曲は「DARKNESS(LOVEです☆ver)[塚だぁくねす feat.塚☆リカ]」だからです。

忘れもしません、ポニキャ公式HPに掲載されたアルバム収録曲第一弾の様子を。第一弾はリード曲であるShower Gateと五人のソロ曲のタイトルが載せられていました。どれも新曲なので聴いたこともないし、どんな曲なんだろう~と想像を膨らませる時間のはずが、「DARKNESS(塚田ソロ曲)」の文字を見た瞬間、“オリジナルアルバム”にも関わらず、聞き馴染みのあるメロディが頭に流れた人は少なくないでしょう…。そしてその予感は確信へとスライドされました。

 

A.B.C-Z初めてのオリジナルアルバム、五人揃ってのオリジナルソロ曲ですが、塚田くんのソロ曲は、塚だぁくねすと塚☆リカのコラボ曲です。

 

改めて振り返るべくざっくり説明しますと、この二人のキャラクターの出生は2012年11月に帝国劇場で行われた舞台『JOHNNYS' World』にまで遡ります。

本編二幕で行われた堂本光一くん座長の舞台『SHOCK』に出てくる登場人物、コウイチに熱く想いを寄せるヒロインの「リカ」*1役を塚田くんがパロディとして演じたこと。それと同時期に正月の楽屋で突然舞い降りてきた、なんかビジュアル系っぽいダークサイド側のなんかそれっぽいやつ、が、塚だぁくねすです。

 

二人の推移

  • 塚☆リカ

塚田くん扮するリカの溢すなんだかそれっぽい女の名言は日替わりのアドリブのようで*2、毎日twitterでリカレポが流れてきました*3。その後ファンの間でキャラが独り歩きをしつつも、JWを経ていないファンにも共通して「塚田くん扮する、黄色いドレスを着た女の子」として定着していきました。

2014年5月に日生劇場で上演された『ABC座ジャニーズ伝説』*4の二幕、MCのような雑談タイムのときに、塚田くんがモーニング娘。14'の「わがまま気のまま愛のジョーク」、でんぱ組.incの「冬へと走り出すお!」を舞台上で歌って踊ったことから塚田くんが女子アイドルにハマっていることが判明。

同年8月に開催されたコンサートツアー『Legend』では、作詞作曲振付構成演出、すべて塚田くんがプロデュースした塚田くん初のオリジナルソロ曲*5『気にせずGo my way』にて、お馴染みの黄色いドレス、ハーフアップに結った髪(カツラ)を黄色のリボンで留め、その装いだけでファンに「あ、これリカちゃんだ」と特に説明のないまま力付くで納得させたことにより、女子ドルキャラとして発展。

同ツアー、9月に行われた東京公演、会場は代々木体育館。その真ん中に敷かれた花道で、オーラスでは見事自身の最高記録を上回る25回連続バク転をファンの前で披露し、その姿がA.B.C-Zのコンサートの山場として、WSの映像では殆ど必ずといっていいくらい使われ、地上波にもその姿が公表されました。*6

 

  • 塚だぁくねす

塚だぁくねすの露出としては2013年デビュー後初の全国ツアー『Twinkle×2 Star Tour』コンサートの地方公演のMC、水曜BSで放送されている『少年倶楽部』でも取り上げられたことがあり、アイドル雑誌『potato』では塚だぁくねすがジャニーズの面々を勝手にだぁくねす作詞を当てはめた連載企画が今尚続いています。

少クラ情報によるとだぁくねすのプロフィールは、「本名:塚 だぁくねす」「生年月日:2013年1月1日」「家族構成:弟(塚田僚一)」「好きな食べ物:ハッシー」「特技:歌」…ツッコミどころしかない…。

 

主にA.B.C-Zとファンの間で行われていた、所謂身内芸が、まさかの公的に商品化されたことには、ひどく大きな意味があるのではないでしょうか…!

 

 

三部構成

雑誌で塚田くんがいうように、この曲は三部で構成されています。塚だぁくねすパート、塚☆リカパート、二人のパート。この二人は男女であり、影と光であり、属性として正反対の位置付けに置かれています。曲調もだぁくねすはヴィジュアルバンド系、リカはJPOPアイドルと、まったく別の曲のようですが、三部では見事に二つの世界観が融合されます。天才か。塚田くんは天才なのか。

 

だぁくねすパート

私はヴィジュアル系をまったく通ってきてないのですが、だぁくねすパートを聴いてジャンヌダルクSHAZNAを思い出しました。土曜の夕方に放送されていたアニメ「神風怪盗ジャンヌ」のOPだったんですよね確か、懐かしい〜!

冒頭からの音が一気に消え去り、喉を絞るようにして囁かれた「DARKNESS」

この一言で全てが説明されました。えっこの曲塚田くんのソロ曲じゃないの?なんてきっと誰も疑問に思いません。思うことを許してはくれません。

お馴染みの歌詞とお馴染みの曲が豪華になって音源化されて帰ってきました。これ、てあも側から訴えられたら負けない?大丈夫?という一抹の不安を抱えつつも、ジャニーズアイドルのアルバムであることを忘れるデスボイス、これ客席は頭振らなきゃ駄目かな?と現場の様子を心配していると、何処の名DJだよと言わんばかりに曲が変わります。実際は変わってないんですけど。

 

☆リカパート☆

だぁくねすの低音踏みしめる系の曲調から一変、ぴるぴる飛んでいっちゃいそうな軽い音が始まり、そして此処でも全てを集約する第一声「リカちゃんでぇ〜す☆」*7

 

えっなんで塚田くんいきなり声色変わってるの?!なんて思想は野暮中の野暮です。だぁくねすからリカちゃんに変わったのです。考えるな、感じろ、です。

意中の男の子に夢中になって追い掛けて、気持ちが最大限にまで昂った瞬間、リカちゃんが告白をします。

 

「っはは、ごめんねぇ、俺、好きな人がいるんだぁ」

 

つ、塚田くんだぁ……!!

高橋留美子作品に出てくる、優柔不断だけど何故かモテる主人公みたいな話し方だけど、塚田くんだぁ………!!曲が始まって2:23でようやく自担が出てきました!!泣ける!!!会いたかったよ塚田くん!!!・゜・(ノД`)・゜・

 

(ちなみに塚田くんの出番は、この一言のみとなっております…。)*8

 

~間奏パート~

ここからは間奏です。間奏と言う名のドラマCDです。黒歴史をこじ開けてくることに定評のある塚田くんはソロ曲でも容赦ないです。

塚田くん(仮)に失恋したリカさんは、そのショックでダークネスな世界に飛ばされてしまったようです。間奏パートが始まってすぐに扉を開ける音が聞こえるのですが、洋館にでも足を踏み入れたのかな…?ロックハートの魔物*9かな…?

