えりあし

思ったこと、残しておきたいこと、いろいろ

Joyful,Joyful!!A.B.C-Zに幸あれ!

ABC座2016 応援屋の千秋楽公演、最後のカーテンコールで幕が上がったときに、なんの前置きもなしに河合くんが「コンサートDVDが出ます!」と高らかに宣伝した。「いきなり告知ですか」と戸塚くんはにゃんちゅう顔を浮かべた。突然の発表に客席は頭の上にはてなマークを浮かべるばかりで、コンサート、とはつまり、今年のABC座が始まる3日前にオーラスを迎えたSLTコンサートのこだとわかると、客席の温度は一気に沸点まで湧き上がった。そんな客席を見つめては、ご満悦そうににったりと笑う河合くんの嬉しそうな笑顔が忘れられない。
 
そして先日、SLTコンこと2016年A.B.C-Z Star Line Travel ConcertのBD/DVDのジャケットが発表された。A.B.C-Zお家芸のクソコラデザインは封印され、メンバーの写真がない、なんだかおしゃれなデザインをしていた。アイドルのDVDのパッケージにアイドルの写真が載ってないのかー、と最初は残念に思っていたけど、CDショップの販促ツイートにジャケット画像が使われているのを見たら、いいなあ、と思えた。
 

 
 
オーラスが終わってから3日後にABC座が始まってしまったから、コンサートの反芻らしい反芻が出来ていなかったのだけれど、ジャケットが解禁されて、発売日まで早くももう1ヶ月を切っていることに気付いてようやく、コンサートを振り返る余裕が出てきた。
 
コンサート、すっごく楽しかったなあ。
 
去年同様東京と大阪二箇所のみで、公演数も多くはなかったのだけれど、今年のコンサート、すっごく良かった。 
 
これは今年に限らずなんだけど、A.B.C-Zは年間の仕事の軌跡が非常に美しい。
 
年初めは毎年恒例の帝国劇場でのジャニーズワールド、春に久しぶりのDVD「花言葉」がリリースされ、そこでCDアルバムとコンサートの決定が発表。個人舞台も充実していて、戸塚くんの寝盗られ、自担・塚田くんのボク穴、昨年秋にはもう公演が発表されていた河合くん橋本くんのコイベビ、昨年に続いて橋本くんのソロコンサートもあったし、6月には2枚目のシングルCDと、コンサートに向けたアルバムも発売された。
橋本くんのソロコンサートが、SLT東京公演を挟んだのもよかった。今年のコンサートは、まず橋本くんのソロコンサートから始まった。それからA.B.C-Zでのコンサートが代々木であって、大阪までの期間にもう一度また橋本くんのソロコンがあった。8月に東京、10月に大阪という、次の公演まで約1ヶ月間の空白があって、その間には感謝祭もあったね。ちゃんずーではグアムに行ったり、えびちゃん会したり、UFO踊ったり、勝負に負けて関ジュにレギュラー番組乗っ取られたり。それと並行してえび座の稽古もしてたんだよね。本当にずっと五人で一緒にいたんだろうなあ。大阪公演のときのグループとしての雰囲気が、すんごくすんごく素敵だった。で、大阪でオーラスを迎えた3日後に日生劇場えび座初日。
 
年が明けてしばらくした春先、一旦グループを離れて、メンバーが個々の舞台仕事に取り組んでから、またグループとして集まりコンサートツアーが始まる、という流れは去年に続いて今年もその流れを受け継いでいる。上半期、メンバーが各々外の世界で稼いで来た経験値を、グループ仕事に持ち帰り還元させる下半期。コンサートを終えて更なるグループ仕事としてABC座が始まる流れも定着しつつある。
これっておたくとしてとっても嬉しいことで、各メンバーの舞台仕事は基本的に時期が重ならなようにずらして公演期間が組まれてあるから、自担・他担問わずにメンバーの仕事を追いかけ易い。とはいえ舞台観劇は安くはないから、メンバー全部の現場を、となると金銭的な難しさは出てしまうけど、ドラマは最終話の放送まで3ヶ月は掛かるし、映画は撮り終えてから公開まで期間が開くし、という私のようなめんどくさがりの人には、一日予定を開けてチケットを買って劇場へ足を運ぶ、一日だけ外に出ればリアルタイムの彼らを見ることが出来る、というのは観る側としての舞台仕事の最高の利点ですよね!リアルタイム、っていうのがいい。その時その瞬間の彼らが観れる。
メンバーそれぞれを個別にじっくり堪能した後に、そんな可愛い自担含む自ユニの子たちが5人まとめて見れちゃうなんて、グループ仕事最高では?!上半期にグループから離れてた分距離感がおかしくなってたり、前と違う雰囲気になって成長が垣間見れたりもして、あき、A.B.C-Z、好きーーー!!!
って話はさておくとして、今回はコンサートが楽しかった話をしたい。
 
