You're so fantastic!!!
2017年3月26日。今年もSASUKEの季節がやってきました。季節、といっても今年の収録日は2月11,12日と、例年より随分と早い開催になりました。
「SASUKE」に樽美酒&喜矢武、塚田僚一、岩本照、撃鉄・天野、バニビ・レナ https://t.co/Xh67cDvWIs pic.twitter.com/qpkFkvvZfo
— 音楽ナタリー (@natalie_mu) 2017年2月11日
20周年を迎える「SASUKE 2017」に、リベンジに燃えるA.B.C-Z 塚田僚一と、ジャニーズからの新たな挑戦者・ジャニーズJr. Snow Manの岩本照が参戦! 以前から「SASUKE」に出たいと言っていた照くん。「今の自分がどれくらい動けるのか試したい」と気合十分。
— TVfan テレビファン (@tvfan_tw) 2017年2月11日
SASUKE②会見では岩本くんが体脂肪率4.3%で「今、人生で一番ムダな肉がない」と言うと「よろしければ筋肉を見ていただけないでしょうか?」と塚ちゃんがMCのタカアンドトシさんに提案。岩本くんが腹筋披露するも、あまりの脂肪のなさにタカトシさんは「風邪引くよ!?」と驚いていました。
— TVfan テレビファン (@tvfan_tw) 2017年2月11日
SASUKE③「コンディションばっちりです!」と1stステージ突破を掲げる塚田くんですが、後輩の参加はかなりのプレッシャーなようで「照、あんまり頑張らないで。分かってるよね?」と変な圧力を(笑)。トシさんやゴールデンボンバーのお二人に「器ちっちぇえな!」等とツッコまれていました。
— TVfan テレビファン (@tvfan_tw) 2017年2月11日
2015年に塚田くんがSASUKEに初出場を果たしてから、早くも今年で3回目の挑戦。ジャニーズから初のSASUKE出場と謳われた2015年は、塚田くんはアウトデラックスに初出演を果たしたばかり。翌年はそのリベンジ――でしたが、まさかの初主演舞台の千秋楽日とSASUKE収録日が重なるという、タイミング的に厳しい中での出場でした。
幸い今年は主演舞台とハシゴすることはなく、順番も後半で他の選手から勉強する時間を十分に用意して貰い、前回のような悪天候でもなく、昨年に比べると随分と優しい環境になりました。今年は新たに直属の後輩であるSnow Manの岩本照くんも参戦することになり、過去2回とはまた違ったプレッシャーが塚田くんに圧し掛かっていたかと思われます。塚田くんも「今回で1stステージをクリア出来なかったら区切りをつける」と自身に発破をかけ、並々ならぬ気合で臨んだ今年のSASUKE。
結果は、目標であった1stステージクリア。ジャニーズ初SASUKE出場を決めた塚田くんは、ジャニーズ初1stステージクリアの記録も見事成し遂げました。
今年の2月は5周年デビュー日と『Reboot!!!』リリースがあったため、リハーサルや音楽番組の収録など、忙しくないわけない環境の中でのトレーニング、後輩の岩本くんも連れてSASUKEの合宿に参加して。思い返せば、去年に限らず初出場の2015年のときのSASUKEもアリサマコン代々木公演1週間前の収録で、コンサート前に怪我でもしたらどうするの~~><とか言ってました。仕事との兼ね合いや、自分のコンディションや、当日の天候状況など、万全の環境でSASUKEに臨めている人なんてきっと殆どいなくって、それでも、決して自分の口からは言い訳をしない塚田くんのことを心から尊敬しています。*1
今年の塚田くんの挑戦は、緑山の魔物に足を引っ張られるようなひやっとする場面が何度もあって、それでも塚田くんは前へ前へと進んでいきました。他の出演者の方たちを見ていて、そんなところで落ちるの?!って信じられないような場面が何度もあって、最後の最後までどうなるかわからなくって、ゴールの足場に体を乗せて、言葉に表せない咆哮をあげながらクリアボタンを押し叩いた瞬間、ようやく安堵の息を吐くことが出来ました。
一度はその場に腰を降ろし、けれどまたすぐに立ち上がって、出演者や観覧客のいる後方を振り返ってまず塚田くんが発した言葉は、「ありがとう」でした。「ありがとう、ありがとう!」それから、「余裕、余裕!」って。
個人的に一番アツかったところ。ありがとう、からの、余裕。全然余裕ある表情じゃないのに、SLTトランポリンのときだってこんな顔もこんな声も出さなかったのに。 pic.twitter.com/GhQqgMy4rZ
— あき (@planetofU) 2017年3月27日
塚田くんっていつも自然な微笑みを浮かべながら楽しそうにリラックスしていてるか、集中しているときは表情がなくなって無の顔つきになるかのどちらかなのに、顔の筋肉がぐっと強張って、都会の余裕というより野生の強さ、楽しさより猛々しさが勝っているこんな表情、殆ど見たことないです。声も、いつものお腹から発せられる伸びやかな声とは質が違って、緑山の広い屋外で「余裕!」と吠える塚田くんはさながら野生動物のようでした。