扉越しに会話をしているだぁくねすとリカ。元の世界に戻りたいリカとダークネス界の住人(?)である二人が出会った瞬間、最後のパートが始まります。

 

♥二人パート♥

 そして、ハッピーエンドへヾ(❀╹◡╹)ノ゙❀~~~

 

ど頭から有無を言わさせない世界観の主張がすごいんですけど、どうしてですかね、ナチュラルに受け入れている自分がいます。

音源化はされていませんが、Legendツアーでやった前作『気にせずGo my way』の作詞作曲のクレジットは「つかちゃん班長(リカちゃん☆ファクトリー)」*10なのですが、今作は「つかちゃん係長(リカちゃん☆ファクトリー)」*11になっています。*12

月間Songs6月号でその話題にすこし触れているんですけど、違う話題に持っていかれて謎のまま…塚田くんの中ではストーリーがあるようなので、いつか聞けたらいいな。オリジナル盤の存在も併せて。

 

塚田くんの曲って色んな音が使われていて、すごく現代の音楽って感じがします。一曲の中で、全く違う楽曲のように構成が変わるのも、ももいろクローバーの「ミライボウル」や、でんぱ組.incの「W.W.D.」を彷彿とさせるし、突然のセリフパートはモーニング娘。の「Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~」が頭を過ぎります。

塚田くんって、「引用」が上手い人だなぁ、と常々思います。見るもの選ぶもの挙げるものが洒落ていて、そのチョイスだけで惹かれる人は惹かれてしまいます。塚田くん自身は何か一つのことを深く突き詰める「オタク」体質というより、広く浅く色んな分野に手を出す「ミーハー」な人だと思うので、常にアンテナを張っているんでしょうね。

リカも、塚田くんが女子ドルにハマった*13のが先か、新キャラ作りのために学び始めたのか、鶏が先か卵が先かわかりませんが、時代の流行と発信の時期がうまく重なったものだなあ、と感心しちゃいます。

 

楽曲としての面白さ

リリースに合わせて様々な媒体で曲の話をしていましたが、塚田くんは楽器が出来ないので口でリズムを歌って曲を作って貰ったそうです。

曲の始まりから面白くて、弦楽器で音を鳴らしてからのバスドラムのクレシェンド、音とリズムが止んだと思った瞬間「DARKNESS」一見面白いんですけど、今がだぁくねすパートだということ、音楽としては所謂“ヴィジュアル系”なだぁくねすの世界観がここだけでよく表現されているなぁと思います。

だぁくねすからリカの移り変わりも本当に自然で、手拍子を打っていたらいつの間にか周りの景色が変わってしまった、そんなマジックのような転換の綺麗さに、聞く度感動しています。

 

だぁくねすパートではだぁくねすの世界観の提示が主立っていましたが、リカパートではストーリー展開があります。歌詞の面白さはもう少し後で。

神様!ねぇ教えて~どうしたらいい…聞こえる!?

前作『気にせず~』では地球と対話していたのですが、今作も対話してます神様と。今回の呼びかけでも無事に神様からのアンサーがありました。

「モーソーやめて もうそろそろ。。。」

神様呆れてるよ、リカさん!!恋する乙女の恥ずかしいポエムと妄想に神様も疲れてしまったようです。

リアルに変えようよー!

妄想はやめて、リアル=現実にしよう、と試みたらしいリカさんは、文節ひとつ跨いだ瞬間、もうデートにこぎつけています。ニア攻めまくってます。恋する女は勢いがありますね。

ここでまたすこし、曲調が変わります。流れ星が落ちるようなぴゅんぴゅんとした勢いとはすこし違う、好きな人とのデートでドキドキ、をスキップのようなリズム打ちで表現されています。段々とテンポが速くなっていく様は、緊張と共に鼓動やテンションがどんどんと昂ぶっていっている様を彷彿とさせて、シンプルながらわかりやすくていい演出だなぁとおもいます。

告白後のマリオが死んだ時のような音は前作から引き続き今作にも使われていて、セルフパロといいますか、使い回しという程安っぽさはなく、上手いんですよねえ。『気にせず~』ではその後壮大な宇宙規模の語りになりますが、今回は宇宙っていうか世界が変わります。恋する女の子の世界からダークネスの世界へ。パターンとしては同じかもしれませんが、飽きることはぜんっぜんないんですよね。本当ただただ単純に、うまい、すごい、と感心するばかりです。

今回特に面白いな~と思ったのが、歌詞の言葉遊びです。

 

突然の韻文

会えない夜 Loneliness キミがくれた Necklace

曲の歌いだしから突然韻が踏まれます。

R&B系に詳しい訳でもないのですが、以前NEWS ZEROで我らがSHO SAKURAIがラップの説明をしてくれていたのを思い出しながらこれを書いてます。ラップはダジャレのようなもので、母音を合わせて韻を踏むのが土台となっているようで、歌詞の中にその言葉遊びが盛り込まれています。

君は太陽 照らされていたいよう

ひなたぼっこ ひまわりゴッホ

モーソーやめて もうそろそろ

 [hinatabokko]からの[himawarigohho]は韻もさることながら、太陽、照らす、ひなた、ひまわり。*14単語の意味が全部連想で繋がっていて、かつ母音も合わさっているんだと気付いたときは、塚田くんって巧みだなー!と拍手したい気持ちでした。*15

あの子みたいに ニア攻めたいのに あたしはいっつも ファーサイド

これは母音が合わさるとはちょっと違うかな。でも前二つは語感が似てると思うんですよね。そこからの、「ニア(near)」と「ファー(far)」の対義語が置かれるのも面白いです。

疲れちゃっ 後ろ歩い 「ちょっと待っ」っ 掴んだ

語尾を合わせただけとも言えますが、三回同じ使い方をした後に、名詞の「手」を持ってくるの、いいです。

私的に一番感動したのが、一番最後の

LOVEです☆

[rabudesu] [da-kunesu]――これ、ちゃんと掛かってるんですよ!!気付いたときにはめちゃくちゃ感動しました!!!

だぁくねすがパートで「僕のが 寂しがる」と歌っていただぁくねすに、リカが最後の二人パートでは同じ曲で「私の あなたに捧げる」なんですよ!!繋がっちゃうんですよ、ここも!!!

寂しがる僕の唇に、自分の唇を捧げると歌うリカ。

明日の朝にはもういなくなってしまう「キミ」に傷つき、迫り来るDARKNESSに呑まれてしまっただぁくねすの元へ扉を潜って現れた、太陽、ひまわりのリカ。

光と闇、対極に位置するふたつの世界が重なることで起きる

冒頭でだぁくねすが一人で歌っていた孤独の寂しさを、愛で満たされた言葉に替えて、全く同じメロディをリカと二人で歌う――心の闇に侵され、怪しい城のような薄暗そうな世界に篭っていただぁくねすを、リカの愛が浄化するんですよ~~~めちゃくちゃいい話じゃないですか~~~~・゜・(ノД`)・゜・

闇の色しか纏っていなかっただぁくねすが、最後には「LOVEです☆」と愛を唱えるんですよぉ…なんていいラスト…。そして最後の最後に韻を踏んで〆。蓋を開けてみると、最初の「DARKNESS」は最後の「LOVEです☆」への振りだったんですね。はあ〜〜〜巧みだなぁ塚田くん!!

 

 

どこまで塚田くんが考えて、どこからプロの方にお願いしたのかはわかりませんが、この曲は間違いなく、塚田くん自身が、目で見て、耳で聞いて、会場に足を運んで、自分のお金でCDやDVDを買って得たものたちから生み出された作品で。耳で聴いただけでもワクワクするし、よく目を凝らして観察してみても面白いし、これで更に本人のパフォーマンスも加わってくると、また全然違う景色として見えるんだろうな、と思うと、塚田くんの持つエンターテインメント性の高さにひたすら感服するしかありません。

ただでさえ、JWで生まれたリカが2014年夏にアイドルとして再登場したことも、代々木体育館では初めてのソロコンサートを見事成功させた*16ことも、それがWSに大きく取り上げられるところまで含めて、壮大な夢を見させて貰いました。正直、あれを越えるものって何なんだろう?本当にこの世に存在するんだろうか?と思っていたのですが、堂々とリカの二作目を作って帰ってきた塚田くんは、更に2013年に生まれただぁくねすも連れて帰ってきました。

現時点私は、楽曲だけで前作超えです。『気にせず~』は会場に入ってからわかったので、状況は今とは違いますけど、それでも間違いなく前作を超えてきているな、と思わせて貰ってます。塚田くんという人は、本当に飽きない。飽きさせてくれない。そのことが本当に嬉しいです。コンサートが楽しみ!

