いち塚田担から見た「ラスト・ホールド!」主人公・岡島健太郎くんの話あれそれ
新宿ピカデリーにて。
2018年5月12日(土)A.B.C-Z 塚田僚一くん初主演映画「ラスト・ホールド!」が公開されました。最初で最後の初主演、おめでとう塚田くん〜〜〜!!!✨ᕦ(゚▽゚)ᕤ✨
公式発表されてから11か月、約1年経っての公開ということで、ついにこの日を迎えられたことが嬉しい反面、まだどこか夢の中にいるような不思議な気持ちでもあります。
「ラスト・ホールド!」の話が真壁幸紀監督の元にやってきたのが2016年秋。2016年といえば塚田くんの初主演舞台『ボクの穴、彼の穴。』が上演された年で、秋といえばA.B.C-Zは毎年恒例の日生劇場で『ABC座2016 株式会社応援屋!!~OH&YEAH!!~』を上演している時期です。その時点で決まっていたのが「ボルダリングを題材とした」「塚田くん主演」「共演はSnowMan」「脚本は川浪ナミヲさん・高見健次さん」「タイトルは『ラスト・ホールド!』」。監督が話を受ける決め手となったのは、昨今珍しい映画オリジナル作品であること、そして関西ジャニーズJr.が長年上映し続けてきた松竹×ジャニーズシリーズの延長であることだそうです。
撮影時期は2017年6月、塚田くん初単独主演舞台を務めた『サクラパパオー』大千秋楽公演から2週間ほどしか経っていない時期に始まり、予定していた10日間から1日巻いて、撮影期間はなんと9日間というかなりのタイトスケジュール。撮影期間前の3日間で真壁監督による芝居稽古期間が設けられ、クランクインまでの3ヶ月間、塚田くんは舞台稽古と本番、アルバム制作や収録、レギュラー番組の撮影等の時間の合間を見つけてはボルダリングの練習に励んでいました。
塚田さんってすごく明るくて、みんなから愛されてるというキャラクター。映画の中でもそれを崩したくないとは思っていたのですが、それだけだと面白くないので、「実は葛藤がある」という形で表したかったんです。テレビのイメージをうまく取り入れつつ、ギャップを見せたいと思いました。
参照記事:塚田僚一には、周囲が"会いたくなる"魅力? 監督&Pが見た塚田&Snow Manの姿 (1) 『ラスト・ホールド!』現場で士気を上げる主役に | マイナビニュース
映画オリジナル作品ということで脚本は基本当て書き。塚田くん初主演舞台『ボクの穴、彼の穴。』以降塚田くんは“他人が書いた塚田くん”役を演じる機会が多く、初外部舞台出演、初主演舞台、初単独主演舞台、そして今回の初主演映画と、最初で最後の自担の初めてに立ち会った思い出を、映画の感想整理を通して書いていこうと思います。
―――――以下、本編のネタバレを含みますのでご注意ください。―――――
「ラスト・ホールド!」の物語は塚田くん演じる岡島健太郎くんが大学4年生になる春から始まります。幼少の頃からボルダリングに打ち込み、大学2年時にインカレ2位まで成績を上げた岡島くんですが、怪我のため1年間治療に専念することになり、映画冒頭、医者の承諾を得ていざボルダリングを再開しようと練習場に顔を出したら、自分以外の部員はゼロ。ほぼ廃部状態のボルダリング部は練習場をも差し押さえられてしまい、練習すら満足に出来ない環境に置かれてしまいます。まずは部の存続のために岡島くんは勧誘活動を始め、実際の事務所の後輩でもあるSnow Manが演じる6人の新入部員を獲得していきます。
岡島くんと塚田くん
A.B.C-ZとSnow Man、先輩と後輩、実際の事務所歴としても映画としても、岡島と部員たちの関係は基本的に1:6の構図に分かれています。
入部後初めての公式試合を迎えようとしている6人に岡島が「ボルダリングの醍醐味は自分との戦い、個人戦にある」と説いていたように、本編前半の岡島は初心者&ブランクのある6人とは別に、一人個人練習に黙々と取り組んでいる姿が繰り返し描かれています。