 
橋本くんは王子様みたいだった。
もうずっと前からそうだけど、今年の橋本くんもやっぱり王子様だった。
ハシを経て、二度目のソロコンサートを迎えた橋本くんは、大人になったな、と節々で感じた。
橋本くんのソロコンサート、ハシツアーズは、コンサートとしても勿論よかったんだけど、何よりMCが最高だった。ついさっき王子様って言ったあとになんなんだけど、今年のMCは、アイドルとファンというより、地元の居酒屋に集合した友達の集いみたいだった。私たち、橋本くんの友達じゃないんですけど?!ってこっちが思わず正したくなるくらい心の扉大オープンで、お兄たちといるときとはまた違った様子で話す橋本くんを見て、もしかしてここ数年、反抗期だった?と尋ねたくなった。本人に訊けるものでもないから答えは一生わからないけど。相変わらず日本語は不得意で、家族に優しくて、お客さんをもてなしたり甘えたり突き放してみたり最後にはぎゅっと抱きしめたりと、人に愛され人を愛する奔放な末っ子だった。それと今年は、何かを諦めたような潔さが色っぽくて、オーストラリアではコーラしか飲めなかった橋本くんが…と絶えず全力ババア力を発揮してた。
コンサート演出をやってみたい、って話す橋本くんはもどかしそうだった。言いたいことをうまく言えなくて歯がゆいんだ、って客席に話す橋本くん。郁人ばっかりずるいよ、って羨んでもいるし、郁人ばっかりが背負わなくていいんだよ、って手を貸したいのに今の自分では上手に手伝えないもどかしさに苦しんでいた。一個殻を破ったように見えたけど、もう次の殻にぶつかっている姿を見て、益々孫みを感じてババることしか出来ずに、おたくはとりあえずりょうちゃんキーホルダーを買いました。頑張れ、橋本くんよ。
 
河合くんは今年も強かった。キクがあまりにも格好良くて美し過ぎて、こんなすごい役を演じ切った河合くんはこれからどうなっちゃうんだってびくびくしてたら、A.B.C-Zの河合くんはブレずに河合くんだった。
ただただ河合くんの顔の綺麗さばかりが際立って、ネタとして笑うに笑えないトレインマンうちわは、コンサート演出への布石だった。14年Legendホールツアーでも河合くんはヒロと一郎ちゃんとオフィスト様とホスを召喚するという、おたくの夢を叶えてくれて、今年は公演前のマナー呼びかけ映像として、宗介とハシとキクとボク穴のツカダ、ちゃんずー関様。今年の春を一緒に過ごしてきた皆がコンサート会場にもいたことが、単純に嬉しくて幸せだった。Legendではまゆ子、今年はトレインマンと、河合くんはグループでの演出で決して自分を格好いい位置には置かなくて、ちょっと下げるんだよね、愛しいよね、そういうところ。
MC前が河合くんのソロで、橋本くんは五人曲からMC入りたいって言ってたけど、私は河合くんを他の四人が迎えに行く、っていう絵面が結構好きなんだよね。今年はつかごちゃんが河合くんのこと産んでた。「早く降りてきなさい、郁人!」「そんな格好じゃ風邪引くわよ!」って、ママだった。五関くんはまだしも、塚田くんが河合くんを率先してからかいにいくのは新鮮な光景で、河合くんの体をタオルで拭きながら「距離詰めてこうぜ」ってちょっと控えめに語る塚田くんはお兄ちゃんみたいだった。
キクをやりきって泣いちゃった河合くんは、コンサートにはいなかった。キクは河合郁人くんで、A.B.C-Zの河合くんは河合くんなんだと思うと、あんな細っこい体してるのに、河合くんの全身から迸る強さとアイドル姿に涙ぐんでしまう。いつもありがとう、河合くん。
 