 

 

 

ただひとつ、一応、口に出しておきたいのが、次こそは塚田くんのオリジナルソロ曲が欲しいなぁ……(´▽`)ってことですかねっ

 

 

 

*1:この前初めて08年SHOCKを観たのですが、塚田くん、面影なんにも残ってないね…?!(笑)

*2:生憎私は初演JWを観劇出来ていないのです…。

*3:そのとき私エイト担で、えびのこと全然知らなかったんですけど、それでも殆ど毎日TLに流れてきてたんですよ。すごい、リカの伝染力。

*4:2013年10月に行われた同舞台の再演

*5:結果的にはこれも“塚田くんの”曲にはならなかったんですけど…

*6:本人の意図が何処まで張り巡らされていたのか、気になるところです…。

*7:『私、塚☆リカ、15歳!高校生になったばっかし☆』ってモノローグが聞こえてきそうです。

*8:オリジナルソロ曲、とは…(ゲンドウのポーズ)

*9:A.B.C-Z5thDVD『Never My Love』のメイキングで塚田くんが連呼していましたね。(゚∇゚)ロックハートの魔物のせいだよ!

*10:ジャスラックHPで同曲を検索すると見れます。字面がすごいので一度は見るのをおすすめです

*11:「ファクトリー」表記はBerryz工房解散後に組まれたハロプロユニット、「こぶしファクトリー」との関連が…?!と思ったら、こぶしファクトリーの結成は2015年1月なんですね。塚田くんって、ハロプロのおエライさんなのかな…?

*12:班長の次の位って係長なんですね、初めて知りました。

*13:宮っちがラブライブ!にハマってドライブ中ずっと聞いていた、宮っちと一緒に話すためにアニメを勉強している、という発言から、出処は宮田かな、と勝手に思っています。宮田ハ何モワルクナイ…。

*14:『Legend』ホール公演ではただの黄色いドレスだったのが、代々木公演からはドレスにひまわりの花が追加でつけられていました。ちなみに髪型も代々木初日はポニーテールだったんですよ!二日目からはWSで放送されたひまわりがついたカチューシャ姿に。スタッフさんがつけてくれたのかなぁ。塚田くん≒リカさん=ひまわり。素敵な関連付けです。

*15:橋本くんがよく雑誌なんかで「塚ちゃん=A.B.C-Zの太陽」だと言ってくれていたので、そこから連想したのかな。かわいい。

*16:という目で見ています、あのソロのこと。

塚田くん×アウト×デラックス

2015年5月7日(木)フジテレビ23:00スタート

自担の塚田くんが「アウト×デラックス」に出演しました。

テレビ出演、バラエティ、しかも、一人。同番組は以前V6の三宅くんが出演したときに見たのですが、その時には確か、女性の剃毛の肌と脱毛の肌の違いを熱弁していたように思います。そういう番組に、塚田くんが、出ました。

 

嬉しい~楽しみ~塚田くんが世間にバレちゃう~♥と浮かれながらも内心、胃が痛かったです。放送当日は本当に、放送が始まる前に泣きそうになって、不安でした、怖かった。この時の怖さは、13年Myojoで連載されていた一万字インタビューで塚田くんの番が回ってきたときと同じ怖さでした。

ただでさえ普段から良くも悪くも話題に欠かない塚田くんが、テレビ、しかもかなりの人気番組に一人で出演。私個人でも不安でした。塚田くん、なんかすごいこと、やばいことしちゃうんじゃないかって。私自身の塚田くんに対してどうこうはさておき、周りの目が怖かった。周りからの塚田くんの評価が怖かった。塚田くんがしたことで塚田くんがどうこう言われてしまうのだとしたら、それは紛れもなく塚田くんのせいだからどうしようもないんですけど…。塚田くんって誰もが取っ付き易い人だから、ちょっとでもガチのアウトがあろうものなら、もう簡単にフルボッコにされちゃうんじゃないかって、めちゃくちゃ怖かったです。

 

塚田くんのアウトな部分は某ネットニュースが余すことなく丁寧に拾って書き上げてくれていたので(…)、私は該当担らしく、しみったれた贔屓目の主観を書いていこうと思います。

 

 

番組のコンセプトとして、アウトなゲストのアウトな部分を面白おかしく突っ込んでいくのが恒例だと思うんですけど、塚田くん、就職面接みたいですね?

ノック、「失礼します」、入室、名前を名乗る、面接官の指示を待って、着席。あれ、私やったことあります。高校受験のときにやったし、バイトの面接のときにやったし、就職面接練習のときにもやりました。だからですかね、「評価」を見定められている感覚がして怖いのは。

マツコも矢部さんも、アウト軍団の人達も、テレビの前の視聴者も、塚田くんのことをよく見ているはずの私自身も、塚田くんのことを「観察」していました。塚田くんの一挙手一投足、道を踏み外しやしないか、拳を握って、固唾を飲んで観察していました。見守る、というほど優しいものじゃなくて、何か起きたときにいつでも、手のひらを返す準備を整えているような、いつでも攻撃に回れる体勢が取られていたように、私には感じられて。

「面白おかしく突っ込む」より、塚田くんというキャラそのものがあらゆる事象に勝ってるように見えて、突っ込む隙なく圧されてました。あの短い時間に8つもアウトをねじ込まれる塚田くんすごいな?!アウト持ちすぎって意味でも、テレビに取り上げるに値するポテンシャルを抱えてるって意味でも!!

間違いなくあの番組には塚田くんの全てが詰まっていました。塚田くんの「塚ちゃん」という立ち位置、「ジャニーズらしかぬ」の中には「人としてやばい」も多分に含まれていて、冷静に考えると普通に人として良くないんですけど、それを撥ね退けかねない凄まじい塚ちゃん力。決して許されている訳じゃないのもまた面白い=興味深い=探求したいところです。そして、やっぱり塚田くんっておたくがいない場に放り込まれても、ニュージャンルの存在なんだな、と感動しました…。

 

【改めて】塚田くんアウト8カ条

  1. すぐ脱ぐ
  2. 人の物取っちゃう
  3. アイドルが好き
  4. モー娘。を完璧に踊れる
  5. 街をぶらぶらする
  6. お酒を飲むと性欲が上がる
  7. 王子様になりたい
  8. 筋肉ギャグ

 

出来のいい新書ばりにセンテンスが区切られていて、それはまるで面接官からの質問のようでした。塚田くんの知名度があの場にも茶の間にもあまり浸透してなかったからこその、「塚田くん対他の出演者」という個人を他者が取り囲む構図、そして視聴者も出演者側の視点に立って見ていたように思います。だから塚田くん、とってもアウェイ。皆が塚田くんという人を「観察」「評価」し、塚田くんという人の「解釈」を得、何らかの「合否」が定められようとしていて、それはさながら「公開芸能人オーディション」のように私の目には映りました。

塚田くんという人間の(アウト)要素をカテゴライズして、その詳細を本人の口や行動から教えて貰い、端的にいえば「アリ」か「ナシ」かを塚田くん以外の人が判断していた。それは「面接」であり「説明書の解読」であり、塚田くんといういち芸能人の「オーディション風景」。これをテレビで公開するってことは、「俺達(テレビをつくる人)だけじゃ決められないから、皆の目で見て皆で判断して欲しい」とジャッジの権利を視聴者に託されたような気がします。

 

私はあまり「アイドルたるもの」な拘りはないので、例えば3の「アイドル好き」は男性アイドルとして善しとされない風潮だとは思うのですが、塚田くんが「下心はないです」と公に発信した以上、個人的な趣味でただのファンの私が踏み入る権利はない領域だな、として私の中では完結されました。私はえび座で塚田くんが女子ドルを踊った時の公演は入っていなかったので、娘。のダンスをしっかり踊る塚田くんをこの番組で初めて見たんですけど、大体リカだな、と思ったので、仕事に繋がって好評も得ているなら悪いことはないだろうし。まさかそれが6の「お酒を飲むと性欲が上がる」に繋がるとは思ってもみませんでしたけども!w

サウンドルームでの中居くんの「下半身がもっこり」発言は私はNGでしたけど、飲酒と性欲はそりゃ繋がってるな!と生理現象という名目にまんまと説き伏せられました。生理現象には、抗えません…。それを「アイドルを見て発散してる」というコメントは言い回しとして最強にやばかったですけど、自力で仕上げてるなら、あ、今のはアイドル配慮だと受け入れられたのは、あれかな、私は何処かで道を間違えたかな……?