秋の団体戦を終えた後、他の部員は来春の個人戦に向けてまた特訓を始めることでしょうが、そこに岡島の姿はありません。大学4年生である岡島は次の春を迎えた頃、大学を卒業して社会人になります。*1
物語のスタート時点で岡島が大学4年生である以上、それは抗いようのない展開で、私はその事実が無茶苦茶寂しいです。
怪我から復帰した岡島を迎えてくれる部員は誰もいなかったこと。長年自分自身と戦い続けてきた岡島が仲間の存在、仲間の大切さに気付けたと思ったら、その仲間とは道を違わなければいけない、いや、岡島は実質引退している身なので、仲間たちとはすでに道を違っているということ。岡島は在学中にインカレ1位の夢を達成出来なかったけれど、他の部員はその夢を達成できる可能性が十分にあること。青春を共に過ごせる仲間に出会うこと*2も、インカレ優勝の夢も、どちらも岡島は在学中に叶わなかったことが、とにかく悔しくて寂しいんですよね。
就職活動という、大学生なら通らざるを得ない人生の分岐点に立っていることもそうですが、この1:6の構図もプロデューサーの語る「岡島と塚田くんのギャップ」の全体像になっているのではないかと思います。
ただそれはあくまで一連の過程を見て来たこちらの感情にしか過ぎなくて、岡島自身は孤独であることに寂しさを感じるどころか、自分が孤独であるという状況すら認識していません。
部員の話でいえば、部の存続には部員が7人必要という条件さえなければ、岡島はたった1人でもボルダリング部の活動を続けていたことでしょう。岡島の視界はボルダリングで埋め尽くされており、ボルダリング以外の存在が視界に入る余地がありません。もっと強くなりたい、もっともっと登れるようになりたいという岡島のボルダリングに対する熱い探究心を前にすると、河口のルール違反の罪すらも岡島の記憶には残りませんでした。 *3
自分の決めたものに一直線、ネガティブなものに思考を割かない、過ぎてしまった過去に悲観をしない岡島の姿に私は塚田くんを強く感じるので、葛藤はあるけどあくまで薄味に、基本はポジティブで前向きなキャラクターとして岡島が描かれていることが、塚田くんを大事にしてくれてるんだなあと思えてとても嬉しいです。
岡島と河口の表裏関係
主演は塚田くん演じる岡島ですが、岩本くん演じる河口の過去のトラウマからくる葛藤と脱却は、この物語の大きな核を担っています。
河口と岡島に共通するのは、ボルダリングとの別れ。
河口がボルダリングと離れることになった理由は、中学生時に大会でルール違反を犯してしまったこと、過去の出来事として描かれているのに対し、岡島は就職活動という現在の現実。また、過去の自分の過ちを責める周りの声を気にしてしまう河口、1年越しの復帰戦で敗戦するも自分で決めたことだからと引退を決める岡島――過去と現在、周りと自分といったように、二人は対極の位置にそれぞれが視点を持っています。
部室の壁に取り付けられた部員の名前が記された色違いのホールド、河口は紫で岡島は黄色と補色になっているんですよね。色相環の一番遠くにある2色が2人に充てがわれたことは河口と岡島の表裏関係そのものを表しているようにも見えます。
岡島のまっすぐすぎるボルダリングへの執心は、自身の過ちへの罪悪感からくる周りからの批難に苛まれていた河口の心に一筋の光を与えたように岡島もまた、自分自身と戦っているつもりがいつの間にか過去の自分に勝つことが目的になっていたことを、河口へ向けた言葉が自分自身に返ってきたことで岡島は自分の間違いに気付かされます。
河口と岡島の合わせ鏡のような関係性の面白いところは、「自分の行動が相手のためになった」という事実が相手に伝わっていないところです。表と裏、近いようで遠い関係の二人がその事実を交わし合うことは今後もないと思います。河口は岡島が就活のために髪の毛を黒く染めたことにも興味を示さなかったですしね。河口という対の存在があっても一人で突き進んでいく岡島にも塚田くんの色を強く感じて、非常にいい距離感だと思います。