戸塚くんがソロ曲でギターを置いたときに、びっくりするほどぶわわわって鼻の奥から水分が湧き上がってきて焦った、目と鼻から同時に涙が噴き出してきそうだった。コンサートでの戸塚くんのダンスはトキメキイマジネーションで見たことあるのに、今年のVはその時の比じゃないくらい込み上げてくるものがあった。何だったんだろう、あの衝動は。信じられない熱量と、姿の見えないドラマを感じた。
V、すごくいいですよね。戸塚くんが作詞したずっとLOVEは未だに歌詞を音読して語りたくなるくらい大好きで大好き。新橋演舞場を埋めた男なのに、まだ自分は皆の後ろにいるかのような卑屈さが見え隠れしていて、まるで幼馴染のヒロイン気分で「ばかっ!」って言いたくなる。もどかしいのか照れ臭いのか、音楽はこんなにもまっすぐなのに、バンダナ巻いたり半裸になったり吠えたり、一癖入れたがる戸塚くんのことは相変わらずよくわからないけど、踠き疲れてふっと力が抜けた時の戸塚くんはしぬほど色っぽいと思うし、それが戸塚くんの綺麗さだと私は思っているのだけれども。
戸塚くんが直面した苦労は、恐らく私の人生には縁のない種類の苦労のようで、戸塚くんは私の中で重なる部分が少ない人なんだけれど、そんな戸塚くんが作るものにめちゃくちゃ心を撃たれるから、不思議だなあ。
大阪公演前に髪を切ってからは、ただただ好青年で、顔が恐ろしく綺麗で、いろんなものが暴力的に掻き消された。服を脱いだ方が強い、ってすごいよね。
 
五関くんはずっと格好いいからずるい。今年もツアー以外に橋本くんソロコンの振り付けをして、ソロコンは全公演居たみたいだけど、今年はゴッチェ先生のお姿は残念ながら拝めなかった。ソロコンオーラスのごせ子で全部持っていくからずるい、あんなのペンラ青にしちゃうじゃんどうしたって。めちゃくちゃかっこいい…。
31を迎えた五関くんは、なんだかまたツンツンしてきたように思った。橋本くんが加入してからまるくなってきたように思っていたけど、最近はまた五関“様”な面がたくさん表に出てきて嬉しい。五関くんは一番強くてかっこいいからね。「五関くんかっこいい」って「頭痛が痛い」みたいなことだから。
そんな格好いい人からちょっとずつ尖った牙のようなものが見え隠れしちゃったら、全面的に降伏するしかないよね…。五関くんにはずっとそのままでいて欲しい。大阪城ホールの花道をパリコレのランウェイにできちゃう五関くんのこと、何よりメンバーがめちゃくちゃ興味津々で面白がって絶対格好いいって思ってるんだもん。歳が近い方の3人がこぞって違う方面から五関くんのこと大好きだから、遠巻きの私たちどうすればええんやって感じでおいてけぼりだけど、そんな君たちが愛しいからこれからもそのままでいて欲しい。そして橋本くんはごはんを断られません。最高です。
 