 

人としてアイドルとして、かなりギリギリな境界線上を、時折踏み越えながらも生きて駆け抜けていった塚田くんですが、よく他担の友達に「私は塚田担にはなれない」と言われることも多く、友達のその気持ち、よくわかります。アイドルって神聖で特別な存在だと思うから、街をぶらぶらして向こうから話しかけてくれる金髪頭が、神聖で特別かと訊かれたら、力なく笑うことしか私は出来ないでしょう。

 

 オレって、ジッとしてない上に、「そこまでやらなくていい」ってくらい、なんでも大げさにやっちゃう人なんだよ。レコーディングのときも「こういう風に歌って」って言われて、それにこたえようとすると、「やりすぎ」って言われたり(苦笑)。それは、いつも120%全力で、70%、80%に調整出来ない性格だからなんだけど、嫌味でやってると思われてないか心配になることもあるよ。自分がテレビでしゃべってるのを見ると、「うるさいなー。テンションだけでいきすぎ。小学校から出直してこいよ」って思うこともあるし。―――2013年7月号duet

 

私はこれを正に、ワーホリを見て感じていたんです。就寝前の鬱陶しい絡み、仕事中での力持ちアピール、ビッグサファ。ハマってすぐの一番なんでも楽しい時期の筈なのに、ワーホリの塚田くんを見て正直イラッとしたし、イラッとしてる周りの人たちの様子も見かけました。でも、このテキスト読んだら、全部どうでもよくなりました。結果はどうあれ、塚田くんは自分という人をちゃんとわかっているんだな、と思えたので。わかっていての行動なら、それは塚田くんが選んだ選択肢だから、私はそれを否定したくないな、って。ワーホリの塚田くんは鬱陶しくもあったけど、やっぱり、塚田くんが華を作った場面も、上に挙げた中にも沢山あったから。感情感想はさておき、塚田くんは間違ってない、と私はこの記事を見てそう思えるようになりました。

 

2人でよく「宮っちもオレもセンターにはなれないよね」って話をする。でもお互いに、センターじゃなくても、それなりにいいところはあるっていう価値観を持ってるんだよね。そういう意味では宮っちいわく、「オレと塚ちゃんは似てる」らしいんだけど、正直オレはセンターになりたい気持ちもあるよ(笑)。ウフフフフ~。―――2013年8月号potato

 

でぇ、ですよ。そんな塚田くんが、アイドルの境界線を踏み越えたりどうにか踏み留まったり、尋常じゃなく煌めいて見せてくれる塚田くんが、メインの曲が出来たんです。センターじゃない、歌割が多い側の人じゃない、そんな塚田くんが、アクロバットがメインじゃない場面で、音楽で、パフォーマンスで、真ん中に立つ日が来たんです。アクロバットはさておき、バラエティ面においては一歩先に立つべき引っ張るべき人だと思っていましたが、音楽で、それが叶う日が、こんなにも早くくるなんて思いませんでした。

A.B.C-Zの初めてのオリジナルアルバム「A.B.Sea Market」のボーナストラック、「Summer上々!!」。2015年6月号duetで橋本くんが個人的に気に入ってる曲として挙げていて、「歌割は郁人とスタッフさんが決めてるんだけど、ほぼ塚ちゃんが歌ってます」。これを読んで私は塚田くんが「選ばれた」んだ、って思いました。

アルバムコンセプトの一環だとしても、すっごくすっごく、嬉しかったです。塚田くんが、センターに、真ん中に、メインにいる。アクロバットじゃない場面で。そんな新しい世界に、塚田くんは私を連れて来てくれました。

 

アイドルとしてかなりアウトかもしれないけど、センターじゃないけど、国民的王子様にはなれないかもしれないけど、毒舌キャラルートに入っていた塚田くんが、パフォーマンスで笑わなくなった塚田くんが、キャラを求めて彷徨っていた塚田くんが、自分自身に帰って来れた。

そこから更に高みへ上るために、裏でも表でも街中でさえも、「家を一歩出たらそこからが仕事」という滝沢くんの言葉を忠実に守る塚田くんが、好きです。だって、素敵だから。頑張って、結果を出すべく工夫して、自身を削って、努力している。

塚田くんも人の子なので、登場してから暫くのあの空気感、結構怖かったと思うんですよね。上のテキストを見ても、塚田くんは自分を俯瞰で測れる人だということが伺えますし。あの完全アウェイな空気の中、ひとつひとつセンテンスを消化していく塚田くんのメンタルの頼もしさ、かっこいいです。用意してきたもの、全部引き出せてたように思えました。逃げずに一人であの空気と正面から向き合えた強さに、全力で拍手を送りたいです。

剥き出してくれてありがとう。もう怖いものはないって思えました。全部、塚田くん自身が塚田くんの口で提示してくれたから。アイドルを好きなことも、ライブまで自力で行っちゃうことも、人に見つかって嬉しくなっちゃうことも、性欲も、やべー領域全部、ほかの誰でもない塚田くんが提示してくれたなら、信じます。

 

どんな流れかわかりませんが、本当に二週続けて出ちゃうことになったのもすごいし、まさかの次週はアウト軍団側の席のようですし、おまけに戸塚くんまで連れて来ちゃって、どうなることやらって感じですが。結果は、仕事で見せて貰います。イットランズを持って来てくれた塚田くんのことを、信じます。あそこまで剥き出しにされてる姿を見てしまったら、不信に思う理由すらもとっぱらって貰ったと思うから。他でもない、塚田くん自身に。

 

 

 かなり無理くりな結論ですが、

 

塚田くんは最高の自担です!!!!

 

 

 

くそう、もっとブログうまくなりたい…!・゜・(ノД`)・゜・

 

 

歌割がほぼ塚田くんな「Summer上々!!」入ってます!

まだ買ってない人は是非買ってください゚+o。。o+゚♡゚+o。。o+゚♡゚

 

 

 

 

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改めて、塚田くんが好きだ。

2015年2月25日。毎月第三水曜日、読売新聞夕刊でA.B.C-Zの連載「晴れ時々えび」記事が今月は塚田くんでした。とーーーってもいい記事だった!現場の予定がなくて渇いていたタイミングでのこのテキストは嬉しい~楽しい~塚田くん大好き~~~!