陽の岡島、陰の河口
河口は河口を通じて岡島や大島コーチ、他の部員たちと繋がりが広がっていきますが、先に挙げたように岡島は1で動くキャラクターなため、岡島の深みを得るためには河口からの反射光が必要です。
長年続けてきたボルダリングで怪我をして、治療に1年掛かることもそうだし、治療を終える頃には就活が始まっているし、復帰しても出場出来る公式戦は春の個人戦の一回きり。怪我した時点で退部を決意してもおかしくない状況にある中、実際に描かれていないので過程の葛藤はあったのかもしれませんが、結果として岡島は1年を掛けて1回の春のためにボルダリング部へと返ってきます。更に、怪我だけならまだしも今度は自分以外の部員がおらず、ボルダリング部は廃部寸前。けれど岡島はたった一人で宣伝動画を撮影し、勧誘に励み、部の存続のために必要な6人の新入部員を集めることに成功しました。岡島、全然挫折しません。怪我したから治す、部員が必要なら勧誘して増やす、勝っても負けても個人戦を最後に引退して就活を始める、などなど、岡島、めちゃくちゃ代謝が良い。
岡島の精神性は常人のそれではないので、主人公であるにも関わらず岡島に共感するのってすごく難しいんですよね。心が折れてもおかしくない環境に置かれても岡島がボルダリングを諦めかったのは、そもそも諦めるという選択肢すら持ち合わせていなさそうなのって、やっぱり岡島を演じているのは塚田くんだから。橋本くんが「塚ちゃんはA.B.C-Zの太陽」と例えるように、塚田くんというポジティブでアクティブでとにかく明るいキャラクター性を前に、役を通したと言えど塚田くんという人が何かを諦めたり挫折している姿に説得力を持たせる方が難しく、けれど物語を大衆的に面白くするにあたって展開の勾配は必須事項だから、岡島の影は岡島に当てるのではなく、河口を掘ることで作品の深みを作ったのではないでしょうか。岡島が太陽なら河口は月。岡島と河口、二人のキャラクターが揃うことで陰陽のバランスが取られているんだと思います。
岡島健太郎の人生の一部としての「ラスト・ホールド!」
塚田くんは自身のブログ*4で映画「ラスト・ホールド!」における岡島について「僕の人生で大きなターニングポイントになった」「僕の人生の中で一番見てもらいたくない場面」と語っています。岡島健太郎の人生において、大学4年生前後の時期はいつもの自分ではなく「弱い部分」が表に出ていた時期だったのです。
最初は部の存続のために集めたメンバーですが、みんな辞めずに練習を頑張ってくれるとってもいい子たちで、春に引退した岡島も頻繁に顔を出したり、初心者ばかりで不安も多いであろう部員に目指す先を指示したり、部員が他大と揉めて怪我をしたと聞いて就活スーツのまま病院に駆け付けたりと、非常に面倒見のいい先輩ぶりを発揮していますが、個人戦までは単独行動が多かったこともあり、笑顔もあまり見られません。塚田くんは振付師に何もしてないのに「ニヤニヤするな」と怒られてしまうほど、いつでも笑顔で楽しそうに周りを明るく照らしてくれるキャラクターですが、作中の岡島はずっと抑え目に描かれており、そんな岡島の感情が解放されるのはなんといっても最終面接のシーンです。
面接の最初は「私は幼少の頃から
— あき@現場メモ (@_akintbre) 2018年5月21日
…」って事前に用意してきた定型文で話していたのが、面接官の一歩踏み込んだ質問になったときに「僕は楽しむことを忘れていたんです」と過去の自分の葛藤に名前を見つけられて、最後に「俺、やっぱり行きます!」で今の自分に時間と思考が重なる
面接前にはまだ答えを見つけられてなくて、でも頭の中に思い浮かぶのは後輩たちからの応援、ああだこうだとみんなで言い合った練習の日々、過去の映像だけが頭の中で再生されていって、そこに言葉はまだ追いついてなかった 面接官との問答を経てようやく掴んだ岡島の答え、大学生岡島のラストホールド