ひーくんと抱擁を交わす塚田くん。塚田くんはひーくんより頭一つ分以上小さいけど、自分の結果より後輩の想いをまず口にして、力任せに抱き込んで、すんごいでっかかった。なんてかっこいい人なんだろうって、全然知らない人をいま初めて好きになったような気持ちにさせられた。
— あき (@planetofU) 2017年3月27日
塚田くん、こんなときでも泣かないんだなあ。自分の感傷に浸り切る前に、ありがとう、って叫んで、余裕、って吠えて。ひーくんめっちゃ泣いてるのに、塚田くんは「照と一緒でよかった」って。お世話になった人の元に駆けて行って。普段では聞くことのない、雷雲みたいな声で讃え合う。
— あき (@planetofU) 2017年3月27日
余裕とか加減とか一切なさそうな強い力で岩本くんを抱き込む塚田くんは、岩本くんよりずっとずっと大きく見えました。自分の努力やプレッシャー、成功の喜びを口にするより先に「照と一緒でよかった」って、真っ先にそんな言葉が口から吐いて出る塚田くんのことを、素敵に思わない人なんているんでしょうか。
極限まで追い込まれた環境下でも、塚田くんの視界は塞がれていませんでした。初めて大舞台に参加する後輩と、他の挑戦者の皆さんと、もしかしたら、いやきっと、OAを見ているであろうテレビの向こうの人たちのことも、塚田くんは忘れていなかったのではないでしょうか。いつもの塚田くんじゃないのに、紛れもなくいつもの塚田くんが、そこにいました。
3回目のSASUKE出場、今回は新たに後輩も参戦することになって、年々物珍しさ以上の評価で番組の注目株に上り、これで1stクリア出来なかったら区切りをつける、って塚田くん自ら口にしていた中での1stステージクリアは、トシさんのこのコメントに尽きるなあ… pic.twitter.com/ioyddgIhSi
— あき (@planetofU) 2017年3月27日
今年の塚田くんに求められていたのは、塚田くん自身も掲げていた、絶対、最低限、なにがなんでも、1stステージクリア。塚田くん本人の目標と重なってはいますが、塚田くんは一人だけど、塚田くんを取り囲う期待の量や重さは、一人や二人、百人や千人どころじゃないです。それを背負って出場するだけでも、重くて苦しくって逃げ出したくなりそうなのに、塚田くんは逃げなかったし、自分の手で、体で、努力で、勝利を掴み取りました。
今でこそ塚田くんのソロ曲といえば「塚☆リカ」が定番となりつつありますが、過去の塚田くんのソロパフォーマンスを振り返ってみると、初演ABC座星劇場ではスーツでアクロバット。SUMMERYではスローアクロ、マンションやチェーンフライングを使ったアクション。初めてのツアーtwinkleコンでは、今ではコンサートの目玉とも謳われるようになった、花道を使った連続バク転とロープパフォーマンス。危険と隣り合わせの体を張ったアクションに積極的に取り組んでいました。リカはとても楽しいものだけれど、見る人の受け取りやすさを除いていったら、塚田くんが表現したい形は、得意の身体能力をふんだんに使ったアクション、なんだと思います。
「アクションモノに出たい」「出ないとバチあたりなんじゃと思うくらい」「この体を授かったんだから」―――ボク穴パンフレットの塚田くんのテキストが今年も蘇ります。
アウデラでバラエティの道を拓いた塚田くんですが、SASUKE以降体を使った番組にも呼ばれていて、でも、どの番組でもあんまりいい結果は残せていないんです。結果以上のものを届けてくれていることは間違いないのですが、でも、塚田くんの闘おうとしている世界は、絶対結果主義の世界。正解のないバラエティやお芝居と違って、スポーツは明確に勝敗という結果が伴います。
バラエティで人気者と呼ばれても、夢のようなカンパニーと演技仕事に取り組めても、塚田くんは自分の身体を使うことで、勝利という明確な結果を残すことを諦めませんでした。ずっとずっと塚田くんが欲しがっていたものを、今年、遂にやっと、手に入れられた。そしてその姿を、テレビを通してたくさんの人たちに見せてくれました。よかったです、本当によかった。塚田くんが欲しかったものって、いくらおたくが頑張っても絶対にあげられるものじゃなかったから。他の誰よりも塚田くん自身が望んでいたものを、塚田くんは自分の力で掴み取った。祈ることしか出来なかった、おたくとしてなんにも頑張れることはなかった。けど、だからこそ、100%塚田くんの力なんだと確信出来て、感動が二重にも三重にも膨れ上がって、テレビの前でOAを見て、訳がわからないくらい泣きました。
「好き」の気持ちはもって3年、なんて話がありますが、塚田くんという人を好きになって私はこの春で4年になります。もつもなにも、この4年の間に塚田くんへの想いは何度も新しい「好き」で上書きされていって、何度も何度も最新の塚田くんを新しく好きになっていきました。私、飽き性なんだけどなあ。奇跡みたいな強い感動を、塚田くんは何回でも新しく積み重ねてくれるんです。
SASUKE1stステージ突破、おめでとうございます。またひとつ大きな壁を乗り越えた塚田くんの次のお仕事、初座長舞台『サクラパパオー』がすごく楽しみです!いつだって新しい塚田くんが一番かっこいい。そんな風に思える人、私は塚田くん以外に知りません。塚田くんの日々と人生が、いつまでも怪我なく病気なく過ごせますように!