 

私はtwinkleコン代々木公演の現場落ち新規なのですが、初めてえびのコンサートに入って、えびでは塚田くん!!と強制イベントかのように塚田くんに落ちてからは、追い掛けるように塚田くんの「好き」を探し始める日々でした。塚田くんに対しては、「好き」って気持ちがかたまる前に、この人だ、って思ったので。塚田くんのテキストも、後から見つけた好きの理由のひとつになります。私は塚田くんのテキストが大好きです。

 

一番最初に、塚田くんのテキストはいいなあ、と思ったのはtwinkleコンのパンフレットでした。

元々雑誌媒体はテキストを手元に置いておきたくて買うことが多いのですが、コンサートパンフレットのテキストは特別好きです。毎月のアイドル誌や、不定期の女性誌、リリースの際の音楽誌ともまた違う。「芸」という本業を発信する場所でのテキストだからかな。

以下はtwinkleコンパンフレットの塚田くんのインタビューから抜粋させて頂いています。

男女問わず、年齢も関係なく、国籍も関係なく、言葉が通じなくても、みんなに元気を与えられたり、楽しませることが出来る人になれたらいいなと思っています。A.B.C-Zは、それぞれの個性を伸ばしていくっていうよりは、ありのままが個性になっていった、素に近づいていった感じ。

『JW』の滝沢くん公演の時に、滝沢くんが後輩一人一人の見せ所のことを考えてくれていて、僕に与えられたのが、お笑いの部分。滝沢くんが僕にこういう役を与えてくれたということは、僕のそういう部分を見出してくれたというか、求められてるんだなって思った。役割を与えられて、僕自身成長してる。求められるから、その成長過程に気付く。成長するためには、分析するんじゃなくて、何事にもハングリー精神を持ってやって見ることの方が大事なんじゃないかな。

 代々木公演にいくと決まってからは、関東圏ではちょうどワーホリ旅が放送されていた時期だったので、名前とメンバーのキャラクターを把握するためにも、 曜日と時計を気にして、意識的に番組を観るようになりました。私が初めて見るえびちゃん、ツアーを巡っているえびちゃんたちは、ワーホリ旅(済)のえび ちゃ んでした。

『J'J A.B.C-Z  オーストラリア縦断 資金0円ワーホリの旅』の企画で、キャンピングカー一台で旅をして、資金も自分たちで稼がないといけないから、ワーキングホリデーの募集を見つけて、動物園で働いたんです。(略)動物園で働く現地のスタッフさんもみなさん温かくて、つたない英語を一生懸命聞いて理解しようとしてくれたり、僕たちのことを世話してくれたり、仕事が全然できなくても丁寧にいろいろ教えてくれて、そこに義理とか見返りとか一切なく、いろいろなことを与えてくれて、本当に温かさに触れましたね。普通の旅行は自分の行きたいところに行って、やりたいことをやって満足出来るけど、今回は生きることに必死でした。

twinkleコンのパンフで、ワーホリの話題について触れていたのが、塚田くんだけだったんです。そのことが私にはとても意外で、そして、塚田くんという人に目が留まる理由のひとつになりました。ひとつ前に取り組んでいた仕事を、次の今の仕事に繋げて考えている。他の皆はそんな風に考えていない、なんて言いませんけど、コンサートのパンフレットで、前の仕事と次の仕事の狭間にいる塚田くんの声で、その話を聞けたのがとっても嬉しかったです。初めてパンフレットを読んだときはまだ、ハマって数日しか経ってなかったけど、それでも、嬉しかったんです。

 

 

晴れえびが本当によくって、出来ることなら全文掲載したいくらいなんですけど、それはどうかなー…と思うところなので、ちょこちょこ抜粋させていただきました。ライターさんが起こした文章だとしても、塚田くんの言いたいであろうこと、伝えたいであろうこと、それを記事に記しておいてくれた事実は、どれも私を嬉しくさせてくれます。塚田くんを好きだと、塚田くん自身の発する言葉に何度も強く思わされます。

 

2014年夏に放送されていた、A.B.C-Z主演ドラマ『魔法男子チェリーズ』のDVD/BDBOXの発売日に、メンバーの戸塚くんとスタッフさん15人程と集まったという話から始まります。

昨春のドラマ撮影時、「主演として楽しい現場づくりに努めたい」と心に留めていました。今もこうしてスタッフさんが集まってくれたということは、主演の役割は果たせたのかな?

DVD、ブルーレイを1点ずつ買いました。それを、このドラマが初めての現場だったスタッフさん2人にプレゼント。僕にとって自分のDVDデビュー曲が思い出深いように、初めて参加したドラマは記憶に残ると思うからです。

もう、もう、この部分だけで胸がいっぱいです。これは塚田くんだけじゃなくてえびちゃん達みんなに言えることで、Jr期間が長かったえびちゃん達だからこその、「先輩にして貰えて嬉しかったことを自分も後輩に与えていく」という優しさのバトン繋ぎ。えびちゃんとJrの間ではよく見かけますが、5人主演の地上波のドラマで、主演のえびちゃんから、スタッフさんに、そのバトンが受け渡された。5人で長期間取り組む仕事といえば、私の中で一番に上がってくるのはABC座やジャニーズワールですが、共演者の殆どは事務所の後輩。外部舞台は1人か2人で出演してるから5人ではない。5人の、長期の、外部仕事は、思えば、チェリーズが初めてだったのかな。縦に受け繋がっていた歴史が、横にも広がった。

 

夏のレジェンドツアーに対しても、興味深い自己評価の話をしていました。

今までは、「もっと頑張れたはず」と思うせいか、満足感を得ることはなかった。でも、昨年のコンサートは達成感がありました。

このセンテンスを読んで私は、2012年ABC座初演―――私は映像でしか知らないのですが、特典ディスクで皆のリハを終えた塚田くんが、自分のパートに対して物凄く不安を抱いて葛藤していた様を思い出しました。

Legendコンの塚田くんソロは、作詞作曲演出構成振付、すべて塚田くんのセルフプロデュースで作られたものです。Legendツアーには大阪名古屋東京、全7回足を運ばせて貰ったのですが、その場に身を置いて肌で感じたのは、誰のファンだとか関係なく、塚田くんのパフォーマンスが観客中を巻き込んで、ただでさえ高揚感に満ちたコンサートという空間に、更にもう一つ、塚田くんのソロ―――“A.B.C-Zのコンサート”とはまた違う、“塚リカソロ”コンサートを重ねてきたという、力強い合わせ技。……語ると長いので、見たことがない方はどうぞレジェンドコンサートDVDをぜひ見てください(笑)

錦織さんが仰っていたように、塚田くんは自分に課すハードルが高い人なので、そんな塚田くんが、あの空気と歓声のど真ん中にいた塚田くんが、あのツアーで自分のパフォーマンスに手応えを感じていたこと。とても嬉しくて、イットランズを観劇したときのように、またひとつ、塚田くんが途中点でのゴールテープを切った瞬間に立ち会えたような気持ちになりました。

舞台で共演した酒井敏也さんに新年のあいさつをメールで送ったら、「今年は塚ちゃんと映像で共演したい」と返信がありました。ジャニーズ以外の方と共通の目標を持てるのは、とても光栄で新鮮。それが、僕の今年の夢の一つです! 

塚田くんは、発信が上手な人だと思います。コンサートのMCだと、違う方に話が転がっていっちゃったり、しちゃうんですけど。雑誌のインタビューや、この連載もそう。ブログは、いいな、と思った話題以上にぶっ飛んだ話題をぶち込まれるので、そっちに目が行きがちになっちゃうんだよな…(笑)経験を経て感じたこと、その場での触れ合い、それが必ず次に生かされていく。その繋ぎを、バトンが繋がれていくさまを、塚田くんはちゃんと発信してくれる。言わなくていいことかもしれないし、塚田くんが言わなかったら知らないままで終わっていたことを、塚田くんが話してくれるから知ることが出来て、そんな塚田くんの言葉に、私が塚田くんを好きだと思う、好きだと感じる理由を貰っています。

卵が先か鶏が先か。理由をくれるから好きなのか、好きだから理由が目に留まり易いのか、わからないけど、きっと、どちらも正解なのでしょう。女は言い訳が好きだとよく言われますが、自分は典型的なそれだな、とつくづく骨身に感じます。

 

塚田くんに落ちたのって、事故みたいものなんです。今まではずっと、なんとなく視界に入って、なんとなくいいなって思って、なんとなく好きになっていって……どんなことに対しても、時間を掛けて、ゆっくりハマっていったんです。それが、塚田くんに対しては、流星が落ちるような一瞬のだるま落としで、通りすがりに参加して当たった黒ひげ危機一発です。何が起きたのかわからないまま、ハマってしまったのです。そりゃあ理由も欲しくなるってもんです。気持ちや状況を整頓するにも、そのための資料すら持っていない相手に私は、惹きつけられた。いつだって答え合わせのような気持ちで塚田くんを見ています。どうして私は塚田くんのことが好きなのかな?ってふと自分を振り返って、目の前の塚田くんを見上げたとき、例え自分に持ち合わせがなくったって塚田くんは、ちゃんと答えをくれるんです。