— あき@現場メモ (@_akintbre) 2018年5月21日
岡島くん、春の個人戦待機中のときは後輩たちの声援が全く耳に届いてなくてすごく気の抜けた「はい」だったけど、面接待機中のときは電話越しの声援や春に個人戦でかけられていた声援、なんてことない練習中の談笑が岡島くんの中に一気に流れ込んできてからの意識のある「はい」の違いは毎回ぐっとくる
— あき (@planetofU) 2018年5月21日
岡島の成長は「仲間の大切さに気付く」だし「仲間の存在に気付く」とも言い換えられる 自分は誰かと関わって影響を及ぼし合って生きてきたことにようやく気付けたことで、岡島の見える世界の幅はぐっと広がった ボルダリングに取り組むだけじゃ見つけられなかった景色に辿り着いた
— あき@現場メモ (@_akintbre) 2018年5月21日
塚田くんはこの面接シーンについて度々話題に挙げていて、舞台挨拶で監督も「表情を引っ張り出すために何回も撮った」と話されていました。
「仲間」や「絆」というテーマはあらゆる媒体で何度も語り続けられている王道のテーマですが、個人的には岡島が仲間の存在に気が付くのが、ボルダリングの試合中でも練習中でもなく、ボルダリングからも部員からも縁遠い場所、自己と向き合う作業を強いられる就職活動期間、それもこれに落ちたら就職浪人かもしれない崖っぷちの最終面接会場というのが、この映画のすごーーーく好きなところです。
大学生として最後の個人戦を終えて、今までは自分のためにしていた練習を引退してからは部員たちのためにサポートとして協力・牽引し、団体戦優勝という目標に向かってみんなで邁進している映像が走馬灯のように頭の中に再生されて、個人戦で掴み損ねたホールド、その後のジムではしっかりと掴み取れたホールド、あちこちに散らばった点がひとつの線として結ばれて、岡島の視界が、世界が、大きく広がるあのシーンが私は大好きです。大事なことって、渦中にいるときには気付かないもので、過ぎ去って振り返ったときにようやく気付くんですよね。
現役中にインカレ1位の夢は叶わなかったけど、大学生活最後の個人戦は過去の自分に囚われて目の前のホールドに向き合えなかったけど、気付いたものはある。夢が破れたから気付けたんじゃなくて、夢が叶ったって叶わなくたって、気付きはあるし世界は広がる。全部がうまくいくハッピーエンドじゃなくたっていい、何かを手に入れるために何かを犠牲にする必要だってない。生きていれば、人と関わっていれば、そこに意志があれば、自然と人は変わっていく、進化していける。
A.B.C-ZもSnow Manも、すべてがうまくいっていまに至る子たちじゃないから、そんな2つのグループに嘘を吐かせない展開が優しくて嬉しい。
面接のシーン以降、本編の流れだと団体戦ですね。岡島が今までに見たことのないくらいすごく楽しそうな顔でボルダリングに取り組むんです。心からワクワクした表情で壁を見上げる岡島の笑顔は、普段からいつも目にしている塚田くんの笑顔とおんなじなんです。岡島の感情が解放されたと同時に、塚田くんって本当にいつも楽しそうにしてるんだな、って当たり前のように塚田くんが放っている優しい柔らかな雰囲気の特別さに、岡島を通して改めて気付かされます。
ずっと拘っていた片手のジャンプではなく、絶対掴みにいける両手でのジャンプを成功させ、最後のホールドをそっと両手で包み、楽しくって仕方ない表情で破顔する岡島の顔を見てしまうと、岡島と塚田くんの境界がわからなくなって、ひどく満ち足りた表情でスクリーンに映っている自担の姿に、塚田くん初主演映画だという事実を改めて噛み締めさせられて、いつも心の中をぐしゃぐじゃに濡らされます。