塚田くんとは、今夏もよく喧嘩しました!私はいつになったら自担名義の曲を自担が自担として歌い踊るソロを見ることが出来るんだろうか!!至極単純な願いであるはずなのに、こんなにも実現が難しいなんて!!!
へそのお、知念くんもみったんも薮くんも上田くんも、みんな塚田くんを受け入れてた。あの出来でゴーサイン出したメンバーもすごい。私は大分やられてたんだけど、塚田くんというか、塚田くんを取り巻く周りの人たちが、塚田くんのためにいろいろ動いたり、それが塚ちゃんだよね、って尊重してくれたり、なんかもう異世界だった。私は穢れている…と大分凹んだ。
私はただ、自担名義の曲を自担に歌って踊って貰いたくて、それと、あんなに不安そうな顔なんかして欲しくなかった。バク転だってそう。求めてしまうのよ、自担だもの。
大阪公演ではガキヒロが加わって一層荘厳な曲になっていて笑った。最初からやってくれよ。客席みんなに歌って貰うことで完成される自担のソロ曲、ってなんだそれは、と塚田くんのおたくなのでうちわの柄を握り締めるんですけど、自分の作った音楽を1万人以上の人に目の前で歌って貰えるって、そんな景色ってこれからもないだろうから、塚田くんにしか見えない景色を見れたのかもしれない、と想像すると、よかったなあ、としんみりできた。
トランポリン、成功できて良かった。塚田くんが何かを成し遂げることを、いつの間にか私は当たり前のように思ってしまっていて、塚田くんならまあ出来るよね、くらいに思っていたから連日の失敗は冷や汗かいたし、最後の最後でがっつりキメてくれた塚田くんの格好良さにびえええんって鼻水こぼれそうだった。優しくて乱暴で甘くて冷たい塚田くんは見ていて本当に飽きないからすごい。一瞬で矛盾が生まれる。落ち着く気配がない。
世界一の塚田くんが世界一格好よかった。代々木初日でジャケットに腕を通さずに肩に掛けるだけで歌っていた塚田くんはどう考えても王子様だった。汗まみれの顔で目の前の客席を見渡して、リフターの上でぐるりと回って反対側の客席も見て、手すりから体半分くらい出して真下の客席に手を振る塚田くん、綺麗で格好良くて美しすぎた。
へそのおでの言葉に表しづらい塚田くんのおたくならではのもやもやは、結局最終的にそれ以外の曲たちの格好良さを目の当たりにしてなにも言えなくなる。公演に入る度に喧嘩したけど、乱暴なキスで唇を塞がれて解決させられてしまった。抗えない。私はまだ自担名義の自担が歌って踊るソロ曲の夢を諦めていないので、この夢がいつか叶いますようにと毎年祈るね。これで来年リカ持ってきたら来たで塚田くんのハートの強さに打ち砕かれて多分また好きになると思う。塚田くんが塚田くんでいるときの無敵感を私は愛しているので、これからもおたくの意見を話半分にあんまり聞いていない塚田くんのままお仕事頑張ってね。怪我はいつかするかもしれないけど、しないように祈っています。私も神社行きます。
 
9月にえび座の稽古でずっと一緒にいたからか、10月の大阪公演のMCがすんごく良かったんだよね。パフォーマンスはいっつもいいんだけど、メンバー全員が自らあんなに各々口を開いて喋ったのって今までになかったんじゃないかな。個人的には橋本くんがソロコンの雰囲気を城ホに持ってきたことが大きい。
橋本くん、動画サイト見てこれはモテそうと思ってリコーダー買ってリコーダー練習してるんだって。五関くんの部屋でそれやって、五関くんはずっとその様子を撮影してたんだって。塚田くんは自分が出るテレビのOAを一緒に見ようと五関くんを誘ったのに断られてるのに。橋本くんが裏から持ってきた普通のリコーダーをひたすらに褒めるおにいたちがめちゃくちゃバカっぽくて最高だった。リコーダー褒めるってなんだよ。大阪城ホールで練習したてのリコーダー演奏を披露する橋本くん、を慈愛に満ちた表情で見守るおにい、たちを見守る我々客席のおたくたち。バカでは?!この上なく、バカな光景なのでは?!?!
幸せすぎて笑い死ぬかと思った。あの時間、あの空間には愛しかなかった。世界がA.B.C-Zに優しくありますようにとはちゃめちゃに願った。
 
 
なんて思い出たちが、映像として残って、更にはこんな早くリリースされちゃうなんて、幸せでしかない!楽しみだなー!楽しかったなー!どんなところが映像に残ってるのかなー!塚田くん以外のひとたちをちゃんと見れるのも楽しみ!発売されるのたのしみー!これからのA.B.C-Zに、幸あれ!