塚田くんは、今より前に好きだった気持ちを、絶えずに自動でアップデートしてくれるから、私はなんにもしなくていいんです。らくちん。頑張って探しにいかなくたって、塚田くんは提示してくれるから。塚田くんという人の魅力、塚田くんという人間そのものの生き方を。

 

はー、どう考えてもやっぱり、塚田くんのことが好きだな!それを塚田くん自身の発信から想わせてくれること、とってもとっても嬉しくて幸せだよ。次のお仕事も楽しみにしています。

ルードウィヒ・B 〜歓喜の歌〜

舞台というものに触れると、思い出す景色があります。

イーストボーイのローファー、近所のスーパーで買った三足千円の紺のハイソックス、卒業した先輩から頂いたおさがりのスカート。高校指定の制服を着た16~18歳の頃の自分。所謂青春時代というやつ。

舞台上の床って、なんだかササミみたい。白くて柔らかくて、繊維の筋が決まっていて、生きていた元の木の姿、までは想像が届かない。彫刻刀で彫るとするする掘り進められるんだろうな、って。ローファーの靴底で踏みつけながらにそんなことを考えていた学生時代。舞台に立つという行為は私にとって、日常、ではないけれど、現実からそう遠くない距離、部活動の一貫として定期的にそういった機会に恵まれていました。

客席の真ん中から、マイクを通して指示が出る。いつも音楽室で並べているように、ホールから借りた椅子を皆で並べていく。ホールのステージは、当たり前だけど音楽室より断然広いから、縮尺の違いをセッティング係のリーダーが教えてくれる。フルートのトップが座る椅子の足元に、赤のビニルテープでばってんを作って床に貼り付ける。パーカッションの男の子が隣のティンパニが邪魔じゃないか訊いてくれる。

色んな調節が終わってやっと、コンサートマスターが指揮台に立つ。メトロノームの針が左右に触れる動きをじっと見つめながら、一定のテンポを自分の中に刻み付けていく。音を鳴らす前から裏拍を意識して、ブレスにもテンポを感じて。基礎合奏は全てフォルテ。フォルテというのは、一番奥の席のお客さんまではっきり音を届けるということ。何度も何度も繰り返し注意されて、その度に意識するけど、いつの間にか抜けちゃって。意識してるのに音に出てない、と言われることもあって。悔しくて情けなくて悲しくて、何度も辞めたいと思って、何度も泣いて、それでも3年間続けていたのは、好きだったから。舞台に立つ人達の仲間でいたかったから。

そんな高校時代の自分を思い出します。

 

 

A.B.C-Z橋本くんが主演のルードウィヒ・B〜歓喜の歌〜を観劇してきました。

私の中で音楽は「思い出」、ということで、橋本くん河合くんがピアノを弾く、と聞いたときからずっと楽しみでそわそわしてました。アイドルとクラシック。舞台と生演奏。芸術という大きな括りでは同じの、けれど形がすこし異なる二つの分野が重なる瞬間に立ち会えることの喜びといったら。プロと比較するのは烏滸がましいと思いつつ、私にとってクラシックは、楽器の演奏というのはとてもとても特別な「思い出」です。

 

2014年、A.B.C-Zの色んな舞台を観てきて、どれも特別なんだけど、「思い出」と重なる部分が大きかったという意味で、ルードウィヒは私にとって特別な舞台になりました。

河合くんと五関くんがファウスト、戸塚くんに出発、五人でツアーがあって、塚田くんのイットランズ、最後に、橋本くんと河合くんのルードウィヒ。もう、この流れが美し過ぎる。お兄四人が事務所社会やグループから離れた環境で続々と舞台に立ち、美しく作品を演じ切って、それを客席で観続けてきた橋本くんが、2014年末に自身主演の舞台が決まる。ぽつりぽつりと打たれていた点が、点だと思っていたものが線になった、リレーのバトンのように、流れ星の軌道のように、橋本くんに繋がれていった。A.B.C.がA.B.C-Zになったような奇跡の軌跡。私はA.B.C.をリアルタイムで感じたことはないから、想像になってしまうのですが。橋本くんが2014年という一年を、物語として紡いでくれた。それだけでもう私は、随分と胸がいっぱいでした。

 

橋本くんといえばメインボーカル、A.B.C-Zの音楽部分を公的に担う人。橋本くんの辞書に恐らく「クラシック」という引き出しは今までになかったと思うんですよ、ここ数年の雑誌とざっとインターネットを見回っての話なので、密に遡れば過去にあったのかもしれませんが…。仕事じゃないと(おそらく、少なくとも今のタイミングでは)触れなかった分野に、仕事で触れる―――その先の未来まで私は勝手に想像してしまっているんですけどもっ。何といえばいいんですかね、「仕事で」出会った。そのことに私はとっても熱いものを感じています。

プロとしてアマとして、私の周りにはクラシックと密に触れ合っている人がたくさんいて、色んな話や現状を目にします、耳にします。

クラシックって、テレビ番組のゴールデンタイムの民放で主として題材に取り扱われる機会がまずないですし、「伝統」「古典」「気軽に触れられない」などの、とっつきづらいイメージが先行して思い浮かぶんですけど、それってA.B.C-Zのイメージと重なる部分が多いように私は感じます。「間違いなくいいものなのに、世間には馴染めない」。今の時代、文化を存続させるためにもお金は必要で、文化を商業に乗せて、経済のサイクルを回して自分で稼ぐ必要があって。時代の流れに沿って大なり小なり、文化の在り方を変容していかなければいけないのかもしれないけど、馴染むと良さが損なわれてしまいそう。作品の歴史や価値と世間の認知度や評価が合致していない。大分ズームアウトして色んなことをぼかして話していますが、そんな二つが一つの舞台を通じて共演したことが、運命、なのでは…?とすら、思わされます。*1

私はA.B.C-Zの物語が大好きで、A.B.C.がA.B.C-Zに、そしてA.B.C-Zがデビューに繋がった一連の物語に猛烈に恋をしているので、後に加わった橋本くんにまた、歴史の糸を紡いで美しい物語として見せられてしまった。2014年にまた恋をしました、落とされました。A.B.C-Zに二回も落とされちゃった。そんな感覚。最高です。たまんないです。

 

ルードウィヒには公式ツイッターの他に、ジャニーズウェブでの出演者二人の連載も毎日更新されていて。ベートーベンとモーツァルトが紡ぐ愛の言葉、という主旨はさておき、二人の言葉が毎日webに掲載されることは舞台への期待を煽られました。

主演とは、一番前に立つ人で、物語の主軸であり、舞台を作るにあたって舞台に立つ人達の牽引役、指針を示す人、空気を作る人、だと私は思っていて。ルードウィヒのお母さん役である浅野さんに「ルーちゃん」「りょうちゃん」と呼ばれる橋本くん、稽古前にはハグしていた橋本くん。事前のテキストからでも橋本くんの立ち位置や在り方には、気持ちよく期待値を上げさせて貰っていました。実際に観劇しても、あの舞台の中心には間違いなく橋本くんが立っていて、橋本くんを軸に話が動いていく。ルードウィヒという主役を橋本くんが担うことで作り上げられていった世界がとてもとても美しかった。21歳の橋本くんが、あの舞台の、あの作品の、あのキャストの面々の中で真ん中に立ち続けていたことは、当たり前じゃなくて、ものすごく特別なことで。「ベートーベンのファンの人に失礼がないように」と言っていた橋本くんが、ずっと、ずっと、真ん中にいた、居続けた、そしてそれが、とても素晴らしい作品になったこと。色んな人の動きや思考が重なって連なって作られていく空間が、物語に乗って、音楽として会場を震わせていたこと。それを直に肌で、五感で感じられたこと。全部が素敵で、奇跡みたいだった。