そんな映画の主演に自担がいるなんて、こんな幸せなことって生きてて早々ないことなので、塚田くんと塚田くんを取り巻く環境には毎度のことながら感謝しかないです。
映画の最後にエンドロールとともに流れる、A.B.C-Zの「Future Light」。まさか塚田くんがA.B.C-Zに初めて映画主題歌を持ってくる日が来るなんて夢にも思ってませんでした。
塚田くんは「映画中はSnowManに、最後はA.B.C-Zに背中を押して貰っているみたいで頼もしい」と話していて、そんな、そんなこと言ってくれるんですか?!?!って動揺がすごい。2回目の1万字で「自分が突き進んだ先にA.B.C-Zがあればいい」と話していた言葉通り、塚田くんはぐんぐん前へと突き進んで、いろんな初めてを見せてくれます。全部全部、塚田くんのおかげです。塚田くんのファンになれてよかった、って何年経っても思い続けてるよ。
長々とお付き合い頂きありがとうございました。塚田くんの初主演映画が「ラスト・ホールド!」で本当によかった。ファンは幸せ者です。いつもありがとうございます。次はコンサートで、A.B.C-Zの塚田くんに会えるのを楽しみにしています。
<追記>
5月28日、ティーチイン付舞台挨拶に参加してきました。
記事にも書きましたが、真壁監督の「何回見ても楽しめるように“ツッコミどころ”を作っている」というキーワードについて悶々と考え始めまして、面接のシーンと合わせてもう1シーン、クローズアップして追記させて頂きます。
岡島健太郎というヒーロー
塚田くんの魅力って長所と短所が同時にぶん投げられてくるところだと私は思っていて、監督の言う「ツッコミどころ」って塚田くんがデフォルトで備え持つステータスの一つなんですよね。「塚ちゃん天使!」と褒め讃えた次の瞬間「塚田くんひっでーww」と容易く手のひらを返せるアクションとそのアップダウンは塚田くん最大の魅力だし、塚田くんを塚田くんたらしめる塚田くんの大事なオリジナリティ要素です。
パンフレットで真壁監督がお話されていた、就活で髪を黒く染めた岡島が団体戦会場に着くときには金髪に戻っている演出ですが、監督はそれを「ヒーロー」と表現しています。
こんなこと現実には起こりえないので、ラスド・ホールド!いちツッコミどころ溢れるシーンで、加えて走った衝撃で襟足からちょっと金髪が見えていて、塚ちゃん金髪見えちゃってるwwwwと草も生やせる。監督ほどくまなく演出をしかけている方が金髪が映り込んでいるのを見落として使ったとは思えないので、この偶然の産物もツッコミどころとして残してくれたのかなあと勝手に思っています。
でも、このシーンがあることによって、塚田くんのトレンドマークである金髪頭がとてもよく生かされているんですよね。岡島が髪を黒く染めてボルダリングウェアからリクルートスーツに着替えることは、ヒーローがヒーロースーツを脱いでただの一般人にしてしまう侘しさを描いていて、スーツ姿でボルダリングに向かう姿はスーツに頼らずとも敵に立ち向かう素の強さの象徴。そして雨の中駆けて行くシーンですが、ここってすごく王道な見せ方をしていて、岡島=主人公=ヒーローという図式からの、ヒーローは遅れて到着するの体現、びしょ濡れになりながら仲間の元へ到着したときには黒髪から金髪に変わっていて、この一連の件は正に岡島健太郎というヒーローの変身シーンでもあるんですよね。ここ一番で男の子心をくすぐる絶妙な盛り上げだと思います。
個人的に私は塚田くんのことをヒーローだと思っているので、映画館のスクリーンで塚田くんがヒーローとして存在している姿にめちゃくちゃ感動します。何から何までありがとうございます、真壁監督!!!!
このシーンについてはずっと書きたかったけどあと一押しが足りなくて書けなくて、ティーチインに入らないと書けなかったところので、書く機会を設けて頂けて感謝感謝です。まだまだ盛り上がって欲しいなあ、ラスト・ホールド!