ジャニーズ伝説の舞台を観て思ったのが、私は橋本くんの「声」が大好きだなって。フランツに襲われたときの悲鳴も、好意を持った女性の名前も、そっと囁く優しさも、お母さんへの愛も。一番に私に飛び込んできたのは、橋本くんの「声」でした。舞台ってすごくいいですね。肌で感じる音の振動が、もうずっとすごくって。国際フォーラムという会場もそれを巧に手伝ってくれました。

ピアノの川田さんの当て弾きも、全然わからないくらい、指や身体の動きが音楽にぴったりで。本当に弾いてるんだと思ってました。そう思わせてくれたことが、すごい。川田さんの演奏と、演技と、橋本くんの演技がこんなに綺麗に重なることって、あるんだ、って。他人と他人の生み出したものが、目の前で、リアルタイムで、ぴったりと寄り添う瞬間に、劇中何度も体感しました。瞬間は瞬間で終わらず、一秒刻みに奇跡の瞬間が繋がって連なっているようで、観ながらずっと鳥肌が立ってました。

 

ルードウィヒの最後の指揮。指揮は、全部出るから。音楽への不理解、自信のなさ、人としての在り方、全部曝け出されてしまうのが、指揮台という場所だと思ってます。そこに立つ橋本くんとその背中。ジャケットの皺が内側によって、肩甲骨が外側に回転しているのがわかりました。交響曲第九番。誰もが何度も耳にしたことのある名曲を、録音も交えながら、生演奏と合わせて舞台の最後、ルードウィヒの最期を締めたあの光景は、本当に圧巻でした。物語の終焉を、今までの話の展開や演出だけじゃない、あの時の橋本くんの指揮には全てが詰まっていて、ねじ伏せられるような強い説得力。強いけど、乱暴でも一方的でもなかった。ルードウィヒの一生が、すべてあそこに集まって幕を閉じる。音楽が終わる頃には、観客の自分に出来る精一杯の賛美、弾けるような拍手を夢中で送っていました。

 ルードウィヒを演じ終えた橋本くんに生まれたもの、得たもの、千秋楽を終えて時間が経過して尚橋本くんに残っていくもの。全部が楽しみです。次の橋本くんの仕事が楽しみで仕方ないです。

大分日は経ってしまいましたが、ルードウィヒ・B、とても素敵な舞台でした。観れてよかった、あの世界を音楽を、肌で感じられてよかったです。

 

 

*1:「運命であり、必然、です」って小さい子が

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カウコン事変

 2014年12月31日。最後で最初の現場として、ジャニーズカウントダウンコンサートに行ってきました。いつもは茶の間で見ることでしか経験していなかったカウコンに、初めての参戦です。

カウコンであった諸々は、なかなか衝撃的なものでしたが、他の方のブログでも事細かなレポがあがっているので、私からは私から見た景色の話をさせて頂ければと思います。

 

東京ドームには嵐、エイトのコンサートで何度も足を運んでいますが、生まれて初めてのアリーナ席でした。私の座席はバクステすぐの下手寄り。生まれて初めてのカウコンで、生まれて初めてのドームでのアリーナからの景色に、私はずっとドキドキしていました。

近年では色んなグループのコンサートに足を運ぶようになったのですが、そのときに楽しみにしていることがあって。その現場のファンの子達の雰囲気を見る、感じることが好きです。カウコンということは、色んなグループのファンが集っているということで、それはまさに私の好奇心が沸き立つにはまたとない環境でした。見たことのないペンラや、twitterで流れてきた見覚えのあるグッズを身につけている人が多く、どことなくファンの有様も目当てのグループそれぞれに違った色があったように感じて、そんな雰囲気に触れることが私を益々高揚させていました。

自ユニであるA.B.C-Zは若手から二組目の超新人ポジションということで、持ち曲見れればラッキーかなあくらいに思って行ってきました。翌日に舞台の初日を控えていたので、出れるだけ嬉しいのかも、と自分で割りとハードルを低めに設定していたこともあってか、前半のみの出番だったことに私はさほどショックではありませんでした。何の挨拶もなかったのは寂しかったけどね。勝手に補完して勝手に完結できました。

 

出場面子とFNSからなんとなく予想していた通り、途中はスーパーマッチソロコンタイムでしたね!!!まあでも、この中で一番芸暦長いし、数字的にも事務所に貢献度高いだろうし、と元来の長いものには巻かれろ精神で過ごしていました。

私の見渡す景色の中に、結構いたんです、マッチファンの方。「真彦」のうちわを二枚持ちにした人や、ここは幕張メッセだったかな?ってくらい腕をぴんと伸ばして手振り完璧にノリノリな人、マッチさんが通ると手を振る人。スタンド前列に死んだような目で呆然としていた女の子もいましたが、何より驚いたのが、マッチさん、めちゃくちゃ歌がうまかったんですよ…!!

 

ドームって広いし、音響もあまりよくないので、過去のコンサートでも音声トラブルが起きたり、声が聞き辛かったりというのはよくあって、ドームはそういうもの、だと思っていたのですが、マッチさんにはそんなこと、全然関係ありませんでした。私がマッチさんの生声に近い席だったのもあるとは思いますが、響きすぎて歌詞が聞き取れない、なんてことはなく、しっかりはっきりと聞き取れました。

五万人以上の人間に囲われた中、トロッコに乗って歌っていたのはマッチさん一人でした。明らかに期待はずれの顔をした子が客席のあちこちにいる中、それでもマッチさんはマッチとして歌い続けていました。そしてうまい。マッチソロコンタイム中はきっと全部生歌なのでは?顔中に汗をかいて、歌いながらドームを走り抜けていくマッチさんは、間違いなくアイドルでしたし、周りのマッチファンの方達も本当に嬉しそうに楽しそうに、マッチさんのことを見つめて応援していました。

これは、需要と供給の問題なんだな、と。皆それぞれ目当てが違うんだから、目当ての人が出ると嬉しくて、目当てじゃない人が続くと、まあそっけなくなったりもするよね…というのが、今回のカウコンでの私の結論です。

 

錦織さんはいませんでしたが、生きているうちにこの目で!少年隊を見れたことが!本当に本当に嬉しかったです!!!植草さんの歌声全然衰えてないよぉ甘いよぉ(;;)東山さんの美しさ(;;)ああここにニッキさんがいたら…(;;)東京ドームのメインステージで二人が歌う「君だけに」……ちょっと泣きました、めちゃくちゃうまいし、いい曲だし……。

昭和の音楽番組時代を生き抜いてきたマッチさんと少年隊の二組には、音響の悪さとか箱の大きさとか、そんなものは関係ないんだな、とこの目で見せつけられて帰ってきました。本当にねえ、この二組は格段にうまかった。環境に自分を合わせられることが当たり前に染み付いているのかなぁと。言い訳にしちゃいけないんだと思わされました。

最近は、ひとつの素材にたくさんの手が加わる乗算のパフォーマンスが主だと思いますが、素材そのものの価値の高さと、その強さがとってもかっこよかったです。

 

 

まあそれでも後半はほぼほぼ座ってましたが…マッチさんのこと知らないし、眠かったし…。

私が一番許せなかったのは、ジャニーズですらないスーパーTETSUKOタイムです^^^一番立ち位置ドンピだったのがTETSUKO^^^^

28歳祭り跡

誕生日にかこつけてスーパーポエムタイムが行われたので、そのログを記念に…。

 

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私は、塚田くんの仕事に対する向き合い方が好きで、大好きで。塚田くんがアイドルという職業を選んだこと、続けてきたこと、続けていくこと、知りたくて、見ていきたいなって思います。28歳の塚田くんも楽しみだ~~!28歳の塚田くんにも、好きで好きでたまんねえな!って思わせてくださいね塚田くん!大好き!

戸塚くん以外のメンバーは、まあなんか追い追い!来年とか?に?できたらいーね!

朝が来るまで終わる事の無いダンスを

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今でも覚えてる。帝国劇場のあの空気。塚田担ってきっと、数で場を占領するほどの人数はいなくて、でもあの空間には間違いなく、塚田くんの誕生日をお祝いしたくて入っている人がたくさんいて。私もそうだった。塚田くんの誕生日ど真ん中の公演で、27歳初日の塚田くんを見たくて、その公演を選んで入った。

去年の12月10日は普通に仕事の日で、定時上がりでは絶対に公演に間に合わないからって、上司と同僚にかなーり前からお願いして、早く帰して貰った。あの日は導かれたようにねえ、誰も私の足を止めなかったの。お客さん、こなかったの(笑)。あんな日、一年経った今でも他にないよ。あの日の私の売上、ゼロだったんだから、ねえ塚田くん。

 

私はねえ塚田くん、塚田くんがいなくても生きていけるんだ。私が生きてきた二十数年の間で、塚田くんが組み込まれたのってこの二年程だから、私は塚田くんのことを知らないで生きてきた人生の方がまだまだ長くって。でも塚田くんは、塚田くんの人生の中で、ジャニーズじゃなかった人生より、ジャニーズである人生の方が長いんだなって気付いたときに、勝てないなあ、って思ったんだ。

 

ご縁という言葉が好きです。出会いには意味がある、出会ったタイミングにも意味と価値がある。私が所謂自ユニで自担と呼んできた人は今までに二人いたんです。嵐の大野くんと、エイトの村上くん。二人それぞれに、私の人生って結構支えられてて。

大野くんは私のヒーロー。おうちがちょっとごたごたしてたときに、私はずっと嵐をみてて、大野くんが好きだった。仲が良くて、くだらないことに一生懸命で、誰も傷つけない嵐に救われてた。

村上くんは私の人生の先輩。社会人一年目、いよいよ本格的に大人の世界で生きていくことになった私のお手本は村上くんだった。仕事に真摯で真面目で一生懸命。村上くんもヒーローだよ。強くて格好いい仕事の出来る男の人。

全部、私の背景が関わってる。二人の好きな人は、私の人生に必要だった人なんだって思ってる。必要だったときに出会って、好きになったんだ、って。私が求めていた存在。アイドルという理想の虚像、アイドルという無敵のヒーロー。

 

 塚田くんはね、私の人生の区切りのようなときに出会ったんだ。私はそのとき、変わらなくちゃ、って思ってた。前向きに変わりたかった。変わることへの恐怖や卑屈さや躊躇いを、無理やりがなぐり捨てようとしていた時期だった。えびコンに行ったのも、ちょっとだけ、その試み、みたいなところがあってね。そんなときに、塚田くんという、私の人生でとっても新しい人を見つけて、だるま落としのようにスコーン!と落とされて帰ってきたあの日のこと、まだまだ断然覚えてますよ。塚田くんは、今の私の人生に必要な人なんだ、ってぼんやりとした確信があった。

後出しジャンケンのように、落とされてからずるずると好きなところを見つけていった。見つけては竿を引いて釣りあげていって、私はやっぱり塚田くんのことが好きだな!って誰かに向かって話してた。いまだってそう。私は結構、そうやって生きてきてる。塚田くんのことが好きだって、誰かに伝えたい。塚田くんが素敵だから、言いたくなっちゃうんだ。

 

恋をすると女の子は変わる*1、とよく聞くけど、私の中ではそうじゃなくて、恋という理由を踏み台に、変わる勇気を貰ってるんだと思う。

私は「自分に頓着のある自分」というのがどうも恥ずかしくって、所謂オシャレとか自分磨きってやつ。それに励む自分が恥ずかしいからって逃げていた節があるんだけど、そこをね、塚田くんに見つけて貰えたなって思ってる。

塚田くんはオシャレで、人に見られることが何よりの大前提な人だから、人のために自分に頓着を持ってる、って私は勝手に思ってる。自分に拘ることは決して恥ずかしいことじゃなくって、巡り巡って人にいい気持ちを与えることに繋がる、って思うようになったし、そう思い込む勇気を塚田くんに貰ったよ。そんな風に、色んな言い訳を塚田くんに貰ってるんだ。

ふらっと大阪名古屋へ行ったり、同じ舞台に何度も通ったり、字を綺麗に書いたり、こまめにクイックルワイパーをかけたり、はっきり物を話したり、年上の方にはきちんと敬語を使ったり、自分が動くことで停滞しそうな空気を壊してみたり、そういう色んなこと、塚田くんを言い訳にして生活してるんだ、私は。塚田くんは別に私に、そんなこと求めてきたことなんか一度もないんだけどねえ? 私がね、勝手に、貰ってるの。そうした方がいい、ってこと、わかってるけど実行できずにいたことを、塚田くんに後押しされてる気持ちになって、怠けていたことを頑張れるようなひと押しを、塚田くんに貰ってる。

ほらねえ、塚田くんのこと、必要だわ、私。求めてた、塚田くんのこと。もしかしたらその存在は、何かが違ったら塚田くんじゃなかったかもしれないけど、何かが違ってすぽんとハマったのが塚田くんだから、やっぱり私には塚田くんが必要だったんだと思う。

だからいつか、私にとって塚田くんが必要じゃない時期ってきっと来るんだろうなあって。寧ろ、そうあった方がいいんだと思う。オタクのゴールはオタ卒だと思ってるから。とりあえず私にはまだ塚田くんが必要で、必要じゃなくなったときに離れるか、それでもまだうまいこと近くにいれるかわからないけど、どの距離にいたって塚田くんのことはずっと好きだと思う。何せ、塚田くんがとっても素敵な人だからね!

27歳の塚田くんは、今までにないくらいに活躍していて、私が好きになった26歳の塚田くんより、もっと素敵な塚田くんになっていった。人が素敵になっていく様を、同じ時間を過ごしながら、目で肌で空気で感じられるなんて、こんな体験、塚田くんが初めてだよ。塚田くんからは色んな初めてを貰ってる。ありがとうございます。塚田くんを好きにならないと見れなかった景色は、どれもとっても眩しくて、楽しくて、負けてらんないな、とも思わされる。勝てる見込みは全然ないんだけど、塚田くんを見て、負けたくないな、とも思っていたいよ。ほんっとぜんっぜん、笑っちゃうくらい、勝てる気しないけど(笑)。

28歳の塚田くんは、どんな塚田くんなのかな。塚田くんにもわからないし、私もどのくらい知れるかわからないけど、私が願うことは大体これ。「怪我なく病気なく、塚田くんが健やかに過ごせますように。」多少の不幸や災難は、頑張って自分で乗り越えてください(笑)。ただただ、塚田くんが健やかであってくれたら、あとは塚田くん自身がどうにかしてくれるって思ってる。塚田くんは、塚田くんも、私のヒーローだから。ヒーローよ強くあれ!弱いときもあるけど、弱くなるななんて言わないけど、弱さも乗り越えればいつか必ず強くなるもんね? そういうドラマを、私は塚田くんから見せて貰ったことがあるからさっ。

 

塚田僚一くん、28歳のお誕生日おめでとうございます。塚田くんの更なるご活躍を応援しております!塚田くんのいちファンでした!クソポエム!!

 

*1:「恋」を比喩だと思って、好きな言葉に置き換えてくださいネ